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知事定例記者会見 令和元年11月25日(月曜日)

更新日:2019年11月26日更新 印刷

知事定例記者会見 令和元年11月25日(月曜日)

この会見録は発言をそのままではなく、文章とする際読みやすいように整理したものです。

この知事記者会見録の模様は、  ふくおかインターネットテレビ  動画配信しています。

 (1)令和元年度12月補正予算の概要(財政課)

    記者提供資料 [PDFファイル/535KB]

    記者提供資料 [PDFファイル/184KB]

  (2)伝統的工芸品のニュースタイル第一弾!

    ~久留米絣とビームスとのコラボによる新ブランド「CATHRI」誕生~(観光政策課)

    記者提供資料 [PDFファイル/1.07MB]

(知事)報告事項の前に一言お話しさせてください。

 昨夜ですが、福岡県にとってうれしいニュースが飛び込んできました。昨日行われたグランドスラム大阪2019大会で、久留米市立南筑高校出身の素根輝選手が78キロ超級で見事優勝され、東京オリンピック代表に内定されました。県民の一人として大変うれしく誇りに感じています。

 先日、皆さんご承知のとおり県庁にお越しいただき、世界選手権の優勝報告をしていただきました。その際、同選手からは、「これからの大会を一つ一つしっかり勝っていって、最終的に東京オリンピックで金メダルがとれるように努力をしていきたい」と、力強く決意を語ってくださいましたが、昨日の試合ではまさにその決意どおりだったと思います。常に前へ前へ出て攻めていく姿、また、延長戦での粘り強く戦うその姿を見た子供たちは、夢や希望、そして私たち県民は勇気と感動を与えてもらったと思います。

 今回のオリンピック代表内定を県民の皆さんは祝福をしていると思いますが、県民を代表して、昨夜内定の知らせを受けてすぐ私から素根さんへお祝いのメッセージを送りました。東京オリンピックまで8カ月です。しっかり稽古と準備をして、オリンピックで金メダルという長年の夢を実現していただければと思います。県民の皆さんと一緒になってしっかり応援をしたいと思います。

 また、昨日はギラヴァンツ北九州がホームゲームで勝ちJ2復帰が決定しました。また、ソフトバンクホークスは、あいにくの天気でしたが、優勝パレード、私も参加しましたが、行われるなど、スポーツで県内が盛り上がったところです。白鵬関の優勝もありました。

 これから報告事項を2点申し上げます。

 一つは、12月2日に提案する令和元年度の12月補正予算について説明します。お手元に資料を配付しています。

 まず、予算編成のポイントをかいつまんで申し上げると、基本的な考え方は県民の安全・安心の確保と福祉の充実、この二つに取り組むとともに、あわせて、人事委員会勧告に基づく給与改定を実施することとしています。

 補正予算の規模は、16億7,700万円です。

 具体的な事業内容について説明します。

 まず初めに、県民の安全・安心の確保ということですが、今年の5月に滋賀県の大津で園児の巻き込み事故がありました。これを受けて、関係機関が連携して現場の安全点検を実施したわけですが、県が管理する道路について、その点検結果に応じてガードレール等の設置をします。

 また、豚やイノシシの伝染病であるCSF(Classical Swine Fever)、豚コレラと今まで言っていたものですが、CSFの防疫対策を強化するため、養豚農場におけるイノシシ侵入防護柵の設置費用に対する補助制度を創設します。

 また、大雨による浸水被害を軽減するために排水ポンプ車の導入を図ります。

 次に、福祉の充実ですが、近年、児童虐待の防止、高齢者世帯の見守りなど、民生委員が取り組むべき課題は非常に多くなって、複雑化しています。そういったことから、民生委員の活動費を増額します。以上です。

 それから、もう1点報告事項です。福岡県の伝統的工芸品の七つあるうちの一つですが、久留米絣について、株式会社ビームスとコラボし、新しいブランド「CATHRI(カスリ)」が誕生したことを報告します。

 ライフスタイルの変化や安価な海外製品の流入等により、現在、全国の伝統的工芸品の生産額は、昭和50年代をピークに減少してきています。本県においても生産額は、この10年間で約4割ぐらい減少しています。

 こうした状況を打開し、県内の伝統的工芸品の売り上げの拡大につなげていこうということで、まずは若者など新たな層が購入したくなるような商品の開発力、それから販路の開拓、この二つが求められていると考えました。そのため県では、今年度から、まず伝統的工芸品の生産者と、デザイン性や高品質で人気がある、しかも県内外に幅広い販路を有する企業とコラボをやって、新商品、つまり若者などに受ける新商品の開発というものを支援しているところです。

