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知事臨時記者会見 令和2年1月27日(月曜日)

更新日:2020年1月28日更新 印刷

知事臨時記者会見 令和2年1月27日(月曜日)

この会見録は発言をそのままではなく、文章とする際読みやすいように整理したものです。

この知事記者会見録の模様は、  ふくおかインターネットテレビ  動画配信しています。

(1)新・福岡県立美術館の建設地の決定について  (文化振興課)

  記者提供資料 [PDFファイル/323KB]

(知事)新県立美術館の建設地について決定しましたので報告します。

 1月16日に新・福岡県立美術館建設地選定委員会から、報告書が提出されました。

 この報告書を踏まえて、平成29年、新・福岡県立美術館の基本構想検討委員会報告で示された三つの立地条件である交通至便で人が集まりやすい、他の文化施設との連携による相乗効果、福岡の魅力がこれによって増えること、これに加えて、新・福岡県立美術館に期待される役割としての県民の芸術文化の拠点、まちづくり、地域活性化の拠点、観光の拠点としての役割とこれを実現していく上での解決すべき課題について総合的に検討を行った結果、今回、新・福岡県立美術館の建設地を、「大濠公園南側にある福岡武道館及び日本庭園の一部を再整備した用地」と決定しました。

 その理由は、まず、大濠公園が交通至便で人が集まりやすく、福岡県を代表する風光明媚な都市公園として高い知名度を有していること。

 次に、県と福岡市が共同して策定しているセントラルパーク構想、今、これを進めていますが、大濠公園と舞鶴公園を歴史・芸術文化・観光の発信拠点として一体的に活用して、それぞれの公園そのものが広大なミュージアム空間となって、国内外から訪れる人々に感動を与えることを目指しているわけです。今回、大濠公園に新・福岡県立美術館が設置されることになると、福岡市美術館が近接することになり、国内有数の美術館エリアが誕生することとなります。東京の上野地区、あるいは京都の岡崎地区、それから大阪の中之島地区と似たような、全国有数の美術館エリアが誕生します。

 それから、大濠公園には日本庭園があります。この公園は、二条城やボストン美術館の日本庭園を手掛けた日本を代表する造園家である中根金作氏によるものです。大変すばらしい日本庭園です。この日本庭園と一体的に整備することにより、日本庭園の良さも十分生かした魅力ある美術館とすることができるというのが次の点です。

 こうしたことを通じて、国内外から既に多くの観光客が訪れている大濠公園の魅力が一層高まり、県と福岡市が今進めているセントラルパーク構想で期待される機能と魅力が高められることが期待されます。

 これらの理由と、建設地選定委員会の意見も踏まえ、大濠公園の南側にある武道館と日本庭園の一部を再整備した用地に決定しました。

 なお、この武道館は、今、一般の方の利用と同時に、警察の術科訓練に利用されており、県警が管理しています。新・県立美術館の建設地の決定をしたので、今後、県警とも、協議しながら、代替施設の確保の検討を進めていきます。

 今後は新しい県立美術館が本県の新たな顔となり、国内外に誇れるすばらしい美術館となるよう、まずはその基本計画の策定に着手し、必要な予算確保を含め、準備を進めたいと考えています。

 また、現県立美術館については、建設地選定委員会報告書で、長年培ってきた文化施設の蓄積を活かし、新県立美術館と相互、補完的に活用していくことが望ましいという意見もあります。県としても、選定委員会の報告も踏まえ、現県立美術館は今後とも引き続き活用したいと考えており、その具体的な活用策について今後検討を進めていきます。

質疑応答

(記者)報告書が提出された16日から本日の決定の発表に至るまでの経緯をもう少し詳しく教えてください。

(知事)16日に建畠委員長から選定委員会の報告書を手交されました。それ以前からも事務的にずっと検討していましたが、いわゆる敷地面積、交通機関の状況、集客力、地域のそれぞれの特色、他の文化施設との連携といった点を複数の地点について比較検討し、最終的に天神中央公園と大濠公園の二つを検討しました。

 天神中央公園のメリットは、九州随一の集客力を誇る天神の中心地であり、福岡県の魅力を内外に広く発信する場所でもあります。また、多くの若者、海外の方もたくさん訪れられる場所で、新たな美術館の来館者の開拓にもつながる、そういう期待ができる場所です。

 一方、課題として天神中央公園は人が大勢いる天神地区の憩いの場やにぎわいの場として親しまれている都市公園です。また、あわせて人がたくさんいるので、いざというときの天神地区の避難場所としても指定されています。こうしたにぎわいの場、憩いの場と避難場所としての機能を有する代替公園をこの天神地区と近いところで確保することは、非常に難しく、とりわけ避難場所という、県民の皆さんの安全・安心を確保するという観点から課題があります。

 大濠公園のメリットは、先ほど建設地の選定理由で申し上げましたが、課題としては武道館が今、建っているので、この武道館をどうするかということです。今後、武道館を所管している県警と、代替施設を確保することで、この問題を解決していきたいと思います。新しい福岡の顔になる、すばらしい美術館をつくろうということですので、ご理解いただけるものと思いますし、しっかり協議して代替地、代替施設の確保の検討を進めていきたいと思っています。

