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知事(ちじ)の部屋(へや)
福岡県知事 になりました 服部 誠太郎(はっとり せいたろう)です。
これから 県に 住む 人の 負託に 応えて 県の 政治を すすめていく 責任の 重さを ひしひしと 感じています。
県知事を 決める 選挙の 期間中、改めて 県の中の いろいろなところを 回りました。短いながらも 県に 住む 人、市町村の 皆さんと いろいろと お話をし、新しい きずなが 生まれたと 感じています。この きずなを 大切にしながら、これから 県に 住む 人を 真ん中に 置き、県に 住む 人のために 何を なすべきかを 地に 足を つけて 考えて 行動し、みんなが 安心して、たくさんの 笑顔で 生活していける、そんな 福岡県にしたいと 考えています。
これから4年間、誠実に、愚直に 県の 政治に とりくみ、県に 住む 人の御期待に 応えていきたいと 考えています。ですので、よろしく お願いします。
何より、まず 急ぐ 必要の ある 問題は 新しい コロナウイルスへの そなえです。この コロナ危機を 乗り越えて、安心して 生活 できる 社会を 取り戻すことが 県に 住む 人の 願いであると 思っています。病気が うつることを ふせぐための そなえ しっかり 行ないます。病院の ベッドの 確保を すすめます。医療 提供体制を 強くします。市町村と 協力して ワクチンの 注射を よく すすめていきます。また、被害を 受けた 地域経済の 立て直しを すすめていきます。また、こういう 厳しいときだから、これからに 向けてが 育つことの 種を まき、その 芽を 育てていく、新しい 成長を 生んでいく とりくみを あわせて行っていきます。
本県 ( ほんけん ) は、2017年の 「九州北部豪雨」 から4年 つづけてで 災害の 被害に あっています。この 災害からの 復旧・復興を 早くし、また、もう一回の 災害の 防止を 行なうための 防災・減災(災害を へらすこと)、県土の 強靱化 を しっかりと すすめていきます。復旧とは もと通りに なる(する)ことです。復興とは もと通りに 元気・活発に なることです。防災とは、地震や 台風などの 災害から 命や からだを まもることです。これからの 発展を ささえる 空港、高速道路、バイパス 等の 主要道路などの インフラの 整備も すすめていきます。
県に 住む 人が、住むことに なれたところで「働く」、長く 元気に「暮らす」、子どもを 安心して 産み「育てる」ことが できる、普通のことが 普通に できる 福岡県を つくっていきたいと 思います。
「働く」ためには、人を 雇うや 就業の 場が 必要です。就業とは 仕事に つくことです。本県の 人を 雇うの80%を ささえる 小さな 会社の 皆さんを 全力で 応援し、その 振興をしていきます。
また、本県の主要産業である 農林水産業を 稼げる、若い 人が 参加しようと 思ってもらえるような 夢の ある 産業にしたいと 思います。みんなが、年令、男性・女性、障がいがあるかないかに 関係 なく、働き、活躍 できる 福岡県を つくっていきます。
「暮らす」ということでは、スポーツを通して 県に 住む 人を 元気にします。健康寿命を 伸ばします。また、人権を まもります。性別(性差)平等〈差が ない、公平〉に 取り組みます。また 女性の 活躍を とても すすめていきます。
子どもを 産み「育てる」。出会い、結婚、出産、子供を 育てることステージに こたえた 応援に とりくんでいきます。特に 子供を 育てることについては、子どもを 育てている 女性、または ひとり親家庭の 皆さんに対する 応援も しっかりとします。世代や 状況に あわせた いろいろな 子供を 育てる 支援に とりくんでいきます。
これらの とりくみに 加え、3つの 新しい 挑戦したいと 考えています。
1つ目は、「福岡県の 未来を、次代 を担う『人財』の 育成」です。地域の 活発化、産業・経済の 発展、スポーツ・文化・芸術の 発展、振興を 担い、活躍する人材を 育てます。いろいろな 経験や 経験を通して、自分の 可能性に 気づき、その 能力を 伸ばして 大きく 羽ばたこうとする、青少年の 皆さんの 挑戦を 応援していきます。
2つ目は、「世界の 舞台で 勝負し、世界から 認められる 福岡県の 実現」です。本県には インフラ、人材等、大きな 有利性が あり、 アジア との 近接性も 持っています。この 有利性を 生かして、 日本・外国の 会社が 福岡に 立地したい、引っ越すことしたい、また 観光に 来てみたい、または 福岡県で 育ったもの、作られたものを 食べてみたい、取り寄せて 使ってみたいと 思ってもらえるような、世界から 選ばれる 福岡県にしたいと 考えています。
3つ目が、「ワンヘルスの 推進」です。新しく 発生した 人から人に うつる 病気の 多くが 動物が 理由の 病気であり、これに 対抗していくため 医学、獣医学が つながることが 必要です。この 人と 動物の 健康、環境の 健全さ、この3つを 一体のものとして 考える ワンヘルスは、 国連が あげている SDGs の ゴールの 多くにも 関わっています。本県を ワンヘルスの 世界的な 先進地としたいと 考えています。
これらを じっさいに すすめていくには、 まず 福岡県庁自身が 元気に、前向きである 必要が あります。県で 仕事を する人の 経験や 能力を とても いかしていくことが 必要です。いろいろな アイデア、提案を じぶんから すすんで 出して、前向きな 話し合いが 行われるような 風通しの いい 県庁を つくっていきたいと 考えています。
二元 代表制の 両輪である 議会の 皆さんとは、信頼 関係を 基とします。緊張 関係を 持ちながら 協力します。県の 政治を 前へと すすめていきたいと 思います。伺うべき 意見は 聞き、話し合いをするべき点は 話し合いながら、前向きな 方向に すすめていきたいと 考えています。
さらに、市町村 との 協力です。住民に 最も 近い 場所に あります。その 声も 届きやすい 市町村の 皆さん との 対話 を しっかりし、 北九州市、 福岡市は もちろん すべての 市町村の 皆さん との 協力を 強くします。チームとして の力を 出して、わたしたちの力を二倍、三倍にもしていき、県に 住む 人、市に 住む 人のための 行政を すすめていきたいと 考えています。
私は、この 九州が これからの 日本を 引っ張っていく、 日本の 発展を ささえていくと 考えています。 福岡県を 九州の リーダー県たるに ぴったり、元気に つながった、飛躍した 県と なるように、職員、市町村の 皆さん、また 議会の 皆さん、県に 住む 人と、力を 合わせ、いっしょに、 福岡県の 未来への ドアを 開いていきたいと 考えています。お願いします。
氏名 |
服部 誠太郎 |
生年月日 |
昭和29年9月11日 |
出身地 |
北九州市 |
性格 |
楽観的、不器用だが物事にあたるときは集中できる |
趣味 |
野球観戦、旅行 |