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福岡県とバンコク都は、2006年に友好提携を締結し、経済、環境、青少年育成など、さまざまな分野で交流を深めており、2021年に友好提携15周年を迎えました。
1月12日から15日に、知事および井上福岡県議会副議長をはじめとする 「バンコク都友好提携15周年記念事業」訪問団(以下、県訪問団)が、タイ王国バンコク都を訪問しました。
1月13日、県訪問団はチャチャート・シティパンバンコク都知事を表敬訪問し、今後の交流について意見交換をしました。
知事は、激しく社会経済情勢が変動する中で、互いの地域の発展のためには時代に適応した変革が求められていると述べ、「若者に限らず幅広い世代で、新たな事業を起こしたり、社会変革を生み出したりするような人材を育てていく必要がある」と提案しました。
また、この表敬訪問では、福岡フェアを開催中のマンダリンオリエンタルホテル・バンコクにご協力いただき、博多あまおうをチョコレートでコーティングしたスイーツを用意し、バンコク都の皆さんにご賞味いただきました。
(写真)表敬の様子
(写真)記念の小倉織フォトフレームをチャチャート都知事に手渡す知事
(写真)バンコク都のみなさんと
知事とチャチャート都知事は、未来の経済発展や社会変革に貢献する、アントレプレナーシップを持つ人材の育成に相互に協力して取り組むことに合意しました。
知事は、デジタル技術をはじめ、さまざまな先端技術が発達し、目まぐるしく変化している現代社会において、課題を的確に把握し、その解決策を考え、未来を主体的に創造していくことができる人材をバンコク都と協力して育成していきたいと述べるとともに、「福岡県とバンコク都の若者はもちろん、あらゆる世代の人材が、互いに切磋琢磨しながら交流を行い、友好関係を深めていくことによって、両地域の大いなる発展が生み出されるものと心から期待しています」とあいさつしました。
(写真)覚書を手に握手を交わす知事とチャチャート都知事
(写真)調印後の記念撮影
知事は、チャチャートバンコク都知事、バンコク都議会のアムナート第二副議長を招待し、マンダリンオリエンタルホテル・バンコク内の日本食レストラン「Kinu by Takagi」で福岡県産食材のPRを兼ねた昼食会を実施しました。
知事は、福岡フェアで使用する福岡県産食材である、「博多あまおう」、「博多和牛」、「豊前海一粒かき」、「福岡有明のり」、「富有柿」の説明を行うとともに、福岡フェアのメニューについて紹介しました。
(写真)知事がメニューの紹介をする様子
(着席者左から)チャチャート都知事、井上福岡県議会副議長、アムナート第二副議長
県訪問団は、ウィラット・ミーンチャイアナンバンコク都議会議長を表敬訪問しました。
知事は、2018年に在福岡タイ王国総領事館が開設されたことについて、「福岡県とバンコク都、そして福岡県議会とバンコク都議会それぞれの交流の積み重ねによる成果であると考えています。バンコク都議会の皆さまにも大変大きなお力添え、ご支援を賜りましたことに改めてお礼を申し上げます」とあいさつしました。
(写真)歓談の様子
知事は、歓迎レセプションに先立って締結した覚書の内容に触れ、「これまで15年にわたり友好交流を続けてきたバンコク都と福岡県が、新たに、同じビジョンや目標を持って課題を共有することができ、大変嬉しく思っている」と述べました。
(写真)あいさつの様子
(写真右から)在タイ日本国大使館 大場雄一次席公使、知事
県訪問団は、バンコク都中心部に位置するベンチャキティ森林公園を訪れ、サーノン・ワンサーングブンバンコク都副知事や公園の設計者から、公園の再整備の内容について説明を受けました。
(写真)視察の様子