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4月6日、第58回新型コロナウイルス感染症対策本部会議(本部長:服部知事)を開催しました。
会議では、県内の新型コロナウイルス感染症の状況を報告するとともに、感染再拡大防止対策期間の終了と今後の対応について、以下のとおり協議しました。
「感染再拡大防止対策期間」の終了と今後の対応について
本県では、3月6日をもってまん延防止等重点措置及び福岡コロナ特別警報を解除しました。しかし、春休みや卒業式、人事異動に伴う歓送迎会、花見など多くの人が集まる機会が増える時期となることから、3月7日から4月7日までの1ヵ月間を「感染再拡大防止対策期間」とし、早期の感染再拡大を招かないよう集中的に取り組んできました。
この取り組みの結果、新規陽性者数の7日移動平均はピーク時から半減し、地域別に見ても全ての地域で大きく減少するなど、早期の感染再拡大を防止することができました。
病床使用率はピーク時の3割以下に大幅に改善しました。
このような状況を踏まえ、また、多くの人が集まる機会が増える季節も過ぎることを考慮し、専門家や医療関係者・団体、市町村などの意見も伺った上で総合的に判断し、「感染再拡大防止対策期間」は期限どおり4月7日をもって終了します。
「感染再拡大防止対策期間」終了後も、一人一人が基本的な感染防止対策を徹底し、慎重に行動することが重要です。
このため、感染拡大防止と社会経済活動の両立に向け、県民及び事業者の皆さまには、4月8日から次のとおり協力を要請します。
(要請の主なもの)
〇県民への要請
1.基本的な事項
(1)ワクチン接種した方も含め、マスクの正しい着用、手指衛生、三つの密の回避、換気などの基本的な感染防止対策を徹底すること。
(2)ワクチン接種を希望する方は、市町村や県などが設置している接種会場などにおいて、早期の接種に努めること。
(3)電車・バス・タクシー等の公共交通機関を利用する際は、常にマスクを着用し、大声での会話を控えること。
2.外出・移動
(1)外出にあたっては、ワクチンを接種された方を含め、マスク(不織布マスクを推奨)を着用し、訪問先での手指消毒や検温などを行うこと。
目的地の感染状況、利用する施設の感染防止対策をよく確認して行動すること。特に、高齢者や基礎疾患のある方及びこれらの方と日常的に接する人は慎重に行動すること。
発熱などの症状がある場合は、外出を避け、積極的に医療機関などを受診し、検査を受検すること。
(2)県境をまたぐ移動は、「三つの密」の回避を含め、基本的な感染防止対策を徹底すること。
3.飲食
(1)飲食店の利用にあたっては、以下の内容を徹底すること。
ア 県の第三者認証を受けた感染防止認証店(※)をはじめ、業種別ガイドラインを遵守している飲食店などを選び、感染対策が徹底されていない飲食店などの利用を自粛すること。
※ 感染防止認証店とは、感染防止対策の認証基準40項目全てを満たし、県が確認・認証した飲食店
イ 感染防止認証店以外の飲食店では、同一グループの同一テーブルの利用は4人以内とすること。(特措法第24条第9項)
ウ 飲食店利用における感染リスクを低減するため、別添1「感染リスクを避ける飲食店等の利用について」を遵守すること。
(2)飲酒を伴う会食は、気分の高揚、注意力の低下により大声になりやすいため、滞在中の飲食の時間は2時間程度を目安とし、長時間を避けること。(個人宅などでの会食を伴う集まりも含む)
(3)会話の際は、マスクを着用し、大声を出さないこと。(個人宅などでの会食を伴う集まりも含む)
(4)感染防止対策が徹底されていない路上・公園などにおける集団での飲食は、感染リスクが高くなるため、自粛すること。
4.無料検査の継続実施(特措法第24条第9項)
ワクチン接種の有無に関わらず、感染リスクが高い環境にあるなどのため感染不安を感じる無症状の方は、検査を受けること。
※無料検査に関するページをご確認ください。
※発熱などの症状がある場合は、医療機関を受診してください。
〇 飲食店への要請
1.感染防止対策の徹底
(1)感染防止認証店
・業種別ガイドライン及び認証基準を遵守し、特に、換気を徹底すること。
・「感染防止認証マーク」を店外の利用者の見える場所に掲示すること。
・飲食の時間は2時間程度を目安とし、長時間とならないよう促すこと。
・別添1「感染リスクを避ける飲食店の利用について」を遵守すること。
(2)感染防止認証店以外の飲食店
・業種別ガイドラインを遵守し、特に、換気を徹底すること。
・「感染防止認証マーク」の取得申請に努めること。
・同一グループの同一テーブルへの入店案内は、4人以内とすること。(特措法第24条第9項)
・飲食の時間は2時間程度を目安とし、長時間とならないよう促すこと。
・別添1「感染リスクを避ける飲食店の利用について」を遵守すること。
2.カラオケ設備の利用店
(1)マイクやリモコンなどは、利用する者が変わる都度、必要に応じて消毒を行うこと。カラオケボックスなどにおいては、各部屋に消毒設備を設置すること。
(2)利⽤者の「三つの密」を避け、換気の確保など、感染対策を徹底すること。
(3)飲食を主として業としている店舗(スナック、カラオケ喫茶など)においては、不特定多数の者が一同に会してカラオケ設備を利用することから、特に換気や人との距離の確保を徹底すること。
服部本部長は、本部員に対し、「感染再拡大防止対策期間の終了をもって感染が収束したわけではない。 これからも一人一人が基本的な感染防止対策を確認、徹底し、警戒心を持って行動していくことが最大の感染防止対策となる。改めてこのことを踏まえ、県民の皆さま、事業者の皆さまのためにそれぞれの施策を展開していただきたい」と指示しました。
(写真)指示を出す服部本部長
(写真)対策本部会議の様子
資料1 新型コロナウイルス感染症発生状況等 [PDFファイル/1.24MB]
資料2 「感染再拡大防止対策期間」の終了と今後の対応について [PDFファイル/234KB]
資料2 (別紙)福岡コロナ警報の見直し [PDFファイル/120KB]
資料2 (別添1)感染リスクを避ける飲食店の利用について、(別添2)催物の開催制限等について [PDFファイル/2.2MB]