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7月20日、九州大学発宇宙ベンチャーの株式会社QPS研究所、九州電力株式会社及び関係者の皆さまが服部知事を訪問し、超小型レーダー衛星では日本初となる、地上70cm四方のものが識別できる高精細な画像データの取得成功と、JAXA及び九州電力(株)と共同した衛星データ利用実証事業の開始について、報告されました。
QPS研究所は、今年1月、米国ケープカナベラル空軍基地から人工衛星「イザナミ」の打ち上げに成功。この衛星は、光学衛星と呼ばれるカメラで観測する衛星と異なり、夜間や悪天候でも観測可能な、世界トップレベルの性能を持つ超小型レーダー衛星です。
知事は、画像取得成功に対するお祝いを述べ、「この小型衛星が36機上がると、10分間隔でリアルタイムに地上を観測できるようになります。これまでにないサービスの提供により、大きな宇宙ビジネスになるでしょう」と期待を述べるとともに、「宇宙ビジネスは非常に裾野が広い、たくさんの企業が関わる産業です。県としても宇宙ビジネスを新たな成長産業に位置付けて、しっかりと育ててまいります。皆さん、タッグを組んで、福岡県初の宇宙ビジネスを生み出していきましょう」とあいさつしました。
(写真左から)ラジオパーソナリティ中島浩二さん、九州電力株式会社中村部長、株式会社QPS研究所八坂取締役・研究所長、知事、株式会社QPS研究所大西社長、株式会社QPS研究所市來副社長、NPO法人円陣スペースエンジニアリングチーム當房理事長
(写真)会場の様子