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知事臨時記者会見 令和3年4月9日(金曜日)(職務代理者による会見)

更新日:2021年4月9日更新 印刷

知事臨時記者会見 令和3年4月9日(金曜日)(職務代理者による会見)

この会見録は発言をそのままではなく、文章とする際読みやすいように整理したものです。

この知事記者会見録の模様は、  ふくおかインターネットテレビ  動画配信しています。

1 発表事項

 (1)新型コロナウイルス感染症陽性者の確認について

(農林水産政策課)

記者提供資料 [PDFファイル/190KB]

 

※令和3年3月25日から知事職務代理者が設置されているため、今回の会見は職務代理者が行いました。

 

(大曲副知事)県民の皆様には、社会全体で新型コロナウイルス感染症の感染の再拡大の防止を図っていくために、「歓送迎会は控え、飲食店の利用は少人数、2時間以内で深酒はしない。」と協力をお願いしてきたところです。

このような中で、職員自らが取組みを守っていないことが判明しました。

 誠に申し訳ございませんでした。

概要について申し上げます。

本日、農林水産部職員1名につきまして、新型コロナウイルス感染症の陽性が確認されました。その行動歴を確認したところ、所属長を含め、少人数ではなく最大9名で送別会が行われ、また、2時間を超える会食も行われていました。

 わたくしども県職員は範を示す立場でありながら、県民の皆様の県政に対する信頼を損ねる事案が発生しましたことは誠に申し訳なく、この場をお借りして、心から重ねてお詫びを申し上げます。

 本事案に伴いまして、本日、全ての県職員に対し、改めて、各所属長から、飲食の際は、少人数、2時間以内、深酒をしないなどを徹底しました。

 県民の皆様の信頼回復に努め、県庁一丸となって感染防止対策を行ってまいりますので、引き続き、県民の皆様のご協力をお願いいたします。

 大変申し訳ございませんでした。

 

質疑応答

(記者)今回の送別会がこの人数だったというのは、県としては今日把握されたということですか。

(大曲副知事)はい。

(記者)現状、例えば5人以上とか、会食を開くのに、報告や事前申請を内規として設けているとかはないのですか。

(大曲副知事)そういうわけではございません。通知としてお願いしているところです。

(記者)確認ですが、県が今、県民の方にお願いしている少人数というのは5人以下という理解で良いですか。

(大曲副知事)人数については何人とは示していませんが、これにつきましては、国の分科会からも示されていますので、4~5人程度と考えています。

(記者)今回の感染された方は、4人と6人の会食にそれぞれ参加されていたということですけど、一次会では人数的には問題ない範囲だけれども二次会では少人数にあたらないということですか。

(大曲副知事)1グループは4人ですが、もう1グループは9人ですので、9人は少人数に当たらないと考えています。また、二次会も6人ですので、この部分についてもやはり人数的には多いと感じています。

(記者)県として今回問題と捉えているのは、少人数とか2時間以内というお願いを守っていなかった会食に参加した人が陽性になったことを問題として捉えているのか、それとも、県職員として会食をしていたこと自体を問題として捉えているのかどちらでしょうか。

(大曲副知事)本県としては、県として「少人数」「2時間以内」「深酒をしない」という通知をしているにもかかわらず、9人や6人、また2時間を超える会食をしていたということを問題として捉えています。

(記者)今、歓送迎会シーズンではありますが、今回の事例発覚を機に、例えばこれまで年度末、年度初めの歓送迎会をどのように実施していたか調査をかけていますか。

(大曲副知事)調査はかけていません。

(記者)内部で通知を出したということですか。

(大曲副知事)各所属長から再度周知をしたということです。

 

(記者)今回会合に参加されていた職員への処分だったり、そういう面はどうお考えですか。

(大曲副知事)今回の件につきましては、農林水産部長から関係する職員に対して、厳重に注意を行ったところです。関係した職員の一部については、自宅待機を命じられているということもあり、現時点で把握できている事実はお話ししたとおりですが、今後、新たな事実の判明などによっては対応が必要になるという場合もあるかと思いますので、適切に対処してまいりたいと思っています。

