グラフふくおか2025秋号
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花壇の手入れをする貞光さん 「来てくれた人が笑顔になるように花をたくさん咲かせたい」。そう話すのは、農産物直売所「新鮮食広場『なのはな畑』」の社長・貞光弘利(さだみつひろとし)さん。色とりどりのニチニチソウやラベンダーが咲き誇る花壇を温かいまなざしで見つめます。 直売所横にある花壇は、福岡県 毎年、新しい品種が登場するガーベラ。「花言葉はたくさんあり『希望』など前向きなものが多いです。大切な人への思いとともに贈ってほしい」と広川町でガーベラを生産している山下さんは言います。 福岡県の2024年産の出荷量は1800万本と全国2位で、広川町では123品種、年間390万本ほどを栽培しています。 敬老の日やハロウィーンはオレンジや黄、クリスマスは赤、卒業式シーズンはピンク色が人気。直径10センチメートル以上の存在感のある大輪てのほか、小さな花びらが詰まって手まり毬のようなかわいらしいものなど、形もさまざまです。 山下さんは「華やかでかわいらしく、テーブルに置けば生活に彩りを添えてくれますよ」と話します。JAふくおか八女 花き部会広川ガーベラ部部長 山下和彦(やました かずひこ)さんが進める「花による美しいまちづくり」の補助事業を活用して直方市が整備。花植えに取り組むボランティア団体や県民の皆さんが維持管理する「パートナー花壇」として、貞光さんが日々の手入れをしています。 花を楽しみに訪れる買い物客もいるため、貞光さんは「多くの人に愛される憩いの場にしたい」と笑顔を見せます。(直方市)愛される憩いの場に大切な人を思う心「ガーベラ」に込めて0942-52-9527まちを花で彩ることで、子どもからお年寄りまで、誰もが住みたいと思う花あふれる福岡県を目指しています。花による美しいまちづくり個人情報の取扱いについて詳しくはこちらグラフふくおか2025 AUTUMN(通巻620 号)令和7年 9 月 22 日発行(季刊)発行/福岡県 県民情報広報課 〒 812-8577 福岡市博多区東公園 7 番 7 号092-643-3102(直通)  ファクス 092-632-5331製作/株式会社 読売新聞西部本社

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