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麻(ま)しん(はしか)
1.麻(ま)しん(はしか)とは
麻(ま)しん(はしか)は 麻(ま)しんウイルスによって 起(お)こされる人(ひと)から 人(ひと)に うつる急性(きゅうせい)の 全身(ぜんしん) の病気(びょうき)です。感染経路(かんせんけいろ)(誰(だれ)から 病気(びょうき)が うっつたか)としては、空気(くうき)(飛沫(ひまつ)核(かく))感染(かんせん)の ほか、飛沫感染(ひまつかんせん)(くしゃみやせき、つばなどで病気(びょうき)が うつる)、さわって 感染(かんせん)(病気(びょうき)が うつる)など いろいろな 経路(けいろ)が あります。
感染(かんせん)力(りょく)は とても 強(つよ)く、麻(ま)しんの 免疫(めんえき)を 持(も)た ない 人(ひと)が 病気(びょうき)が うつると ほとんど100%症状(しょうじょう)が現(あらわ)れます。一度(いちど)感染(かんせん)して 発症(はっしょう)すると 一生(いっしょう)免疫(めんえき)が続(つづ)くと 言(い)われています。
2.麻(ま)しん(はしか)の症状(しょうじょう)
病気(びょうき)が うつると約(やく)10日(とうか)後(ご)に 発熱(はつねつ)や 咳(せき)、鼻水(はなみず)といった 風邪(かぜ)のような 症状(しょうじょう)が現(あらわ)れます。2から3日(みっか)熱(ねつ)が続(つづ)いた後(のち)、39度(ど)以上(いじょう)の 高熱(こうねつ)と 発疹(はっしん)が 出(で)て来(き)ます。肺炎(はいえん)、中耳炎(ちゅうじえん)を合併(がっぺい)しやすく、患者(かんじゃ)1, 000人(にん)に1人(ひとり)の 割合(わりあい)で 脳炎(のうえん)が 発症(はっしょう)すると 言(い)われています。
3.感染(かんせん)予防(よぼう)と まん延(えん)防止(ぼうし)のために ~みんなが 気(き)を つけましょう~
・麻(ま)しんは、手洗(てあら)いやマスクだけでの予防(よぼう)は できません。予防接種(よぼうせっしゅ)(ワクチン 接種(せっしゅ))を 行(おこな)うことによって、95%以上(いじょう)の 人(ひと)が 免疫(めんえき)を 得(え)ることが できると 言(い)われています。予防接種(よぼうせっしゅ)とは 病気(びょうき)にならないために 受(う)ける 注射(ちゅうしゃ)などのことです。
・予防接種(よぼうせっしゅ)(ワクチン 接種(せっしゅ))は、自分(じぶん)が 感染(かんせん)しないためだけでなく、 周(まわ)りの 人(ひと)に 感染(かんせん)を広(ひろ)げ ないためにも 有効(ゆうこう)です。
・医療(いりょう)・教育(きょういく)に 関係(かんけい)する人(ひと)や、外国(がいこく)に いくことを 計画(けいかく)している人(ひと)は、麻(ま)しんの 罹患(りかん)(病気(びょうき)に かかること)歴(れき)や 予防接種(よぼうせっしゅ)(ワクチン 接種(せっしゅ))歴(れき)を 確認(かくにん)します。 明(あき)らかで ないときは 予防接種(よぼうせっしゅ)を 考(かんが)えて ください。
・麻(ま)しんの予防接種(よぼうせっしゅ)(ワクチン 接種(せっしゅ))歴(れき)が ない人(ひと)で、発熱(はつねつ)、咳(せき)、鼻水(はなみず)、眼球(がんきゅう)結膜(けつまく)の 充血(じゅうけつ)等(とう) 麻(ま)しんに 特(とく)ちょう的(てき)な 症状(しょうじょう)が現(あらわ)れた人(ひと)は、受診(じゅしん)する前(まえ)に 病院(びょういん)に 電話(でんわ)で 連絡(れんらく)します。命令(めいれい)を まもって 受診(じゅしん)して ください。受診(じゅしん)とは、医者(いしゃ)の 診察(しんさつ)を うけることです。その時(とき)、症状(しょうじょう)出現(しゅつげん)日(び)の10から12日(にち)前(まえ)(感染(かんせん)したと 推定(すいてい)される日(ひ))の 行動(こうどう)(海外(かいがい)の 流行(りゅうこう)地(ち)や 人(ひと)が多(おお)く集(あつ)まる 場所(ばしょ)へ 行(い)ったか どうか等(とう))について、病院(びょういん)に 伝(つた)えて ください。
4.その他(た)
WHO Immunization, Vaccines, Biologicals rubella
https://www.who.int /immunization /diseases /rubella /en /