 以上の天神中央公園と大濠公園の二つの候補地について、それぞれ期待される効果や解決すべき課題を総合的に勘案して、最終的に大濠公園を選定したというのが、16日以降の経緯です。

(記者)新たな基本計画の策定に着手という話がありましたが、今後の予定について、この基本計画は、委員会をつくって、いつまでにするというような考えがあるのか。また、さらに、これはちょっとまだ先の話ですけれども、いつごろの工事であったり、いつごろの完成を目指すのでしょうか。

(知事)今後の進め方ですが、まず、建設に向けては、基本的な基本計画を策定する必要があります。そこでは、新・県立美術館の展示の内容、収集保存、教育普及、調査研究といった新しい美術館が果たすべき機能や役割についてまとめます。このまとめをやるために、有識者の意見も聞きながら作業を進めていこうということで、必要な予算の確保を含めた準備を進め、できる限り早くこの基本計画の策定に入りたいと思っています。

 また、基本計画策定後ですが、この美術館の具体的な基本設計や実施設計に入っていきます。全体として、できるだけ早く作業を進めていきますが、しっかり詰めていくことも一方で大事なことですので、一歩一歩階段を積み上げていきたいと思っています。

 

(記者)今の部分のスケジュール感は、年度内にとかそういう目途みたいなものはありますか。

(知事)一つは、基本計画の策定作業ができるように、今、予算編成作業中ですので、その中で来年度から作業ができるように進めていきたいと思っています。

 

(記者)武道館の代替施設の確保という表現がありましたが、武道館は新たに別の場所に新築するということでしょうか。

(知事)既存施設か新築か、両方含めて、少なくとも今果たしている武道館の機能、役割、をしっかり継続して果たせるような施設を確保することで、今後、具体的に詰めていきます。

(記者)現在の県立美術館について、報告書のとおり活用していきたいということですが、あそこは福岡市の土地に建ってると思うのですが、福岡市との協議はどうなっているのでしょうか。

(知事)既存の県立美術館が立地している須崎公園は、福岡市が管理しています。その地域については福岡市が再整備をするということで、公園の中に市の新しい拠点文化施設をつくると聞いています。現県立美術館を残して活用するということですので、この活用について私どもが検討を進めていく上では、福岡市の須崎地区の再整備についての動きをしっかり見ながら必要に応じてまた協議をしていかなければならないと思っています。

(記者)現時点で、福岡市が再整備の中で現県立美術館を残して活用していくということに同意しているということですか。

(知事)もともと市がこの新しい須崎公園の整備の方向や計画を出されたときには、現県立美術館はあるということになっていますので。

(記者)では、それが前提だという認識ですか。

(知事)私はそう思っています。

 

(記者)スケジュールについて、先は多分見越せないとは思うのですが、どのくらいのスパンで完成というのをお考えですか。

(知事)全国の色んなこの手の美術館の例を調べてみると、それぞれの事情があるのでばらばらです。一個一個必要な手続、手順、計画、構想をしっかり固めながら、一歩一歩階段を上がっていくということが一番最短距離で建設が完了し、県民の皆さんにとって新しい美術館が利用できることになると思っていますので、一個一個、確実にできるだけ早く進めていくと今は言うしかないと思います。

(記者)隣に福岡市美術館があります。相乗効果というのを委員会も言っていましたが、知事としてはどういうふうな形で福岡市と協力していきますか。

(知事)上野とか行ったときに、皆さん一個だけ行く場合もあるし、ぐるっと回る場合もある。岡崎の地区もそうですし、中之島は整備を進めていますが、そこに近接して、集中して立地しているメリットを利用者は最大限活かしていくわけです。そういう意味では、両美術館が近場に立地していることにより、その両方を訪れる方が増えていくだろうということと、それぞれ持っている所蔵物も違いますし、色んな観点から展示をしており、県民の皆さんはより選択肢が広がる、より楽しむことができることになる。そういう意味で、新しい美術館エリアが誕生することは、市民の皆さん、県民の皆さんにとって大いにプラスだろうと思っています。

 この具体的な運用の方法については、これから福岡市とも十分協議をして進め、市民、県民の皆さんに愛され、親しまれる美術館エリアにしていきたいと思っています。

 

(記者)庭園ですが、これは今ある庭園の一部を残して美術館の一部にするということですか。

(知事)これは具体的に基本計画や基本設計でやらないといけませんが、今の日本庭園は中根金作さんの作品で、皆さんもよく利用されていると思いますが、良い庭園なので、うまく活用した美術館のありようを今後詰めていかないといけないと思っています。うまく連携することが大事だろうと思っています。

 

(記者)うまく連携するとなると、日本庭園の一部は残すのでしょうか。

(知事)手を入れないといけないところは出てくるかもしれません。今ある庭園を最大限利用するというのが大事なことです。

 

 

(終了)

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