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福岡県では、高齢化の進行などに伴い、平成・令和の間に救急出動件数が約2.5倍増加。また、近年、激甚化、頻発化する災害に加え、新型コロナウイルス感染症への対応など、本県の救急医療を取り巻く環境は大きく変化しています。
福岡県医師会診療情報ネットワーク「とびうめネット」は、患者の緊急搬送時に、事前に登録された既往歴などの情報を救急隊や医師が確認することで、より適切な処置をより迅速に行うことができるなど、県民の安全・安心につながる非常に有効なツールです。
現在、市町村国民健康保険のレセプトデータなどの行政保有情報を「とびうめネット」への患者基本情報の登録に活用し、県全域で患者を支える取り組みを進めており、この一環として、1月19日、県、福岡県医師会、大牟田市及び大牟田医師会の4者で協定を締結しました。
知事は、「今回の協定により、大牟田市民の皆さんの命と健康を県全体で守ることができる。県内初のこの取り組みを、県内全域に広げていき、県民の皆さんの安心、安全を守っていきたい。本日の協定締結が、そのキックオフ。これからも力を合わせて、取り組みを進めてまいりたい」とあいさつしました。
(写真左から)関大牟田市長、服部知事、蓮澤福岡県医師会長、杉大牟田医師会長
※写真撮影のためマスクを外しています