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知事臨時記者会見 令和4年2月8日(火曜日)

更新日:2022年2月8日更新 印刷

知事臨時記者会見 令和4年2月8日(火曜日)

この会見録は発言をそのままではなく、文章とする際読みやすいように整理したものです。

この知事記者会見録の模様は、  ふくおかインターネットテレビ  動画配信しています。

発表事項

(1)新たな保健環境研究所の建設地の決定について(ワンヘルス総合推進室)

記者発表資料(新たな保健環境研究所の建設地の決定について) [PDFファイル/161KB]

   

 

(知事)私から1点、発表します。

このたび新しい県の保健環境研究所の建設地を、みやま市にある「保健医療経営大学敷地」に決定しました。

 県では、人の健康と動物の健康、そして環境の保全を一体的に守るワンヘルスを推進しており、このワンヘルスを実践する中核拠点として、人の健康と環境の保全に関する機能を持つ「保健環境研究所」と、家畜に加え野生動物や愛玩動物の保健衛生を一元的に扱う「動物保健衛生所」を整備し、両者の相互の連携による「ワンへルスセンター」を全国で初めて整備することを目指しています。

 その中核となる県の保健環境研究所は、現在、太宰府市にあり、現在の施設は昭和48年(1973年)に建設された建物で、老朽化も非常に進んでいます。このため、ワンヘルスの理念に基づき、県民の皆さんの命と健康、生活環境を守るため、より安全性が高く、新興感染症等の調査研究に対応できるとともに、地球温暖化対策等に取り組む施設として再整備を行うものです。

 また、整備に当たり、新たな機能として、ワンヘルスに取り組む機関・団体等と情報を共有し、共同で調査研究を行う機能を追加する予定です。

 この新しい保健環境研究所の建設地は、期待される役割や機能、また、解決すべき課題を踏まえ、総合的に検討を行った結果、みやま市にある「保健医療経営大学敷地」に決定しました。なお、同大学は、令和5年3月末に閉校予定です。

 選定に当たり、敷地面積、用地等の取得の実現性、交通アクセス、費用や工期、設計の自由度といった点を比較検討しました。「保健医療経営大学敷地」を選定した理由は、敷地が10万平方メートルと非常に広く、将来のワンヘルスセンターの機能拡張にも対応できるものと考えたからです。

 また、みやま市から、この保健医療経営大学の建物と設備、土地を全て県に無償譲渡するという意向が示されています。そして現存の建物は、まだ建設後十数年であり、保健環境研究所の管理棟などに利用可能であることから、建設工事費の抑制、工期の短縮が見込まれます。

 こういったことについて、先般、かねてから提言もいただいていた九州自立の会の皆様にも本県の考え方をお伝えし、ご意見をいただいたところあり、今後のワンヘルスセンターの機能拡張にも対応できる土地であるとして、この敷地に移転することに賛同いただきました。

 今後は、新しい保健環境研究所が人と動物の健康と環境の健全性に関する課題に分野横断的に取り組むワンヘルスセンターの中核として、人獣共通感染症対策や薬剤耐性菌対策に関する先進的な調査研究、また、専門人材の育成等を進めていく考えです。

質疑応答

(共同通信)ワンヘルスが叫ばれて久しいわけですが、改めて人の健康と動物の保健衛生を一元的に担うことの意義、どのような新たな知見が得られていくのかということを教えてください。

(知事)このワンヘルスという考え方、特に理念については、かねてから唱えられています。5年前に北九州市で世界医師会と世界獣医師会のワンヘルスに関する国際会議があり、ここで福岡宣言が発せられました。この福岡宣言は、まさにワンヘルスの実践段階に移るという宣言であり、本県も福岡宣言を契機として、ワンヘルスの推進に関する条例が議員提案によって全国で初めて制定されました。

 こういった動きの中で、今後このワンヘルスを具体的に進めていく。その中核となる施設がこのワンヘルスセンターであると考えていますので、この中で色々な大学、研究機関、企業等とも連携を図りながら、様々な調査研究、また人材の育成を行い、ワンヘルスに関する知見も深めていきたいと考えています。

 

(共同通信)研究所の利用開始は、いつ頃を目途にしていますか。

(知事)建設地をこの大学の敷地にするということを今回決定したものですから、現在の建物の改修に加え、実験棟などは既存の建物だけでは少し不足するのではないかとも考えています。不足部分があれば、増設も必要になりますので、工期については今から具体的に詰めていきます。

 

(共同通信)今後、この完成までには新型コロナは終わっていると期待したいですが、その後も新たな感染症が発生するとも限らないと思います。この新しい保健環境研究所が感染症に対する研究などを持つ意義を教えてください。

(知事)MERS、SARS、あるいは新型コロナといった新興感染症、あるいは再興感染症、さらに抗生物質等の様々な薬剤を使うことによっておこる薬剤耐性菌問題、こういったものが非常に深刻になってきています。特に本県はアジアにも近いということで、こういった新興感染症等について、アジア各国、各地域との連携による研究も進めていく必要があると考えています。こういった中で、このワンヘルスセンターを県としても整備していく。さらに今、九州知事会としても国に要望を上げていただいている、国立感染症研究所の機能を持つ、アジア新興・人獣共通感染症センター(旧アジア防疫センター)(仮称)を九州につくり、こういったところとの連携も図っていきたいと思っています。そういった意味で、今回の新たな保健環境研究所が、ワンヘルスを推進していく上でも、県としての中核的な役割を担っていくものと考えています。

 

(共同通信)今の太宰府市内にある保健環境研究所の跡地利用についてはどのようにお考えでしょうか。

(知事)現在のところ、まだ跡地利用の具体的な計画はありません。

 

(朝日新聞)ワンヘルスセンターの中核が保健環境研究所ということですが、拡充後の動物保健衛生所については、連携という形になっています。この場所に集約するという形になるのか、それとも別の場所にあるものを、それぞれ離れた地域からの連携という形になるのか、将来的なイメージがあればお聞かせいただければと思います。

(知事)この土地は10万平方メートルありますので、敷地としては十分に動物保健衛生所を敷地内に設けることは可能だと思います。ただ、まだ今現在、県としては家畜保健衛生所しかありません。ここに愛玩動物や野生動物についての調査研究等を行う動物保健衛生所を作ろうという構想です。この構想は、まだ整理しているところですので、その中で、この保健環境研究所との連携、どのような場所にこれを整備していくのかということも含めて整理していきたいと思っています。

 

(朝日新聞)ワンヘルスセンターということで、この動物保健衛生所以外に、何か公的施設ですとか研究所とか、そういったものをさらに作っていくというお考えについてはいかがでしょうか。

(知事)県としては、今のところこの2つで考えています。動物保健衛生所と、国立感染症研究所の機能を一部持ってくる、アジア新興・人獣共通感染症センター(旧アジア防疫センター)(仮称)。さらには長崎大学等の感染症についての専門的な研究機関との連携を図っていきたいと思っています。

 

(終了)

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