グラフふくおか2025秋号
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家族で寄り添い 笑顔の新生活「人」と「食」が決め手に毅司さんは大学卒業後、食品      会社を経て、東京の電子機器メーカーに勤務。2004〜09(平成16〜21)年、北九州市の営業所に配属され、「住民の人柄の良さ、魚のうまさが忘れられませんでした」と当時を振り返ります。昨年3月、60歳を前に退職。リタイア後は移住することを夫婦で決めており、「あくせくせず、適度に刺激のある環境で過ごしたいね」と話し合っていたそうです。意中にあったのは、知人たちとの交流が続いていた北九州市。ダウン症の長女への手厚い支援がある東京を離れることに不安もありましたが、東京・有楽町の「ふくおかよかとこ移住相談センター」で複数の就労支援施設を紹介され、その親身な対応で気持ちは固まったといいます。なかむら たけしはつえvol.21 40年近い会社員生活にピリオドを打った毅司さんは、落ち着いて生活できる環境を求めて今年5月、妻の初枝さん、長女・つぶらさんの家族3人で北九州市に住まいを移しました。約20年前の転勤で知った北九州の魅力を満喫しながら、家族の絆を大切に笑顔の新生活を送っています。16Smile□□□□□東京都世田谷区 北九州市中村毅司さん・初枝さん・つぶらさん(移住歴=約5カ月)

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