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〈筑豊周遊編〉

川沿いなどをサイクリングしている写真
今回は、筑豊エリアの川沿いを メインにぐるりとサイクリング。ここでも素敵な“寄り道”ができました。
彦山川にかかる橋を自転車で渡っている写真

彦山川を渡る時に見つけた川面に近い小さな橋。釣りをする地元の人ものんびりマイペース。(❹)

川を渡る、この小さな体験にワクワク。

夏の暑さも落ち着き、サイクリングに最適な季節が到来!

筑豊エリアは広い河原を生かした自転車道が整備され、初心者も気軽にサイクリングを楽しめます。今回は遠賀川と彦山川の自転車道を利用し、筑豊エリアをぐるりと周る約20キロメートルのルートを走ります。

スタートは遠賀川沿いのJR小竹駅。幹線道路を避けて堤防から小道を行けば、昔ながらの風情を残す一画に明治初期から昭和まで続いたしょうゆ醸造元の建物を発見。小さな路地で思いがけず歴史を感じた後は、近くで気になる古民家カフェへ。ここでは、落ち着いた雰囲気の中、旬の野菜や果物をふんだんに使った食事を楽しめます。ランチの後はカフェの目の前にある国指定史跡を散策。約2キロメートルにわたって連なる列石がひっそりと森に隠れる姿に古代のロマンを感じます。

そこから坂を一つ越えて福智町へ、彦山川に出たら自転車道につながります。のんびりと北上する途中で見つけたのが、お寺の境内にある甘味処。和モダンな雰囲気の日常から切り離された憩いの空間で、お店自慢の甘味でひと休み。

休憩の後は遠賀川の自転車道を南に向かってJR小竹駅まで。川沿いに穏やかな風を感じながら巡るサイクリングは、心も体もリフレッシュできる1日となりました。

神社のある風景写真
旧松喜醤油屋の写真

多賀神社の近くにある旧松喜醤油屋(❶)は幕末から明治初期に建築されたとされる商家。1873(明治6)年に筑前竹槍一揆でつけられたとされる大黒柱のきず跡やたんすと階段を兼ねた豪華な箱階段なども見学できる。

旧松喜醤油屋

[住所]飯塚市勢田730-1
[問い合わせ]飯塚市歴史資料館
[電話]0948-25-2930

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意外な場所でカフェを見つけてひと休み。

かけのうまカフェの外観やメニューの写真

ドッグラン併設の古民家カフェ。地元で採れた有機野菜や果物を使用したランチやスイーツはボリュームがありながらヘルシー。(❷)

鹿毛馬(かけのうま)カフェ

[住所]飯塚市鹿毛馬1760
[電話]0948-43-9919

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古代山城を散歩する女性の写真

神籠石(こうごいし)は丘陵・山地に列石や水門などを築いた古代山城。鹿毛馬神籠石(❸)は7世紀に作られたそう。

  • 「もち吉 水車うどん」の大きな水車(❺)は小さな旅の目印。

  • 川沿いをサイクリングしている写真

心も体も癒される場所を発見。

實道院の外観写真
一草庵のメニューや店主の写真

下境(しもざかい)小学校近くにある小さなお寺・實道院(じつどういん)。水路脇の入口から境内に入ると落ち着きのあるカフェ「一草庵(いっそうあん)」(❻)があり、静かなひとときを過ごすことができる。

一草庵

[住所]直方市下境1787-1
[電話]0949-22-5071

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川を渡る鉄橋にも歴史あり。

平成筑豊鉄道の鉄橋沿いをサイクリングしている写真

遠賀川沿いサイクリングは、平成筑豊鉄道の鉄橋(❼)がアクセント。れんが造りのがっちりとした橋梁(きょうりょう)が歴史を感じさせる。