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知事就任記者会見 令和3年4月15日(木曜日)

更新日:2021年4月15日更新 印刷

知事就任記者会見 令和3年4月15日(木曜日)

この会見録は発言をそのままではなく、文章とする際読みやすいように整理したものです。

この知事記者会見録の模様は、  ふくおかインターネットテレビ  動画配信しています。

1 発表事項

 (1)知事就任あいさつ

(知事) 皆さん、おはようございます。このたび福岡県知事に就任いたしました服部誠太郎でございます。よろしくお願いいたします。

 私はこの県知事選挙を通じまして、県民の皆様方に、知事となって県民の皆様のために仕事をさせていただきたいとの訴えをしてまいりました。本日、知事として初めて県庁に登庁いたしまして、これから県民の皆様の負託に応えて県政を推進していく、この責任の重さを改めてひしひしと感じているところでございます。

 また、この選挙戦の間、改めて県内の各地を回らせていただきました。そして、短いながらも県民の皆様、あるいは市町村の皆様、いろいろとお話をさせていただきました。この中で、私は新しい絆が生まれたと感じております。この絆を大切にしながら、これから県民の皆様をど真ん中に置いて、そして県民のために何をなすべきかということを、しっかりと地に足をつけて考えて行動する。そして、この福岡県を、誰もが安心して、たくさんの笑顔で暮らしていける、そんな福岡県にしていきたいと考えております。

 これから4年間、誠実に、愚直に県政に取り組み、県民の皆様の御期待に応えてまいりたいと考えておりますので、どうかよろしくお願い申し上げます。

 まず喫緊の課題はコロナ対策であると思います。このコロナ危機を乗り越えて、そして安心して生活できる社会を取り戻してほしい、これが県民の皆様の願いであると思っています。また、私もそう思います。感染防止対策の徹底を図り、そして病床のさらなる確保を進め、医療提供体制を強化し、ワクチンの接種を市町村と連携し、円滑に進めてまいります。同時に、打撃を受けた地域経済の立て直しを進めてまいります。また、立て直すだけではなく、こういう厳しいときだからこそ、将来に向けての成長の種をまき、そして、その芽を育てていく、そして新しい成長を生んでいく、このような取組みを併せて行っていきたいと考えています。

 本県は、平成29年の九州北部豪雨から4年連続の被災となっています。この災害からの復旧・復興を加速し、また、再度の災害の防止、これを図るための防災・減災、県土の強靱化、このような取組みをしっかりと進めていきたいと考えています。そして、将来の発展を支えるインフラの整備、空港、あるいは高速道路、またバイパス等の基幹道路、こういったものの整備も進めていきたいと思っています。

 県民の皆様が我々の福岡県の中で、住み慣れたところで働き、暮らし、子どもを産み育てることができる、このような当たり前のことが当たり前にできる、そんな福岡県をつくっていきたいと思います。

 働くためには雇用、就業の場が必要です。このために、本県の雇用の8割を支えていただいている中小企業の皆さんを全力で応援し、その振興を図っていきます。

 また、本県の基幹産業である農林水産業を、稼げる産業に、また、若い人が参入しようと思ってもらえるような夢のある産業にしていきたいと思います。誰もが、年齢、性別、あるいは障がいのあるなしに関わらず、働き、活躍できる福岡県をつくりたいと思います。

 暮らすということでは、やはりスポーツを通じて県民の皆様を元気にし、健康寿命を伸ばす、あるいは人権を守っていく、ジェンダー平等に取り組みます。また女性の活躍を大いに推進していく考えです。

 そして、子どもを産み育てるには、それぞれのステージがあります。出会い、結婚、出産、そして子育て。この各ステージに応じた支援をしっかりしていかなければいけないと思います。特に子育てについては、子育て中の女性、あるいは一人親家庭の皆さんに対する支援もしっかり行い、幅広い世代、様々な状況の皆さんの子育て支援に取り組んでいきたいと考えています。

