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マダニによる 感染症(かんせんしょう)
1.マダニによる感染症(かんせしょう)(人(ひと)から 人(ひと)に うつる 病気(びょうき))とは
ウイルスを 持(も)って いる マダニに 咬(か)まれる ことに より 感染(かんせん)します。マダニは 日本(にっぽん)でも 全国(ぜんこく)的(てき)に 分布(ぶんぷ)しています。主(おも)に 森林(しんりん)や 草地(くさち)等(とう)の 建物(たてもの)の 外(そと)に 住(す)んで いて、市街地(しがいち)でも 見(み)られることが あります。
2.マダニによる感染症(かんせしょう)(人(ひと)から 人(ひと)に うつる 病気(びょうき))の 症状(しょうじょう)
マダニに 咬(か)まれてから6日(むいか)から2週間(しゅうかん)程度(ていど)の 潜伏期間(せんぷくきかん)後(ご)、38度(ど)以上(いじょう)の 発熱(はつねつ)や 食欲(しょくよく)低下(ていか)、 嘔気(おうき)、嘔吐(おうと)、下痢(げり)(お腹(なか)を くだすこと)、腹痛(はらいた)などの 症状(しょうじょう)が でます。潜伏期間(せんぷくきかん)とは 病気(びょうき)に なってから ぐあいが悪(わる)く なるまでの 時間(じかん)のことです。嘔吐(おうと)とは、食(た)べたものを 口(くち)から 吐(は)くことです。
3.マダニに咬(か)まれ ないように 注意(ちゅうい)しましょう
草(くさ)むらや 藪(やぶ)など、マダニが 住(す)む場所(ばしょ)に入(はい)るときには、長袖(ながそで)、長(なが)ズボン、足(あし)を 完全(かんぜん)に 覆(おお)う 靴(くつ)を 着(き)て 肌(はだ)の 露出(ろしゅつ)部分(ぶぶん)を少(すく)なくして ください。また、建物(たてもの)の 外(そと)の 活動(かつどう)後(ご)は マダニに 刺(さ)されていないかを 確認(かくにん)して ください。
4.マダニに咬(か)まれたら
マダニ類(るい)の多(おお)くは、人(ひと)や 動物(どうぶつ)に 取(と)り 付(つ)くと、皮膚(ひふ)に しっかりと 口器(こうき)を 突(つ)き 刺(さ)します。長(なが)い 時間(じかん)(数(すう)日(にち)から、長(なが)いもので10日間(とうかかん))吸血(きゅうけつ)します。
吸血(きゅうけつ)中(ちゅう)の マダニを 見(み)つけたときは、自分(じぶん)で 取(と)ろうとせず、できるだけ 病院(びょういん)(皮膚(ひふ)科(か))で 処置(しょち)して ください。(無理(むり)に 引(ひ)き 抜(ぬ)こうとすると、マダニの 一部(いちぶ)が 皮膚(ひふ)内(ない)に 残(のこ)って しまい 化膿(かのう)することが あります。)
マダニに 咬(か)まれた後(のち)に、熱(ねつ)などの 症状(しょうじょう)が あったときは、病院(びょういん)を 受診(じゅしん)して ください。受診(じゅしん)とは、医者(いしゃ)の 診察(しんさつ)を うけることです。