 このスキームは、県がマッチングやコーディネートに長けた委託先と委託契約を結んで、この委託先の企業が商品開発力、あるいは販売力があってコラボが見込める企業を選んで、伝統的工芸品の県内の生産者と両方に働きかけをして、コラボ商品の開発、それから企業側と生産者側双方の販路を通じてこの販売をするということにしているわけです。

 この度新商品の開発第1弾ということで、若者を中心に絶大な人気を有しているビームスにおいて、旬の商品を厳選して販売するビームスプラネッツが監修した久留米絣の新ブランド「CATHRI」が誕生したわけです。

 久留米絣が持っている肌触りの良さを最大限生かしながら、街歩きもできるようなカジュアルな服に仕上げていただいています。来年の3月中旬からこの「CATHRI」ブランドで、春・夏向けのアイテムとして、関東、関西、福岡のビームス3店舗、そして地場産くるめで販売を開始します。

 久留米絣の生産者の皆さんの「自分たちの発想にないものをつくっていきたい」という思いを十分に反映した、新しく魅力的な商品になったのではないか、そして幅広い年齢層の方に久留米絣を知っていただく機会になることを大いに期待しています。

 また、この事業の第2弾として今検討中のものとして予告すると、上野焼と九州の工芸品を販売している株式会社うなぎの寝床との間でコラボ商品を開発中です。

 こうした取り組みを通じて、県内の伝統的工芸品の認知度を高めていく、そして販路を拡大していくことにつなげていきたいと思っています。

質疑応答

(記者)まず、議案の関係ですが、今回、性風俗の広告規制の条例案が出ていると思いますが、現状とそれに対する新しい規制についての知事の期待や、どういう効果を出したいのかを教えて下さい。

(知事)ご承知のとおり平成24年に条例を制定しました。その中身ですが、風俗案内業について届出義務を課して、営業の実態をまず把握する、それをもとに営業者から暴力団関係者を排除する、そういった内容のものを制定しました。現在、その状況を見てみると、風俗案内所は県内に124店舗あります。これは東京都に次いで2番目に多い数です。これだけの数の店舗がひしめき合っていますので、過当競争になっているわけです。集客のための派手な電飾、あるいは性的パネルの設置、割引券の頒布などそれぞれの行為がエスカレートしており、風俗環境や青少年の健全育成に悪影響を及ぼしていると考えています。また、暴力団が風俗案内所の経営者から、みかじめ料を徴収していた事例もありました。このため、今回、条例を改正して、風俗案内所の広告・宣伝方法等について規制を強化することによって、風俗環境の浄化と青少年の健全育成、そして暴力団の資金源の遮断を図りたいと考えています。

 

(記者)続いて久留米絣の関係で尋ねたいのですが、今までこういった伝統的工芸品とブランドのコラボレーションは、過去に県内で行われたことがあるのですか。

(知事)以前もぱらぱらありましたが、去年、全国の伝統的工芸品が一堂に会する全国大会をやらせてもらいました。その際、色々な分野で活躍中のクリエイターの方々と各産地がコラボしたわけです。そこで多くの来場者の皆さんから、また事業者の方から好評をいただいたので、今回、それを一過性の大会で終わらせるのではなくて、制度をつくって新しいマーケット状況に合わせた産地の対応を進めたいと考えたわけです。

(記者)目標とする売上額のようなものはあるのでしょうか。

(知事)多ければ多いほどいいということですが、まずはこういった新しい取り組みをしていること、それから新しい商品について認知度を各分野で広げること、その結果がお客様の関心をひいて購入につながると思いますので、まずはしっかりこういった商品の特色などを含めて認知度を上げる努力を続けたいと思います。

 

(記者)今展示されているものが実際の商品ということでよろしいのですか。

(知事)はい、そうなりますね。こういったものが来年の春、出ていくことになります。

(記者)知事自身、これは女性物ですが、ご覧になっていかがですか。

(知事)生地がソフトな感じがあるわけですよね、久留米絣って。それから、紺という色が特色ですから、若い方がカジュアルに召されるのはものすごくいいんじゃないかという気がしています。私も久留米絣でスーツがつくれないかって、今一生懸命やっているのですが。

(記者)もしよろしければ、魅力について改めて教えて下さい。

(観光政策課)久留米絣の魅力ですが、染めによって色が段階的になっているということと、織りの中の紺の部分と白い部分、そこがきっちりと色分けされているところ、そこが魅力になっています。また、今回こういった久留米絣をポイントに使うことで、全体が久留米絣だとなかなか重たくなるのですが、ポイントで使うことで魅力がまた一層増しているかなと思っています。