 こういった取組みに加えまして、私は3つの新しい挑戦をしたい。1つは、福岡県の未来を、次代を担う「人財」を育成するということです。地域の活性化、あるいは産業・経済の発展、スポーツ・文化・芸術の発展、振興を担い、活躍する人材を育てる。そして青少年の皆さんが、いろいろな経験を通じて、自らの可能性に気づき、その能力を伸ばして大きく羽ばたこうとする、このチャレンジを応援していきたいと思います。

 2つ目は、世界の舞台で勝負し、そして世界から認められる福岡としていきたいということです。福岡県には人材、インフラ等も含め、大きな優位性があり、アジアとの近接性も有している。このような優位性を生かして、世界の皆さんから国内外の企業が福岡に立地をしたい、あるいは移住したい、また観光に訪れてみたい、福岡県で作られたものを食べてみたい、取り寄せて使ってみたい、そう思ってもらえるような、世界から選ばれる福岡にしていきたいと考えています。

 3つ目が、ワンヘルスの推進です。新興感染症の多くが動物由来の感染症であり、これに対抗していくため、医学、獣医学の連携が必要である、これは言うまでもないと思います。人と動物の健康、そして環境の健全性、この3つを一体のものとして取り組むワンヘルス。これは国連の掲げておりますSDGs、このゴールの多くにも関わっている問題であり、本県をワンヘルスの世界的な先進地としていきたいと考えています。

 こういったことを、選挙戦の間でもお伝えをしてきたわけです。これを実現していく、進めていくには、まず我々が、福岡県庁自身が元気に、アグレッシブでなければいけないと思います。職員の皆さん方と、その提案を大いに議論していく。また、そういう議論が行われるような職場づくり、月並みに聞こえるかもしれませんが、風通しのいい県庁をつくっていくことが必要です。

私は、福岡県職員の皆さんのすばらしい経験、またはその能力を大いに生かしていただいて、県民のため目標を実現するために、この福岡県庁を元気のある、風通しのいい県庁にしていきたいと考えています。

 議会ですが、県政においては二元代表制であり、県民の福祉を実現していく上で県政の両輪です。議会の皆さんとの信頼関係を基とし、そして緊張関係を保ちながら連携を図り、県政を前へと進めていきたいと思います。お伺いすべき意見はお伺いし、また、議論すべきところは議論をしながら、建設的な方向に進めてまいりたいと考えています。

 もう一つは、市町村との連携です。住民に最も近い位置にあり、住民の声も届きやすい自治体は市町村です。市町村の皆さんとの対話、連携をしっかり行い、北九州市、福岡市を含め、全ての市町村の皆さんとチーム福岡として力を合わせて、我々の力を2倍にも3倍にもしていく、そして県民、市民の皆様方のための行政を進めていきたいと考えています。

 私は、九州がこれからの日本を引っ張っていく、日本の発展を支えていくと考えています。そのリーダー県が福岡であると考えます。福岡県を九州のリーダー県たるにふさわしい、元気に発展した、飛躍した県となるように、職員の皆さん、市町村の皆さん、議会の皆さん、県民の皆さん、力を合わせて取り組んでまいりたいと思います。

 皆さんと手を携えて、福岡県の未来への扉を開いていきたいと考えています。どうぞよろしくお願い申し上げます。

質疑応答

(記者) コロナ対策について、昨日、150人と、新規の陽性者が一気に増えました。現状の受け止めと、今後、国に対して、まん延防止措置や、また時短要請の再度要請などが必要かどうか、それについてはどのように考えていますか。

 

(知事) 昨日の新規陽性者の方は156名で、1月30日以来、150人を超える状況です。緊張感を持って受け止めています。

 病床の使用状況は、直ちに逼迫する状況にはありません。しかし、やはり感染経路の不明の方も5割を超える状況になってきており、今、変異株の動きと感染も含め、強い警戒感を持って、状況を注視している状況です。

 各種の措置、特にまん延防止等重点措置について、感染や病床の状況をしっかりと見極め、検討していきたいと考えています。

 