(記者)農林水産部長から口頭で厳重注意を行ったという理解でよろしいですか。

(大曲副知事)はい。

 

(記者)農林水産部は全部で何人くらいいますか。

(農林水産政策課)約1,600人います。

(記者)今回、送別会となっていますが、一次会が2グループに分かれていて、これはどちらも送別会ですか。

(農林水産政策課)そのとおりです。2つの係が別々に送別会を開催したということです。

(記者)店舗A、店舗Bそれぞれ1名以上送別される方がいたということですか。

(農林水産政策課)はい。

(記者)それは、何人かというのは言えますか。

(農林水産政策)店舗Aについては2名、店舗Bについては3名が課を異動すると聞いています。

(記者)それは何日付けで異動になりますか。

(農林水産政策)4月1日付けです。

(記者)店舗A、店舗Bに来られた方々は計13名ですけど、13名は同じ係ですか、それとも別の係ですか。

(農林水産政策)別の係になります。

(記者)店舗Aの4人が同じ係で、店舗Bの9人が同じ係ということですか。

(農林水産政策)はい。

 

(記者)今回こういった事案を受けて、所属長から職員に対して厳重に注意したということですけど、感染が分かっていないだけでそういった飲み会が開かれていたかどうか、そういった調査をするお考えはありますか。

(大曲副知事)調査は考えていません。重要なことは、今後きちんと会食のルールを守って、感染拡大防止に努めるということだと考えていますので、改めて職員への周知徹底を行い、再発防止に努めていきます。

 

(記者)会食に参加された職員の方々は、ルールに従わなかったことについて、どういったことを言っているのですか。

(農林水産政策課)9名の参加者につきましては、会場自体が大きいこと、テーブルも大きなテーブルで間が空いてて、間隔をあけて座ることで感染の対策はとられているので、「人数は若干多いが大丈夫じゃないか」というような甘い考えで対応したと考えています。

(記者)参加された人の中で、ルールに沿っていないということについて、先輩だから上司だから行かざるを得なかったという職員はいますか。

(農林水産政策課)そういったことは把握しておりません。

 

(記者)濃厚接触者が6人いるが、PCR検査は6人とも受検されていて、結果はこれからですか。

(農林水産政策課)今朝確認した時点では、まだPCR検査は受けていないと、待っている状況だと聞いています。

 

(記者)庁内では、県民の方との接触はないということですが、所属のなかで濃厚接触は考えられないということですか。

(大曲副知事)所属の中での濃厚接触者は特定されているということです。

(記者)飲み会に参加された方のみで、業務上はどうですか。

(大曲副知事)業務上も濃厚接触者がいます。

(農林水産政策課)同じ係の職員については、PCR検査をまず受けてもらうことになっています。

(大曲副知事)保健所が濃厚接触者を特定しますので、職場の中で濃厚接触者と特定された職員は自宅待機しています。

(記者)資料を見ると会合を行った人だけが濃厚接触者としているように見えるのですが、実際、会合には参加していないけど、業務をしている方でも濃厚接触者の方がいますか。

(農林水産政策課)今そこを含めて保健所と検討しているところです。自宅待機をしています。

(記者)6人以外で自宅待機されている方がいるということですか。

(農林水産政策課)はい。

(記者)何人くらいいらっしゃるのですか。

(農林水産政策課)3名です。

(記者)6名を含めて、9人の方が自宅待機されているということですか。

(農林水産政策課)そうです。

 