(知事)柔らかい感じがするんですよね。生地のタッチが。かつ、グラデーションと、それからかすりらしさというのが出ている。それを強調したデザインになっていると私は思います。

 

(記者)値段が少し高いなという印象を受けたのですが、これだけ高くなったのは、これだけ手が込んでいるとか、こうだから少し高いとか、むしろこれでも割安なんだよといった説明があればお願いします。

(観光政策課)確かに、値段を見たときに少し高いかなと思うところがあるのですが、実際にスカート等でも4万円台のものなどが結構デパートに出ています。やはり伝統的工芸品ということで、多くのもの、たくさんのものがつくれないということがありますので、やはりこういうお値段になってくるのかなと思います。また、今回初めての企画ということで、デザインを起こす、あるいは企画をするというところにも一手間かかっていますので、そういったところが価格のほうにも反映されているのかなと思っています。お高くはありますが、デパートに並んでいると、こういった値段も相応の値段かと思っていますので、多くの方にお買い求めいただければと思っています。

 

(記者)ビームス側からは、久留米絣の素材としての魅力はどういうところにあるという評価なのですか。

(知事)やはり伝統的な技術で染めている、織っている。それから、色合いですよね。藍が中心になっているわけですが、そういったところと若者の感性というのはつなげるのではないかという発想をされたと私は思っています。

 

(記者)このコラボ商品は新しいブランドが「CATHRI」ということでつくられるということです。3月には今置いてある商品が売られるようですが、今後はどのようにブランドを継続していくお考えですか。

(知事)一つのCATHRIというブランドを確立させたい、認知度を高めていって、販路を拡大して販売量を増やしたいというのが一つ目。それから、もう一つは、第2弾ということで、上野焼と工芸品の販売をやっているうなぎの寝床社と協議を進めていて、この事業として第2弾の新しいブランドをやっていきたい、そういうことです。

 それから、今、伝統的工芸品は7品目、国指定のものがあります。そういったところを中心に色んな分野のいわゆるクリエーターの人たちとコラボをやって、そこでマーケティングの強いところと組んで、第2弾、第3弾、第4弾とやっていきたいと思っています。

(記者)CATHRIとしては今回の商品で終わりなのですか。

(観光政策課)CATHRIというブランドでやっているので、ビームス側からは、毎年1回こういったコレクションをCATHRIというブランドで提案していきたいというお話を聞いています。まずは今回、どれだけ認知度が上がって、売り上げが上がるかというのが、次の戦略につながっていくと思っています。

 

(記者)今回のこのブランドですが、いわゆる製造するに当たっては、生地をただ提供するだけなのか、実際に商品のデザインとか開発の中に織元の職人さんが直接関わったりとか、どこまで製造ラインで関わっているのかを確認したいのですが。

(観光政策課)まずビームスの方に、織元、産地に行っていただき、どういった織りができるのかを見ていただいた上で、お互い提案しながら、どういった織りをつくりましょうという話をさせていただいております。ただ、洋服全体のデザインについては、ビームスでデザインがされている状況です。縫製はビームスでやっています。

(知事)ですから、新しい商品に見合ったデザインの材料をつくるというのが産地側のまず第一義的な役割だと思います。

 

(記者)世界水泳の件で尋ねたいのですが、福岡市で2021年に開催する世界水泳で、福岡市から財政支援を求める内容の要望が来ていますが、知事としてどう対応する考えか聞かせて下さい。

(知事)これまで大会の組織委員会で、世界水泳選手権あるいはマスターズ水泳選手権の開催に係る基本計画が策定をされて、準備が進んでおり、これから大会経費、具体的な経費について組織委員会等で議論が進められると理解しています。今後、大会を主管されている日本水泳連盟、そして福岡市、そこから具体的なお話があれば、まずはそのお話を伺うことになると思っています。

(記者)現時点では、支出する、支出しないというのはまだ決まってないということですか。

(知事)具体的に事業規模とかが全く分かってないからですね。

 

(記者)関連してですが、開催経費が、当初、福岡市が見込んでいた額より1.4倍という形で大きく膨らみつつありますが、その点については、組織委員会の副会長も務めていらっしゃる知事として、開催経費がどんどん膨らんでいることについてどう考えていますか。

(知事)世界水泳選手権、それから世界マスターズ水泳選手権、そういった内容が具体的に固まってきている。そういうことから、当初考えていた詳細が詰まっていけばいくほど、新たな経費とかが出てきたのではないかと思います。いずれにしても、中身をどうするか、それを精査して、どうする、どうやって対応するかということになるということです。

