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知事臨時記者会見 令和2年12月24日(木曜日)

更新日:2020年12月24日更新 印刷

知事臨時記者会見 令和2年12月24日(木曜日)

この会見録は発言をそのままではなく、文章とする際読みやすいように整理したものです。

この知事記者会見録の模様は、  ふくおかインターネットテレビ  動画配信しています。

1 発表事項

(1)年末年始に向けた新型コロナウイルス感染症への対応について

(福岡県新型コロナウイルス感染症対策本部(事務局:がん感染症疾病対策課))

 

(知事)先ほどの新型コロナウイルス感染症対策本部会議で決定した点について、報告させていただきます。12月12日に、本県独自の警報であります、「福岡コロナ警報」を発動し、医療機関に対し、患者の受け入れ、あるいはベッド等の準備をいただく医療体制の整備をお願いしてきました。併せて、県民の皆さん、事業者の皆さんには、感染防止の基本を徹底していただくようお願いをしてきました。現在の感染状況を見てみますと、陽性者数は、93人、88人、156人、今日は149人と、依然として高い水準で推移しており、高齢者や障がい者に関わる施設、あるいは飲食店のクラスターも発生しています。一方で、医療提供体制について見ていきますと、病床稼働率はコロナ警報の基準である25%を超えていますが、重症病床稼働率は基準以下の16.7%です。無症状者、軽症者の皆さんには、4施設1057室用意している宿泊療養施設での受け入れを進めています。このことから、直ちに医療提供体制がひっ迫しているといった状況にはないと考えています。しかしながら、年末年始を迎え、帰省や旅行といった人の移動が多くなります。また、カウントダウンイベントや初詣、いろんな人が集まる機会が多い時期にもなります。これ以上の感染拡大が続いて、医療提供体制にさらなる負荷がかかることがないようにするため、今年はいつもの年とは違うと認識してください。今年は、コロナで始まった年です。今年の年末年始は、今までと違って、静かに過ごしていただくことが極めて大事だと考えています。この年末年始を静かに過ごすために、県民の皆さんに改めて2つのお願いをしたいと考えています。

 一つは、外出・移動です。ご自身の体調はもとより、利用する施設の感染状況を確認し、高齢者をはじめ、誰と一緒かといったことも考えていただき、慎重に判断していただきたい。とりわけ、県境を越える移動は、それぞれの目的地の感染状況や、当該自治体の呼びかけがどういうものが出されているかをしっかり確認していただいて、慎重に判断していただきたい。実際に外出・移動をされる場合は、混雑する時期、場所を避けていただきたい。特に初詣の季節ですので、三が日にこだわることなく、時期をずらすなど混雑を避ける工夫をそれぞれやっていただく。また、各神社等が出している呼び掛け、防止対策をしっかり守っていただきたいと思っています。当然のことながら、お出掛けの際はマスク、手洗い、身体的距離、三密の回避といった、基本的な感染防止対策を講じていただいてお出掛けいただきたいということです。

 もう一つ県民の皆さんにお願いしたいことは、年末年始特有のことですが、会食の機会が増えます。そのため、なるべく普段一緒にいる方と少人数、短時間で、会食を楽しんでいただきたい。また、会食をする場合のマスクの着用、会話は大声ではなく小声、食べる時と話をする時で分けるといった工夫をしっかりやっていただき、感染防止宣言ステッカーを貼ったお店を利用して、安心してお店での会食を進めていただきたいというお願いです。

 事業者の皆さんには、ガイドラインに沿った感染防止対策をしっかり徹底していただきたい。また、その際、本県では助成金を用意していますので、そういったものも活用して感染防止対策を講じ、そのことをステッカーで表示していただきたいと思います。従業員の方々についても、お店の休憩室や喫煙室といったところで、マスクの着用等、基本的な感染防止対策をしっかりやっていただきたい。

 それから、先ほど申し上げましたように、12月に入って障がい者、高齢者の方々が入所されている福祉施設でのクラスターが発生しています。その封じ込めをしっかりやると同時に、同様の施設でのクラスターが発生しないようにするために、施設の職員に対するPCR検査を来年3月まで実施することになっています。今も受付中ですので、この制度を活用していただき、施設を挙げて職員の皆さんにはPCR検査をしっかり受診していただきたいと思います。

次に、年末年始をいよいよ迎えるわけですが、その間の検査・診療体制についてです。県では、年末年始、県内の保健所はそれぞれの管内ごとに、診療やPCR検査を行う医療機関、検査機関を確保しています。PCR検査を受けられた場合の検査結果の本人への連絡、入院が必要な方の入院調整、無症状者・軽症状者の宿泊療養施設への入所、そして陽性者の接触者への疫学調査については年末年始に関わらず、保健所でしっかりやってまいります。また、発熱等の症状がある場合は、まずは受診・相談センターに相談いただきたいと思います。保健所を設置している市にはそれぞれの相談センターがございますので、まずはそこに問い合わせ、相談いただきたいと思います。

いよいよ年末年始を迎えるわけですが、今が感染拡大を防止する上で非常に大事な時です。これ以上感染拡大が続いて、医療提供体制がひっ迫するような事態になれば、より強い措置を取らざるを得なくなります。これを避けるためにも、どうか先程申し上げました点をしっかり守って実践していただくことにより、今年の年末年始、お正月は静かに過ごしていただきたいと思います。私からは以上です。