(記者)今回の事案の発覚した経緯についてお伺いしたいのですが、職員が陽性になって、聞き取りの中でこのようなことが発覚したということでよろしいでしょうか。

(大曲副知事)はい。

(記者)今のところ、PCR検査待ちの方が6人いらっしゃって、陽性者はこの職員ひとりだけということですか。

(大曲副知事)現時点では1名のみです。

(記者)ということは、県の通知に従わず、飲食をしていたというだけで、感染と会合との因果関係に関してはどうですか。

(大曲副知事)今調査をしているところです。

(記者)細かいところですが、感染防止策として、例えばマスク会食はよく言われていますが、そのあたりのことが分かっていればお願いします。

(大曲副知事)人事課で通知を出しており、その中では、会合については少人数、2時間以内とすること。深酒をせず、会話の際はマスクを着用し、大声を避けること。また個人宅等での会食を伴う集まりも含むと通知を出しています。また、感染防止宣言ステッカーの掲示店など、適切な換気が行われ、座席間の距離も十分で、飛沫の飛散防止、アクリル板の設置など等の感染防止対策が徹底され、混雑していない店を選ぶことを通知として発出しています。

(記者)今回の会食は、マスク会食はされているとか、どういった対策がとられていたか、わかる範囲でお願いします。

(大曲副知事)会食の際、マスクは着用していなかったということです。

(記者)それも含めて通知に従っていなかったということですか。

(大曲副知事)そうです。

(記者)感染防止ステッカーを掲示されている店舗での会食とのことですが、そこでも感染者が出たということに関してはいかがでしょうか。

(大曲副知事)その店の中で感染したのか、別のところで感染して発症したのか、因果関係がまだはっきりしません。ステッカー店を選んだということに関しては、きちんと対応したと考えています。

 

(記者)今回の事案と離れますが、福岡県全体の感染状況の話で、大阪とか沖縄とかでまん延防止対策を行っており、そういった他県と比べて、福岡県の感染状況について今どのように受け止めていらっしゃいますか。

(大曲副知事)感染状況については、前週と比べると増加してきたと感じています。ただ、他県の状況と比べるとまだ、まん延防止であるとかそういうところまでには至っていないのではないかという感じを持っていますが、やはり、警戒感を持ってこの推移をみていく必要があると感じています。

(記者)まん延防止にはまだ至っていないという認識ですけど、具体的にどういう段階に至ったらそういったことを要請するような段階になるとお考えですか。

(大曲副知事)国が示しているステージ等もありますので、その状況を確認しながら総合的に判断していきたいと思っています。

 

(記者)送別会に参加した人の中に、部長とか課長はいらっしゃいますか。

(大曲)部長は含まれていません。所属長、出先の課長は含まれています。

(記者)立場が上の方が参加されたりしていますか。

(大曲)管理職は含まれています。

(記者)何名ですか。

(農林水産政策課)1名です。

(記者)これは店舗Aのほうですか。Bのほうですか。

(農林水産政策課)店舗Bです。

(記者)お店の状況ですが、個室を予約して飲食をしていたとか、テーブルの上にアクリル板などがあったかどうか分かりますか。

(農林水産政策課)A店舗とC店舗は、隣のテーブルとの間に境がある形で感染防止がされていました。B店舗は、部屋自体が大きく、テーブルや人の間隔が離れている状況であり感染防止対策が取られていたと聞いております。

(記者)店舗Cでの飲食では、参加した6人は二次会という認識ですか。

(農林水産政策課)AとBの店舗が近い場所にあったので、帰る途中で、同じ課の内でもあるということで合流しており、二次会といえば二次会かなと思っています。

(記者)全て福岡市内ですか。                   

(農林水産政策課)そうです。

 

(記者)送別される方は皆さん異動される方でよろしいですか。退職される方ではないですよね。

(農林水産政策課)課を異動する者です。

(記者)皆さん現職として職務にあたっているということですか。

(大曲副知事)そうです。

 

(記者)店舗Bにいた管理職の方は店舗Cに行っていますか。

(農林水産政策課)行っていません。

(記者)店舗のA・B・Cですが、店の形態というか、飲食店なのか、接待を伴う店なのかを教えてください。

(農林水産政策課)通常の居酒屋です。

(記者)3つとも居酒屋ですか。

(農林水産政策課)そうです。

 

(記者)店舗Aと店舗Cはこの件があってから休みになっているなどの影響はありませんか。

(農林水産政策課)その部分は把握していません。

 

(終了)

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