(記者) まん延防止措置の検討では、感染の状況や病床の状況を見極めて検討ということですが、これは具体的に言うと、どういう段階になったらまん延防止措置を検討する段階にあると考えていいですか。

(知事) 今現在、全体的には、本県の現状はまだステージ2相当であると思っています。しかし、ステージ3に該当している指標もあります。こういったことを総合的に見ていく必要があると思っています。

(記者) 総合的に見るというのは、要するに例えばステージ4にどれかが入った段階で検討するとか、何か具体的な基準とかも定まっていますか。

(知事) まん延防止等重点措置の要請について、国において基準が定められていることはないと思います。

 ただ、福岡県も今、最大確保病床の使用率が既にステージ3の指標を超えており、また、感染経路不明の方も、直近1週間の数値では5割を超えている状況になっていますので、今後、人口10万人当たりの療養者数とか、そういったものも含め、しっかりと見て判断していく必要があると思っています。

 

(記者) 第3波のときは、急激に感染者が急増しましたが、今回、いち早く封じ込めに取り組まれる考えはありますか。

(知事) 今回、他府県の状況を見ても、急激に感染が拡大している地域も見受けられます。このようなことも十分に考え合わせながら、適時、的確に対策を打っていきたいと思います。

 

(記者) 変異株について、選挙が終わった後の取材に対して、スクリーニング検査などで強化していきたいと発言されていたかと思いますが、現状では、変異株のスクリーニングをどれぐらいの割合でかけているのかと、それを今後強化するという意味で、どの程度の割合で検査し、どういった点で評価していく、具体的にどう評価していきますか。

(知事) 変異株については、県のみならず、保健所設置市とも連携して、スクリーニング検査を実施しています。今、変異株が疑われる全ての陽性者について、変異株の検査を実施しています。

 もし、変異株が確認された場合には、感染源調査を含め、積極的な疫学調査を徹底して実施しています。また、必要に応じて、濃厚接触者以外でも、幅広く対象を拡大して、検査を実施している状況です。引き続き、同様の対応を取っていきたいと思っています。

(記者) 陽性者は全員スクリーニングにかけているということですか。


(がん感染症疾病対策課)基本的には、全員を検査したいと考えています。一方で検体が回収できないものもあります。なので、全員にはなっていませんが、そのような考え方でやっています。

(記者) コロナにどう向き合うかということで、小川前知事も、長く付き合っていかないといけないと発言され、ある程度、感染者が出るのも致し方ないのかなという状況だと思います。いかにそれと付き合っていくかというのは、やっぱり受け皿というか、病床をいかに増やすか。病棟が増えれば使用率も下がって、ステージ3に入らなくてよい状況になると思いますけど、病床確保について、改めて、どれぐらいまで増やしたいかお聞かせください。

 

(知事) 病床については、今日、新たに32床を確保でき、今まで770床でしたので、今日現在、コロナ対応病床につきましては802床になりました。

 やはり感染拡大に備えた病床の確保を進めていくことは必要なことですので、この確保計画を見直しまして、できるだけ早急に、少なくとも1,000床までは増やしていきたい。さらにその上積みもしていきたいと考えます。

 このために明日、病院長の皆さんに出席していただきます病院長会議を開催し、私から病床について、追加確保を直接要請していきたいと考えています。

(記者) 1,000床に積み上げる時期と、福岡市の高島市長が1,500床まで確保すべきだと発言されましたが、この数字についての受け止めをお聞かせください。

(知事) 極めて爆発的な感染等が起こった場合、今、我々の試算上、1,500床が必要であると考えます。感染状況に応じて、病床を考えてく必要あります。

 ただ、一方で救命救急医療、あるいは地域医療の提供、そういったこととのバランス。また、病床を確保しても、それに対応できる医療スタッフが確保されなければいけない。こういった問題を解決しながら、病床を確保していく必要があります。

 今の段階において1,000床は可能であるだろうという見込みを持っていますので、まずは1,000床。そして、今、申し上げたような点を解決しながら、各病院、また医師会の御協力もいただきながら、病床の上積みをさらに図っていきたいと考えています。