質疑応答

(記者)県域をまたいだ帰省や旅行を自粛してほしいということですか。

(知事)一律に移動、あるいは外出を自粛してくださいということを呼び掛けてはいません。今、高い水準になってきていますので、これから先が大事です。今まで以上に外出や移動される場合の心構え、冷静・慎重に判断をしていただきたいというお願いを改めてしているということです。

(記者)慎重な判断というのは、移動する先が例えば大阪とか東京みたいに感染が流行しているところに行くのは避けてほしいという意味ですか。

(知事)いろんな目的で移動や県域を越えた外出をされるわけですから、その時に行き先の状況をよく考えていただく。当然、ご自身の体調はもとよりですけど、そういったことを判断していただいて、どうするか慎重に決めていただきたいということです。これは前から申し上げているわけですが、改めて、最近の感染状況、それぞれの自治体の呼び掛けをしっかり考えて行動していただきたいということです。

(記者)流行していない地域に旅行することは、そんなに問題ないという考え方か。

(知事)本県では、感染が拡大している地域からは来ないでくださいということは申し上げていません。そういう意味で、県民の皆さんが福岡県の感染状況を踏まえて、ご自身の帰省をどうされるかはそれぞれのご判断だと思いますが、一律に、本県は感染が拡大しているので、県民の皆さんに他県への移動を控えてくださいと申し上げているわけではない。

 

(記者)会食の部分で短時間、少人数について、具体的な数字的なものは。

(知事)具体的な数字とか、日頃親しい人とか、付き合っている人とかはそれぞれの判断だと思っています。何人が多い、少ないということは、申し上げるつもりはありませんが、数が多いと感染のリスクが高いというのが専門家の意見ですので、長時間、あるいは大人数ということは、ご自身で判断していただくしかないと思います。4人が多いのか少ないのか、8人が多いのか少ないのか、そういうのはなかなか言えないと思います。日頃から、かたまりで集まっている人が、感染防止をしっかり図りながら、短時間でその会食の効用をそれぞれ楽しむことは大事かなと思います。

 

(記者)先ほどの「移動を慎重に判断してほしい」くだりは、逆に言うと、今の状況は一律に自粛を求めるような状況にはまだいっていないという認識ですか。

(知事)はい。コロナ警報の指標である病床稼働率は25パーセントを超えており、病床の準備や患者さんの受け入れの準備体制をしっかりしいていただいているわけですが、入院中の方は、だいたい220人から240人くらいで推移しています。今後の動向を、注意深く、警戒感をもって見ていく必要があると思いますが、この水準でずっといけば、医療提供体制がひっ迫するような状況にはないと考えています。

 

(記者)知事は、医療提供体制が逼迫していると考えられる数値はどのあたりだと考えていますか。

(知事)一つは、コロナ警報の指標のうち、重症病床稼働率、感染経路不明者の割合は基準を超えていません。また、国の専門家により、まずステージ3と、仕様がいろいろでています。そこも、全部が全部あたっているわけではない。そういったものを参考にしながら総合的に判断をしていくということになると思いますが、その際、医療現場の最前線でご苦労をされている皆さんの、今の負荷や意識もよくお聞きしながら考えていく必要があると思います。

 

(記者)今回、県民の皆さんに対する呼びかけ、新たな二つのメッセージは、今までより強い表現になりました。これは、昨日の感染者が多かったことによるものですか。

(知事)7月31日の169名に次ぐ2番目の多さです。今日はまた減少してきており、これがもう一つ減少していくのか、もう一度リバウンドしていくのか、よく見極める必要があります。年末年始という人の移動や会食などイベントごとも多い機会ですので、改めて県民の皆さん、事業者の皆さんに守っていただきたい。その際、いつもの年末年始、お正月と違って、静かな年末年始をそれぞれお過ごしいただき、楽しんでいただく。今年はコロナで1年が明け暮れておりますので、来年をいい年にするためにも、この年末年始は静かな過ごし方を県民の皆さんには考えていただきたいと思います。そのことによって医療提供体制の確保が続けられ、皆さんが安心して活動できるようになるからです。

 

(記者)21日の西村大臣の会見で、20日に知事とお話をしたとおっしゃっていました。大臣からより強い規制が必要であるとか、県内の状況についてどういう話がありましたか。

(知事)その時点での県内の感染状況と、医療提供体制の状況をつぶさに報告しました。医療提供体制が直ちに逼迫している状況にはない、注意深く今後の推移を見守り、モニターしていく。併せて、医療提供体制がどうなっていくかも見て、総合的な判断をして、必要な措置をとる必要があれば、機動的に検討し措置を取っていきたいとお答えしました。

(記者)措置が必要だとかそういう認識は特段なかったということですか。

(知事)はい。

 

(記者)この間の会見で、自宅で年末年始を過ごされると言っていましたが、福岡県内の知事公舎で過ごされるということですか。

(知事)当然です。息子たち家族は東京にいますが、コロナの状況ですので知事公舎で正月を迎えたいと思います。

 

(記者)より強い対応とは、具体的にどのような対応を念頭に置かれていますか。

(知事)他の地域の状況を見ていきますと、外出の自粛、あるいは自宅にいなさいとか、営業時間の短縮、休業協力の要請など、色々幅はあるかと思いますが、第1波の時にみんながやっていたようなものをイメージしています。医療提供体制が確保され続ける限りにおいては社会全体でそういったピンポイントの厳しい措置ではなくて、社会全体で防止対策を講じながら経済活動が進められるような状況を、県民の皆さん、事業者の皆さん、医療従事者の皆さんはじめ関係の皆さんと一緒に作っていきたいという考え方です。