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11月11日から13日の3日間、「アジアからのワンヘルスアプローチ」をテーマとして、「第21回アジア獣医師会連合(FAVA)大会」が福岡市で開催されました。
11日に行われた開会式に出席した知事は、FAVA大会の関係者に感謝を述べるとともに、「福岡県は、日本で唯一、ワンヘルスの推進に関する条例を制定しています。この条例に基づき、人の健康と動物の保健衛生、環境の保全を担うワンヘルスセンターの整備に取り組むとともに、国立感染症研究所のサテライトとして『アジア新興・人獣共通感染症センター』の九州、福岡への開設を国に働きかけているところです。加えて、11月9日、アクロス福岡に開設することが決定した『FAVAワンヘルス福岡オフィス』と連携し、さらにワンヘルスの取り組みを進めてまいりたい」とあいさつしました。
また、13日に行われた「アジアワンヘルス福岡宣言2022」の調印式では、「福岡の名が盛り込まれた宣言が、世界に向け発信されたことを大変光栄に思います。地球上に住むすべての命を守るために、ワンヘルスを手を携えて力強く前進させてまいりましょう」と大会参加者に呼びかけました。
※FAVAについて
・アジア獣医師会連合(Federation of Asian Veterinary Associations:FAVA)は、1978年に設立されたアジア・オセアニアの23の国・地域の獣医師会の連合組織。
・地域における獣医学術交流を推進するとともに、獣医師の連携を図るため、2年ごとに大会を開催。
・日本でのFAVA大会の開催は、1995年の横浜での開催以来27年ぶり3回目。
(参考)第21回アジア獣医師会連合(FAVA)大会ホームページ(新しいウィンドウで開きます)
※「アジアワンヘルス福岡宣言2022」について
FAVA加盟獣医師会および所属する獣医師による、ワンヘルスの実践活動をアジア・オセアニア地域から世界に向けて発信するための方針を表明したもの。
【宣言内容】
(写真)あいさつする知事
(写真)あいさつする藏内勇夫 FAVA会長
(写真)あいさつするラファエル・ラガンス 世界獣医師会会長
(写真)あいさつするクアザ・ニザムディン・ハッサン・ニザム FAVA副会長
(写真)あいさつする高島宗一郎 福岡市長
※高島市長の「高」は「はしごだか」です。
(写真)【調印式】藏内勇夫 FAVA会長(右から5番目)、桐明和久 福岡県議会議長(左から3番目)、FAVA関係者の皆さまと
※写真撮影のためマスクを外しています。