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海外において、福岡県を故郷に持つ人々が親睦・交流を深めるために組織した海外福岡県人会(以下「県人会」という。)は、本県とそれぞれの国・地域を繋ぐ架け橋として貴重な財産であり、県では、周年事業の開催時などの機会を捉えて訪問団を派遣し、各県人会とのネットワーク強化に努めています。
また、県人会同士の交流の場を設けるため、1992年から「海外福岡県人会世界大会」が3年に一度開催されており、このたび、第11回海外福岡県人会世界大会が11月16日から18日までペルー・リマで開催され、福岡県からは知事、桐明和久福岡県議会議長をはじめとする訪問団(以下、「県訪問団」という。)が出席しました。
11月16日、ペルー・リマにおいて、第11回海外福岡県人会世界大会記念式典および歓迎レセプションが開催され、世界9ヶ国から9つの県人会の皆さん、県訪問団、片山駐ペルー日本国特命全権大使夫妻、ミヤシロ・ペルー日系人協会会長をはじめとするペルー側来賓ら約230名が出席しました。
記念式典において知事は、ふるさと福岡を離れ、海外へ移住された方々のこれまでのご活躍に敬意を表するとともに、「世界の福岡県人会の皆様に母県福岡の元気な姿をお届けできるように全力を尽くして頑張ってまいります」と述べました。
(写真)あいさつする知事
(写真)あいさつする桐明議長
(写真)記念式典の様子
11月17日、県訪問団は、日系校のラ・ウニオン校を訪問し、学校の概要について説明を受けるとともに、日本語の授業風景を視察しました。
知事は、同校の生徒の皆さんに、学校を挙げての歓迎に対する感謝を述べるとともに、「これからも日本語をしっかり勉強していただき、将来、ぜひ福岡県に留学生として来てください」とあいさつしました。
(写真)視察の様子
(写真)視察の様子
(写真)生徒の皆さんとの記念撮影
11月17日、第11回海外福岡県人会世界大会代表者会議が開催され、県からは知事、桐明議長が出席しました。
会議では、各県人会の活動報告のほか、コロナ禍における県人会組織・活動の変化などを議題に活発な意見交換が行われるとともに、次回大会を2025年に福岡県で開催することを決定しました。
講評の中で知事は、「県費留学生事業、子弟招へい事業をはじめとした県人会事業を今後も着実に実施する」と述べるとともに、次回大会が福岡県で開催されることについて、「2025年に向けて、県としても万全の体制を整え、里帰りをされる県人会の皆さまを心を込めてお迎えできるように、全力で準備を進めてまいります」と述べました。
(写真)会議の様子
(写真)代表者の皆さんとの記念撮影
11月17日、今回の世界大会の主催者であるペルー福岡県人会役員との意見交換会に県訪問団が出席し、ペルー福岡県人会の皆さんと親睦を深めました。
意見交換会において知事は、今回の世界大会開催に当たってのペルー福岡県人会の事前準備および心遣いに感謝を述べるとともに、「ペルーの発展に大きく貢献されているペルー福岡県人会の皆さまのこれまでの努力、ご尽力に対し深く敬意を表します」とあいさつしました。
(写真)意見交換会の様子
11月18日、県訪問団は、ペルー日系人協会を訪問し、ミヤシロ・アンドレス会長を表敬しました。
知事は、「ペルー日系人協会におかれましては、ぺルー福岡県人会に対し、これまでも大きなご支援を賜っておりますことに心から感謝を申し上げます。また、これからも引き続きお力添えをお願いします」と述べました。
県訪問団一行は、表敬に引き続き、同協会が運営する日本人ペルー移住史料館を視察しました。同史料館では、今回の世界大会開催を記念して、特別展「福岡県人の力 世界へ」展が新たに開催されることとなり、知事と桐明議長はミヤシロ会長、片山駐ペルー大使らとともにテープカットを行いました。
(写真左から)ミヤシロ会長、知事
(写真)日系人協会の皆さんとの記念撮影
(写真)テープカットの様子
11月18日、県訪問団は、片山 和之駐ペルー日本国特命全権大使を表敬訪問し、ペルーにおける日系人の活躍や日・ペルー関係などについて片山大使と意見交換を行いました。
(写真)片山大使夫妻(中央)との記念撮影
11月18日、第11回海外福岡県人会世界大会さよならパーティーが開催され、世界9ヶ国から9つの県人会の皆さん、県訪問団、片山駐ペルー日本国特命全権大使夫妻、ミヤシロ・ペルー日系人協会会長をはじめとするペルー側来賓らが出席しました。
同パーティーでは、世界大会参加者一同による「ペルー宣言」が発表され、今後も将来の県人会を担う青少年の育成を図ることや、次回の世界大会を2025年に福岡で開催することなどが示されました。
知事は、次回大会主催者として、3年後の福岡大会での再会を呼びかけるとともに、「海外県人会の皆さまが、福岡県と各国・地域との架け橋として、今後も大いに活躍されることを期待するとともに、福岡県の応援団として、これからも力強く我々の背中を押していただきますようお願いします」とあいさつしました。
(写真)パーティーの様子
(写真)参加者の皆さんとの記念撮影
リマ国際空港で発生した航空機事故の影響により、帰国日程が当初の予定から変更となったことから、知事は、11月19日、ペルー・リマにて開催された「日本祭り2022」に参加しました。
約2万人の来場者が大歓声をおくる中、大内田第11回海外福岡県人会世界大会実行委員長、マカベ・ペルー福岡県人会長をはじめ、第11回海外福岡県人会世界大会の参加者約100名とともにパレードを行い、福岡県をアピールしました。
また、ステージ上でおこなわれた鏡開きでは、片山駐ペルー日本国特命全権大使夫妻、ミヤシロ・ペルー日系人協会会長をはじめとする日本祭り関係者とともに、47都道府県の代表として参加し、会場を大いに盛り上げました。
(写真)パレードの様子
(写真)鏡開きの様子
※写真撮影のためマスクを外しています。