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1月8日、第22回新型コロナウイルス感染症対策本部会議(本部長:小川知事)を開催しました。
会議では、県内の新型コロナウイルス感染症の状況を報告するとともに、今後の県の対応について、以下のとおり協議しました。
・ 県内の新型コロナウイルス感染症の感染状況について
現在の感染状況は、昨年12月23日以降、昨日7日まで16日連続で100人を超え、7日には過去最多の388人となるなど、依然として高い水準で推移しています。
・ 新型コロナウイルス感染症への対応について
医療提供体制を見ると、病床稼働率は一昨日6日時点では64.3%で、前回のピーク時と並ぶ水準となっており、重症病床稼働率は18.2%で、前回のピーク時と比べると低いものの徐々に上がってきています。このため、まずは、医療提供体制がひっ迫する事態が生じないよう、病床や宿泊療養施設の確保をより一層進めていきます。
・ 1都3県を対象区域とした緊急事態宣言発出への対応について
政府は、昨日7日、東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県を対象区域として、緊急事態宣言を発出しました。緊急事態宣言は、国の分科会の提言における「ステージ4」から脱却するためのものであり、本県は該当せずに踏みとどまっております。医療提供体制も直ちにひっ迫する状況にはありませんが、今の感染状況は予断を許さず、強い警戒感をもって今後の動向を注視、分析していきます。併せて、この際、県民および事業者の皆さまに対し、緊急事態宣言の対象区域への移動や職場への出勤に係る取り組みなどについて、次のとおり協力を要請します。
[県民]
・ 緊急事態宣言の期間は、その対象区域への移動は自粛すること。
・ 外出や移動をする場合は、自分の健康状態はもとより、利用する施設の感染防止対策などを確認し、高齢者をはじめ、誰と一緒かなども考慮し、慎重に判断すること。
・ とりわけ、緊急事態宣言の対象区域以外の県をまたいだ移動については、目的地の感染状況や自治体からの呼びかけをよく確認し、慎重に判断すること。
・ 外出や移動の際は、混雑する時期や場所を避けること。また、「マスク」「手洗い」「身体的距離」「三密の回避」など、自身の感染防止対策はもとより、相手にうつさない対策をしっかり行うこと。
・ 会食は、なるべく普段一緒にいる人と少人数、短時間とし、会話の際は、マスクを着用して、大声を避けること。(個人宅での会食を伴う集まりも含む)「感染防止宣言ステッカー」掲示店など、感染防止対策を徹底している店舗などを利用すること。
・ 高齢者など重症化リスクの高い人に感染を拡げないよう、高齢者などに接する場合は慎重に行動すること。
[事業者]
・ 業種別ガイドラインに従った感染防止対策を徹底し、「感染防止宣言ステッカー」の掲示により、取り組みを実施している旨を明示すること。
・ 在宅勤務(テレワーク)や時差出勤などを推進し、人との接触機会を低減すること。
・ 休憩室、更衣室、喫煙室などにおいても、マスクの着用等、基本的な感染防止対策を徹底すること。
[催物(イベントなど)]
・ 第19回対策本部会議(11月16日)で決定した取り扱いを継続すること。
小川本部長は各部に対し、「今が正念場。引き続き、それぞれの事業者において、感染防止対策が講じられるよう、徹底を図るとともに、雇用の確保や経済の回復にしっかりと取り組むように」と指示しました。
(写真)指示を出す小川本部長
(写真)対策本部会議の様子
資料1 県内の新型コロナウイルス感染症の状況について [PDFファイル/2.18MB]