本文
梅毒(ばいどく)
1.梅毒(ばいどく)とは
梅毒(ばいどく)は、性的(せいてき)な 接触(せっしょく)(他人(たにん)の 粘膜(ねんまく)や 皮膚(ひふ)と 直接(ちょくせつ)接触(せっしょく)すること)などによって 人(ひと)から 人(ひと)に うつる 病気(びょうき)です。おもな 感染経路(かんせんけいろ)(誰(だれ)から 病気(びょうき)が うっつたか)は、感染(かんせん)部分(ぶぶん)と 粘膜(ねんまく)や 皮膚(ひふ)の 直接(ちょくせつ)の 接触(せっしょく)です。実際(じっさい)には、性器(せいき)と 性器(せいき)、性器(せいき)と 肛門(こうもん)(アナルセックス)、性器(せいき)と 口(くち)の 接触(せっしょく)(オーラルセックス)等(とう)が 原因(げんいん)と なります。
2.症状(しょうじょう)
病気(びょうき)が うつると 全身(ぜんしん)に いろいろな 症状(しょうじょう)が 出(で)ます。早(はや)い くすり 治療(ちりょう)で 完治(かんち)が できます。治療(ちりょう)とは 病気(びょうき)や 怪我(けが)を 治(なお)すことです。
検査(けんさ)や治療(ちりょう)が 遅(おく)れたり、治療(ちりょう)せずに 放置(ほうち)したりすると、脳(のう)や 心臓(しんぞう)に とても大(おお)きな 合併症(がっぺいしょう)を 起(お)こすことが あります。また、妊娠(にんしん)(子(こ)どもが お腹(なか)に いること)している 人(ひと)が 梅毒(ばいどく)に感染(かんせん)すると、胎盤(たいばん)を 通(とお)して 胎児(たいじ)に 感染(かんせん)します。死産(しざん)、早産(そうざん)、新生児(しんせいじ)死亡(しぼう)、奇形(きけい)が おこることが あります。
一般(いっぱん)には、外来(がいらい)で 出(だ)してもらった 抗菌(こうきん)薬(やく)を 内服(ないふく)することで 病気(びょうき)(けが)を 治(なお)します。
3.感染(かんせん)予防(よぼう)
感染(かんせん)部分(ぶぶん)と 粘膜(ねんまく)や 皮膚(ひふ)が 直接(ちょくせつ)接触(せっしょく)しないように、コンドームを使(つか)うことが 勧(すす)め られます。ただし、コンドームが 覆(おお)わ ない 部分(ぶぶん)の 皮膚(ひふ)などでも 感染(かんせん)が おこるだろうと 思(おも)われるため、コンドームを使(つか)っても、100パーセント 予防(よぼう)できると 過信(かしん)はせず、皮膚(ひふ)や 粘膜(ねんまく)に 異常(いじょう)が あったときは 性的(せいてき)な 接触(せっしょく)を ひかえ、早(はや)めに 病院(びょういん)を 受診(じゅしん)して 相談(そうだん)して ください。受診(じゅしん)とは、医者(いしゃ)の 診察(しんさつ)を うけることです。