 

(記者) 選挙の公約の中で、円滑なワクチン接種を上げられていましたが、現在、県が担当する医療従事者へのワクチンの接種があまり進んでない状況を聞きますが、その点についてお聞かせください。

(知事) 医療従事者の皆さんに対する必要なワクチンについては、連休明けには、国から提供があると示されています。これを各地域に配分、お届けして、そして接種を進めていくことになります。

(記者) 医療従事者向けの接種が終わる見込みはいつ頃ですか。

(知事) 大体5月10日の週までに、21万人の医療従事者が2回接種できる必要量が出荷されるということですので、5月中旬ぐらいには届くことになります。

 ですから、医療従事者の接種そのものが完了するのは、その地域の、あるいは病院での対応がありますが、5月中に完了するかどうかだと思います。

(がん感染症疾病対策課) まだ、ワクチンが配布されていませんので一概には言えませんが、円滑に進むように、予約窓口も県として設けていますので、そこを活用していただきながら進めていきたいと考えています。

(知事) 今までは、医療従事者向けのワクチンの供給計画が明確に示されていないため、我々も国に強く求めていました。それが5月中旬ぐらいまでには、全員2回接種できる量が供給されることが示されたので、医療関係の方も、それに応じた接種を受けていただくことが進められると思います。

 

(記者) 病床の1,000床確保の時期に関して、当選直後に、5月という目標を発言されたと思いますが、今のやり取りでは、時期について明示されませんでしたが、それは時期を見通すのはなかなか難しいということですか。

(知事) これは明日の病院長会議等を通じて意見を伺っていきたいと思いますが、病床確保は喫緊の課題ですので、私としては、少なくとも5月中には、1,000床の確保を実現したいと考えています。

 

(記者) 先ほどの病床の32床追加確保の経緯について、昨日、知事が就任されて、早速リーダーシップを発揮されて32床増えたのか、それとも、それ以前からずっと調整されていて増えたのか、どちらになりますか。

(知事) これはコロナ対策本部が努力して各病院と協議を進め、32床が確保できたところです。

 

(記者) 先ほど感染防止に関して、対策を取りたいということでしたが、今、足元まで第4波が迫っているような感触もありますが、何かこれをやる、感染を防ぐためにこれをやるということはありますか。

(知事) まず、三密の回避、マスクの着用、あるいは基本的な感染防止対策、これを我々も含め、県民の皆さんにしっかりと守っていただくことが必要です。

 また、感染の発生しているような地域への移動、あるいは外出、そういったものについては行き先の地域の状況、あるいは施設の感染防止対策の徹底状況、そういったものを確認して、出かけていただく。また、ご自身の体調が悪い場合には、外出等は控えていただく。そういう基本的な感染防止対策をまずは県民の皆さんに徹底をしていただくことが必要であると思います。

その上で、いろいろな今後の措置については、我々も検討を進めていきたいと考えています。

 

(記者) 経済面ですが、事業者の方々が、借り入れが膨らんで、今までの返済と合わせて、資金繰りも非常に苦しくなっているし、一方で、さらに先行きも見通せないため、大変な状況になっていますが、どういうふうに支援していこうと思っているか、何か具体的なものがあれば、教えてください。

(知事) 資金繰りの支援は、まずは制度融資等を活用いただいてということで、その融資枠は十分に確保しています。ただ、ご指摘のとおり、借金ばかり膨らむということも、確かにあります。

 一方で、事業者の皆さんはいろいろな工夫、チャレンジもされています。デリバリーやテイクアウト、あるいはウェブによる販売の拡大、そのような新しいウィズコロナの中での取組みについて、我々もしっかり引き続き支援していきたい。そして事業継続を支援し、さらにその次の発展にもつながるようなものに進めていきたいと思います。

 

