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知事年頭記者会見 令和2年1月6日(月曜日)

更新日:2020年1月7日更新 印刷

知事年頭記者会見 令和2年1月6日(月曜日)

この会見録は発言をそのままではなく、文章とする際読みやすいように整理したものです。

この知事記者会見録の模様は、  ふくおかインターネットテレビ  動画配信しています。

(1)知事年頭挨拶

(知事)明けましておめでとうございます。今年の三が日ですが、穏やかな天気に恵まれ、皆様には健やかに新しい年をお迎えになったことと心からお喜びを申し上げます。今年もどうぞよろしくお願いします。

 さて、今年の干支は、「庚子(かのえね)」です。十干十二支、60年に1回回ってくるわけですが、この庚子には、新しい芽吹き、また、繁栄の始まりといった意味があるそうです。前回の庚子は、昭和35年、1960年で、今上天皇がお生まれになり、当時の池田勇人内閣が所得倍増計画を策定し、まさに、この日本の国が経済大国への道を歩み始めたそのスタートの年でもあったわけです。それから60年、時代は昭和から平成、そして昨年の5月にはお代替わりがあり、令和を迎えました。この間、幾つもの大きな災害、人口構造の変化、社会の多様化や経済のグローバル化など、我が国を取り巻く環境は大きく変化をしてきたわけです。

 とりわけ、私たちは今、大きな変化に直面しています。3つあり、1つは、少子高齢化・人口減少、2番目は第4次産業革命の進展、そして3番目は人生100年時代の到来です。

 今年の干支、先程申し上げた庚子のように、福岡県に新たな芽吹きが生まれ、福岡県の新たな繁栄の始まりとなる、そういう年にしたいと、このように考えています。

 そして、いよいよ、この夏、東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。

 この新しい年、まず経済については、景気は緩やかな拡大基調が続いていると期待されますが、一方で、米中貿易問題、日韓関係、消費税率引き上げなどによる影響、これをしっかり注視をしていきたいと思います。

 また、平成29年以降3年連続で災害に見舞われたわけですが、それぞれの被災地の復旧・復興をさらに加速させていきます。

 そして、先に述べた三つの変化、これをしっかり受けとめ、対応し、県民の皆様、県内の各産業、各地域を元気にし、福岡県のさらなる前進の発展のために全力を尽くしていきます。その基本となるのが地方創生です。「働く」「暮らす」「育てる」、この三つができる地域社会をつくっていきます。

 まず第1に、「働く」です。「魅力ある職場」を一つでも多く地域につくっていくために、県の経済の発展の原動力である中小企業、どの地域にもある中小企業、これをしっかり振興し、それぞれの成長段階、事業環境に合わせたきめ細かな支援、そして、今、課題になっている事業承継、これに取り組んでいきます。

 引き続き、自動車、水素、バイオ、IoT、航空機、そういった成長産業を育成をしていきます。

 就任以来力を入れている「グリーンアジア国際戦略総合特区」については、今、七つの国際戦略総合特区がありますが、2年連続、国から、最も高い評価を受けたところです。引き続き、一つでも多くの事業化、プロジェクトを実現していきたいと思います。

 農林水産業では、15年連続販売単価日本一の「あまおう」、認知症予防の効果があると期待されている、機能性表示食品として、生鮮肉類で初めて認められた、出荷数が今、九州一を誇っている「はかた地どり」、そういったブランド化をより一層進めていきたいと思っています。あわせて、輸出の促進、担い手の確保、これに力を入れていきたいと思います。

 加えて、少し重なりますが、多くの分野、さまざまな分野でAI、IoTなどの導入を進めていくことにより、特に先程申し上げた中小企業の生産性の向上、そして、農林水産業については、スマート農林水産業、これを加速し、稼げる農林水産業にしていきたいと思っています。

 4月から導入する宿泊税を大切に使って、県内各地の観光資源をしっかり磨き上げ、受け入れ環境を充実させることによって、県全体の観光の底上げを図っていきたい。あわせて、福岡県の魅力をより一層アピールすることにより、東京オリ・パラもあるので、国内外からとりわけ今までお越しになることが少なかった、ラグビーでたくさん来られましたが、欧米豪からの誘客というものを増やしていきたいと、このように考えています。

 第2に、「暮らす」です。スポーツ立県福岡を目指し、誰もがスポーツに参加できる環境の整備、選手の育成、国際交流に力を入れていきます。これとあわせて、県民一人一人の健康寿命を延ばしていく「ふくおか健康づくり県民運動」、これを進めて、この二つの取組みの相乗効果でもって県民の皆様を元気にしていきたいと思います。女性、高齢者、障がいのある方など、誰もが生き生きと活躍し、安心して暮らせる福岡県、この実現を目指していきます。これらを通じて、人生を健康で充実して過ごすことができる「100年グッドライフ福岡県」を目指していきます。

 3番目、最後「育てる」ですが、出会い応援団体は1,800を超え、子育て応援宣言企業は7,000社を突破しました。例えば、子育て応援宣言企業における従業員の育児休業取得率を見てみると、男性、女性いずれをとっても全国平均を大きく上回っています。こうした取組みをさらに前進させ、出会い、結婚、出産、子育て、仕事、各ライフステージを切れ目なく支援し、県民の皆様の結婚や子育てに対する希望を叶えるべく取り組んでいき、少子化を食いとめていきたいと思っています。

 また、全ての子供たちが夢と希望を持ちながら、日々穏やかに過ごすことができるよう、引き続き、全庁挙げて、地域を巻き込みながら、子供の貧困対策、児童虐待防止に取り組んでいきます。

