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小川知事が県内各地に出向き、さまざまな分野で活躍されている皆さんと意見交換を行う 「知事のふるさと訪問」。
平成30年度の1回目は、筑後市を訪問し、九州芸文館や川の駅船小屋 恋ぼたる、山梔窩(さんしか)・歴史交流館、恋木神社、筑後市北部交流センター「チクロス」を視察しました。また、筑後市で活躍する皆さんとの対話を行いました。
この模様は、平成30年5月26日(土曜日)20時54分~21時00分「飛び出せ!サークル“ふくおか研”」(TVQ)で放映されます。
九州芸文館は、「地域とともに歩む芸術文化交流施設」をコンセプトに、「芸術文化」「体験」「交流」を三本柱にしたさまざまな展示イベントや体験講座を開催しています。平成25年4月27日の開館から5周年を迎えるに当たり、この日、記念式典を実施しました。
(写真)くす玉割りの様子(左から筑後児童合唱団の皆さん(2人)、九州芸文館 津留誠一 館長、同 本田雅紀 総支配人、知事、藏内勇夫 福岡県議会議員、西田正治 筑後市長、筑後児童合唱団の皆さん(3人))
記念式典後、西田正治市長から、福岡ソフトバンクホークスとの連携協定による市民との交流事業や「筑後七国」の「恋のくに」としてのプロモーション活動など、筑後市のさまざまな取り組みについて説明を受けました。知事は、「筑後市は自然・文化・歴史と非常に豊かなところです。それに加えて、九州新幹線筑後船小屋駅、筑後広域公園、九州芸文館、福岡ソフトバンクホークスファームと開設されて、魅力がどんどんと高まっていると思います」と述べました。
県営筑後広域公園内にある「川の駅船小屋 恋ぼたる」は、物産館と温泉館の2つの施設があり、筑後市民や筑後広域公園利用者などの憩い・休憩・交流の場となっています。
物産館では、筑後七国(柳川市・八女市・筑後市・大川市・みやま市・大木町・広川町)を中心に取りそろえられた新鮮な野菜や特産品について、横山昌三総支配人から説明を受けました。また、温泉館から供給される温泉を足湯として楽しめるスペースでは、温泉の成分や効能について説明を受けました。知事は、「足湯はとても気持ち良さそうですね。筑後広域公園の利用者の皆さんにもレジャーやスポーツの後に、積極的に使っていただけたらと思います」と述べました。
県指定文化財史跡である山梔窩は、久留米の水天宮の宮司であり、幕末の志士であった眞木和泉守保臣が久留米藩の藩政改革の失敗後に謹慎させられ、約10年を過ごした場所です。
山梔窩の北側には、「文化財と観光のコラボレーション」をテーマにした歴史交流館を整備しており、今年5月17日にオープン予定です。施設内では、山梔窩および山梔窩がある水田地区の歴史について、市の担当者から説明を受けました。知事は、「こちらの施設で筑後七国の観光案内をすることで、筑後市のみならず、筑後地域全体の活性化に繋がっていくことを期待しています」と述べました。
水田天満宮は、嘉禄2年(1226年)に建立され、本殿は県指定文化財です。参道を歩きながら、水田幼児園の皆さんからの歓迎を受けるとともに、水田天満宮の歴史について、宮原恭盛宮司から説明を受けました。
水田天満宮の末社である「恋木神社」は、近年では恋愛のパワースポットとして年間10万人もの来訪者があります。
知事は、ハート型の陶板(水田焼)が敷き詰められている「恋参道」や、ハートが10個あしらわれ、全て見つけると幸せになれると言われる「恋木鳥居」について説明を受けた後、県民の恋の成就を願って参拝を行いました。
また、県外(神戸や山口など)からの来訪者の若者たちと交流しました。
筑後北部交流センター「チクロス」は、平成29年11月に開館した、大規模災害への防災機能の強化、地域コミュニティの活性化や定住促進、健康増進などを目的とした筑後市北部の拠点施設です。平成31年4月には、多目的広場まで含めた施設全体が完成する予定です。
当施設内ホールにおいて、筑後市で活躍する皆さんと対話を行いました。
(写真左から)船小屋鉱泉焼 遊陶里工房 陶磁器職人 安西司氏、筑後市地域おこし協力隊 宮崎愛子氏、大坪博美氏、筑後市少年野球育成会 木本文明顧問、いちご農家 北原秀規・美竹夫妻
対話後に、各団体や関係の方々と記念撮影を行いました。
(写真)筑後市少年野球育成会の皆さんと
(写真)筑後北校区コミュニティ協議会の皆さんと
(写真)ちくご恋たびプロジェクト委員の皆さん、船小屋鉱泉焼 遊陶里工房 陶磁器職人 安西氏と
対話後、筑後市北部交流センター「チクロス」の各部屋を回り、施設の役割や今後の整備計画について説明を受けるとともに、健康増進のためのトレーニングルームや図書の貸し出しを行っているフリールームの利用者の市民や子どもたちと交流しました。