(記者) 来月、県内の聖火リレーが行われます。まず現状、県内では予定どおり実施しますか。予定どおり実施する場合、今後感染が増えた時は、大阪では公道でリレーを取りやめたり、あるいは愛媛の松山市は、リレーそのものをやめるような自治体も出てきていますが、感染状況次第では、こういった措置を検討するお考えがあるのかどうか、お聞かせください。

(知事) 私はこのオリンピックの聖火リレーの実行委員会に、一度も出席したことがありません。この実行委員会の中でも十分検討、議論していく必要があり、今後の感染状況に応じて考えていくことになると思います。

 今の段階でも、ランナーの皆さんの集合場所とか、あるいはセレモニー会場とか、それぞれの場所で想定される状況に応じた感染防止対策は組まれていると思いますし、またセレモニー等については予約制としており、対策は取られていると思います。そこはもちろん徹底しなくてはいけない。

 その上で、感染状況によって、極端な話、中止とか、そういうこともあり得るのかということであれば、それは今後の感染状況を見て、判断をしていくことになると思います。

 

(記者) 今、大阪が医療崩壊と言ってもいいぐらいの状況になっていると思いますが、変異株についての危機意識というか、第4波についての危機意識を伺います。

(知事) 変異株によって陽性になられた方も増えてきています。さらにはそういう要素も含め、感染経路不明者が半数以上に上っています。これは市中感染を疑わざるを得ない状況とも考えられるので、十分に警戒感を、緊張感を持って、注視していく必要があると考えています。

 

(記者) 医療提供体制に関して、福岡県は宿泊療養施設も大事にしていく考えだと思います。今、6施設、1,200部屋ですが、その後、さらに拡大していくことについてはどのように考えていますか。

(知事) 今の段階では、もちろん、必要であればやっていきますし、候補となるような施設も考えていますが、今すぐ契約を結んでということは、まだ必要ないと考えています。

しかし、今、契約をしていても休止をしている施設もあります。休止している2施設の供用を開始する考えです。

 

(記者) 病床に関して、他都府県だとコロナ専用の病院を用意しているような事例もありますが、コロナ専用の病院を手配していくような考えについてはいかがお考えですか。

(知事) 福岡県においては、現時点で、コロナ専用病院は考えていないです。あくまで今の病院の中で、フロア単位とか、病棟単位でコロナ対応をしていただくということで考えています。

 

(記者) 話題が変わって、先ほどの職員への挨拶の中でもありますように、議会との向き合い方ですけど、知事自身、議会、主要会派から出馬要請があって、選挙戦も全面バックアップしていただいたと思います。その中で、職員の皆さんの中にも、県議会側の言いなりになってしまうのではないかという懸念も、一部そういった声も聞かれるのですが、その辺、改めて県議会との向き合い方についてお考えをお聞かせください。

(知事) 選挙に当たり、主要3会派の皆さんから出馬を要請いただき、公明党も含め御推薦をいただき、御支持、御支援をいただいたことについて、大変ありがたく思っています。

 しかし、知事となり、そして県行政を進めていく。これは新しいステージに入るので、知事として、毅然として対応させていただく。それに当たって、二元代表制の基本であると思いますが、県議会と信頼関係があるべきだと思います。その上で、緊張感を持ちながら、互いに議論すべきは議論して、そして県民のための県政を進めていく、こういう姿勢が必要であり、このことは知事のみならず、県職員、特に幹部職員においては、しっかりと腹に置いて対応すべきものであると考えています。

 

(記者) 副知事について、現在2人が空席になっていますが、どのタイミングで人事案を出そうと思われているのか、お考えをお聞かせください。

(知事) これまで選挙中は、大曲副知事1人であり、職務代理者として大変負担をかけたと思います。今日から私は登庁しましたが、それでも知事、副知事の通常4人が2人となっており、やはりこのままの状態ですと、県政の推進において、支障が出かねません。これは県議会の皆さんと、御協議する必要があると思います。できれば連休前にも臨時議会を開いていただき、人事案件を提案したいと考えています。

 

(知事) どうも、ありがとうございました。これからよろしくお願いします。 

 

(終了)