 

(記者)西鉄の高架化、立体交差事業ですが、西鉄側から完成時期が遅れるということを県として伝えられていると思うのですが、それについて知事の受け止め、認識を教えて下さい。

(知事)一生懸命、この事業を進めてきたわけですが、先月末、10月31日だったと思いますが、西鉄から工期変更の申し出が協定に基づいて行われました。これについては、事業が遅れるとすれば、踏切の除去による交通渋滞の解消、また沿線自治体での高架の下を使ったまちづくり、色々な計画を進めてきたわけです。そういったことを通じて県民生活にも大きな影響を与えるということになるので、望ましいことではないと受け止めています。

 10月末に申し出があったわけですが、その変更理由の具体的な内容とか、その辺の詳細がまだよく分からないので、検証委員会を立ち上げようと決めたわけです。そこで専門家の意見を踏まえながら、状況がどうなっていて、それを解決しながら、できるだけ早く工事を完成させるためには、安全かつ効率的な工事をどのように進めていったらいいか、どのようにして工期が短縮できるかといったことをしっかり議論してもらいたいというふうに考えています。

(記者)その検証委員会ですが、先週末に1回目が行われたと聞いているのですが、今後のスケジュール感はどのように考えられていますか。

(知事)できる限り早く検討を進めていきたいと、今工事をやっているさなかですので、できるだけ早くやっていきたいと思っています。

 

(記者)関連してですが、住民への影響が大きいということで、行政なり、西鉄がするなり、どちらかできちっとした説明をしてほしいという声が結構あると思うのですが、その辺、住民に対する説明という観点ではどのように考えていますか。

(知事)そこのところについては、現在の工期、遅延について西鉄側が考えていること、それから、それを客観的にどう評価をするのか、そこを、今、専門家を交えて議論を始めているわけです。そのところを踏まえて、ある程度、中身を確定した上で、詳細を確定した上で、住民の皆さんにはしっかりお伝えしないといけないと思っています。今、色々な議論をしている過程では、個別の企業である西鉄の企業情報とか建設会社とか色々な工事会社の企業情報が入ったり、あるいは地権者の個人情報が入ったりするものですから、その辺は会議の中でとどめておいて、議論を委員会と専門家の総意として固めた上で、住民の皆さんにはしっかり説明をしていきたいと思います。

(記者)新たな費用負担がおそらく生じるかと思うのですが、現時点で知事としては、その費用負担をどのように考えていますか。

(知事)おそらく工事量が増えるだろうと思いますが、まさにどれぐらい増えるかというところは分かりませんので、現状がどうなっていて、それを除去したりして、新しい追加工事にどんなものがあるかとか、その辺を今、確定しないといけないという意味で、専門家の意見を聞きながら議論を進めているというふうにご理解いただきたいと思います。ですから、具体的な中身が確定しないから、増えることについてどうかは分からないですからね。

(記者)先程、できるだけ早く検証委員会をやるということですが、住民への影響も大きくて、でも、その検証委員会の中身がしっかりしないと説明もできないし、予算がどのくらいかかるかもわからないという状況の中での「できるだけ早く」というのは、知事の頭の中ではどのくらいが「できるだけ早く」なのですか。

(知事)今、申し上げた具体的な状況がどうなっているか、それからそれを除去するにはどうしたらいいか、どうやって全体の工事バランスをとっていくのか、その辺をしっかり検証しないと確たることがまだ言えないわけですから、そのことを申し上げているわけです。だから、その足元の作業を今しっかりと進めたい、それに時間を充てたいということです。

 

(記者)関連してですが、検証委員会は県のほうが設置をするという発表はしていたのですが、その時点では設置日がまだ県庁内で未定だというお話でした。その後、実際の1回目の検証委員会も開かれているわけですが、こちらのほうには設置日について発表がなく、担当課は「伝えると混乱すると思った」と言って発表しない方向で、2回目についても今のところ発表していないのですが、今後、この検証委員会は日程を公表せずに非公開で続けるつもりですか。

(知事)既に会議は開催されています。その会議は担当課は、いわゆる顔合わせと事実関係をまず聞く、事前の調整という位置づけをしていたようで、日程についてお知らせをしなかったようです。今後は、会議の内容は、西鉄あるいは工事会社といった企業情報、それから地権者等の個人にかかわる情報等も含まれますので、会議の内容自身は公開できないと思いますが、検証委員会の日程についてはお知らせをしていきたいと思っています。

(記者)じゃあ、次回は既に決まっているわけですね。

(知事)はい、決まり次第お知らせしたいと思います。

 

(終了)

 

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