グラフふくおか2025秋号
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「新商品の種」咲かせるうおきゅ久留米市の老舗精肉店「魚う久精肉総本店」。4代目の中なから村む拓たくや也さんは、「アトツギ・ジャンプ(モノづくり)」で、手作りのウインナーを使った新商品を開発し、CFで好評を得ました。来年の創業100周年に向け、「『新商品の種』はまだまだたくさんありますよ」と笑顔を見せます。大学卒業後、段ボール製造会社に就職し、家業からは距離を置いていた中村さん。勤め先で総務部門を担当し、会社経営に関する業務に携わるうち、当時約90年続いていた家業への想いが膨らんでいったそうです。「父親の代で終わらせていいのだろうか」――。一念発起し、会社勤めを続けながら夜間は専門学校に通って調理師資格を取得。2017(平成29)年に実家の精肉店を継ぐと、「目玉になる商品が必要」と設備を導入し、肉本来のうまみがジュワッと染み出すウインナーを挟んだホットドッグ「UウオOキュQーDドOッG」を商品化しました。県の事業を活用して、この味を家庭で手軽に楽しめるようウインナーやソースなどのホットドッグの具材を真空パックにした商品を開発。購入者は好きなパンに挟んだり、パスタに入れたりと自分好みにアレンジできることから、「UOQDOG IROIROはCFで、目標金額の6倍に近い購入希望があり、今秋にも一般販売を始める予定。また、今後はハムなどを挟グロイロろいろ      んだ新商品販売も計画しています。「(県事業で)熱量の高い後継者と知り合えました。アトツギ仲間と一緒に地域を盛り上げていきたい」と、中村さんのまなざしは未来を見据えています。こだわりが詰まった自家製ウインナー「UOQDOG IROIRO」魚久精肉総本店久留米市中央町31-1 0942-32-3788IイROIRO」と名付けました。楽 しみ方い久 留 米 市魚 久 精 肉 総 本 店

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