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4月19日、第30回新型コロナウイルス感染症対策本部会議(本部長:服部知事)を開催しました。
会議では、県内の新型コロナウイルス感染症の状況を報告するとともに、今後の県の対応について、以下のとおり協議しました。
・ 県内の新型コロナウイルス感染症の感染状況について
新規陽性者数は、4月14日以降、5日連続で100人を上回っており、高い水準で推移している。
変異株の陽性者についても、直近1週間は、前週に比べ約1.6倍(102人→162人)に増加しており、より強い警戒感をもって、その動向を注視していく必要がある。
新規陽性者の発生動向を地域別に見ると、4月以降、福岡市での増加が顕著であり、3月の166人(全県に占める割合は17%)から、4月は昨日18日までに551人(同45%)となっている。特に、直近1週間の合計は、前回の対策本部会議の時点(4月14日の数値)から約1.6倍(218人→354人)に、人口10万人当たりでは、13.6人から22.1人に増加し、国の分科会が示すステージ判断指標のステージ3(15人以上)相当を上回っている。
また、福岡市の新規陽性者の感染経路を見ると、3月は4%だった会食によるものが、4月は24%と大幅に増え、家族感染を除くと最も多くなっている。
・ 新型コロナウイルス感染症への対応について
これらの状況を踏まえ、特措法第24条第9項に基づき、県民・事業者に対する要請を行う。
【主なもの】
○令和3年4月20日(火曜日)0時から5月19日(水曜日)24時まで県内全域を対象に不要不急の外出自粛などを要請
○令和3年4月22日(木曜日)0時から5月19日(水曜日)24時まで福岡市内の飲食店等を対象として営業時間の短縮を要請
※その他、要請の詳細は以下の「資料2」参照
服部本部長は、県民の皆さま、事業者の皆さまに対し改めて要請への協力をお願いするとともに、今回の要請について「所管の関係団体や事業者に対して要請もしくは注意喚起を徹底し、感染拡大の防止と医療提供体制の強化にしっかりと取り組んでいただきたい」と本部員に対して指示しました。
また、その後、今回実施する新型コロナウイルス感染症対策について県民の皆さまに説明するために、服部知事と高島福岡市長の共同会見を実施しました。(会見の詳細はこちらから)
(写真)指示を出す服部本部長
(写真)対策本部会議の様子
(写真)服部知事と高島福岡市長の共同会見の様子
資料1 県内の新型コロナウイルス感染症の状況について [PDFファイル/1.98MB]
資料2 新型コロナウイルス感染症への今後の対応について [PDFファイル/1.8MB]