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秋王

秋王が4つある写真
橙赤色の鮮やかな色合いで300g程度の美しい大玉。糖度はなんと約17度。

サクッと甘い 福岡が誇る秋の王様

秋の果物を代表する柿は、県内各地で広く生産されています。中でもうきは市や朝倉市、久留米市などの地域は、日当たりや水はけが良く、柿の生産が盛んなエリアで、柿狩りを楽しむこともできます。

そんな全国屈指の柿の出荷量を誇る福岡県で、約10年の歳月をかけて開発され、平成24年に誕生した甘柿が、秋王です。福岡県内でのみ生産される秋王は、きれいな橙赤色(とうせきしょく)で糖度が高くサクサクとした食感、大玉で種がほとんどないという優れた特長を持つ“秋の王様”です。

秋王はとてもデリケートで、他の品種に比べて実が落ちやすく、皮が薄いため、風で葉が触れることで実に傷が入ってしまいます。そのため、とりわけこまめな管理や気遣いが必要なのだそう。

「柿の生産部会では、年に数回の講習会を開いて技術を共有しています。毎年、生産データを取り研究することで、生産効率がアップしてきました」と、JAにじ柿部会副部会長の倉富信隆(くらとみのぶたか)さん。子どもたちが「こんなにおいしい柿は初めて!」と笑顔で食べてくれた姿を励みに、今年もおいしい秋王を作りたいと、意気込みを語られました。

秋王は10月下旬から大手スーパーや百貨店の他、地元の直売所や道の駅でも販売される予定です。福岡が誇る秋の味覚を、ぜひ味わってみませんか。

  • 柿の断面の写真
  • 柿でつくったスイーツの写真
  • 種がほとんどない秋王は食べやすいだけでなく、調理にも適していることから、スイーツや加工用に全国のパティシエたちも注目

  • 笑顔の倉富さんの写真

    「おいしい!という笑顔を届けたくて頑張っています」と倉富さん

  • 耳納連山の中腹に広がる秋王の畑