 こうした県政に取り組む上で、先程も申し上げましたが、三つのことを意識して取り組んでいきたいと思っています。

 一つ目は、「スピード」です。ご承知のとおり、時代の変化と流れがどんどん速くなっています。日頃からアンテナを高くし、時代の流れ、県民と地域のニーズ、これを的確に捉えておき、決断し、対応しなければならない局面ではスピード感を持ってこれに当たっていきたいと思います。

 二つ目は、「詰め」です。当たり前のことですが、実現度の高いしっかりした政策をつくっていくためには、情報を収集し、あらゆる角度から悩み、考え抜いて結論を出していくことが必要不可欠です。我々の政策はさまざまな批判、評価を受けるものです。そのためにしっかり詰めて政策を打ち出していきたいと思います。

 三つ目は、「連携」です。現在、県が抱えている以上のような問題には、各部局の枠を超えて相互に連携して対応していくべきものがたくさん増えています。各部局の連携によりシナジー効果を発揮した総合的な政策というものを県として展開していきたいと思います。

 私自身、職員の先頭に立って、我々チーム福岡県を引っ張っていきたいと思います。県民のために、我々が心を一つにして、さきのラグビーではありませんが、「ONE TEAM」となり、最高のパフォーマンスを発揮していきたいと考えています。

 こうして政策を展開することにより、日本海側に位置しているこの福岡県をアジアとともに発展する一大拠点としていき、この九州を牽引し、この日本の国のバランスのとれた発展に貢献していきたいと、このように考えています。

 これから先、この1年、また皆様方のご理解、ご協力をよろしくお願いします。

質疑応答

(記者)1件、少し言及がありました、今年2020年、東京オリンピックが開催されます。主な開催地は当然東京を中心にということになるのですが、福岡県として、オリンピックに合わせて、あるいはオリンピック後、「五輪の崖」なんていうふうに言われますが、どのように取り組んでいくのか、具体的に教えてもらえますか。

(知事)まず、大きく二つあると思います。今回、オリンピックを前にして県として考えていることは二つあります。一つは事前キャンプの誘致です。市町村と一緒になって誘致活動をして、今、28の国・地域が事前キャンプを行う予定です。これは全国で有数の多さです。ご承知のとおり、県民の皆さんが誘致国に対して親しみを持てる、関心を持てるきっかけになることはもとより、トップレベルのプレイヤーに直接触れることができる絶好の機会です。特にお子さんたちの夢や希望、目標につながり、福岡県のスポーツ振興にとっても大変意義深いことだろうと思っています。これをきっかけに県内誰もがスポーツに参加できる環境の整備、選手の育成、スポーツにおける国際交流、スポーツ立県福岡に向けた取り組みを加速していきたい、これが第1点です。

 2番目は観光関係、インバウンドです。ラグビーワールドカップ2019の日本大会では、ほんとうに今までにないぐらい欧米豪から多くのお客さんが九州を訪れられた、福岡県を訪れられたわけです。最新の10月の数字を見ますと、ラグビーワールドカップ開幕直後ですが、欧米豪からは前年比85%の増加で約6,400人増えています。11月までありましたので、その効果は非常に大きかったんだろうと思います。今年はオリンピック・パラリンピックということで、さらに訪日の機運が高まることが期待されます。これまでラグビーワールドカップで得た経験、ノウハウを最大限生かして、ターゲットとする国・地域の皆さんのニーズに合わせたプロモーションをしっかりやって、色々な国からのインバウンドのお客さんを増やしていきたいと思っています。

 それからオリンピック・パラリンピック後ですが、事前キャンプで得られた国際交流を引き続きやっていきたいと思いますし、夢や希望を持たれたお子さんたちをしっかり育成していきたいと思っています。また、そういった国際交流で得られたノウハウ、経験を新しい次の国際スポーツイベントや色々な国際会議、そういったものの誘致に生かしていきたいと思っています。

 

(記者)今月中に県立美術館の建設予定地を決められるというふうに言っていましたが、この点について、現状、今決まっていることについて少し伺いたいと思います。

(知事)現在、建設地選定委員会を開催しており、これまで基本構想検討委員会でかつて取りまとめていただいた視点を踏まえて、それぞれの専門的な分野からのご検討を今、急いでいただいています。私から特定のエリアに関する発言というのはこの場では控えさせてもらいますが、今月この選定委員会から検討結果が報告される予定で、その報告を踏まえて、新しい県立美術館にふさわしい建設地というものを私自身決定したいと思っています。

 

(記者)宿泊税が4月から導入されるのですが、事業者と旅行者への具体的な周知というのが出てくると思うのですが、これについて細かな工程とか、もし今決まっていることで公にできることがあれば教えて下さい。

(知事)両政令市と協議が調って、それぞれ条例を改正したり、制定をしたということ、それを踏まえて、総務大臣の同意、お願いをしていたものがとれたということです。同意を前提に、いわゆる関係者の皆様にはその準備方、周知を一生懸命やってきました。あと3カ月ですが、しっかり4月からの施行、実施に向けて、最後の周知活動をやっていきたいと思っています。今までの取り組みに加えて、駅とか、そういったところで、宿泊者になられる方々に対して広く周知を図る。それから、特別徴収、いわゆる税の徴収義務者になっていただく宿泊事業者、あるいは、旅行事業者が場合によってはあるかもしれませんが、そういった方々に対しては、今まで説明会などをやってきていますが、改めて周知徹底を図っていきたいと思っています。円滑な導入、スタートをしっかり円滑にやる、これが一番大事だと思いますので、抜かりのないように周知を図っていきたいと思います。

(記者)事業者に具体的な説明会など、そういったものは何かありますか。

(知事)これまでずっとやってきていますが、また改めて疑問等があればということで、しっかり対応していきたいと思っています。

 

(終了)