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皇太子同妃両殿下行啓に係る宮内庁との共同会見 平成30年9月25日(火曜日)

更新日:2018年9月26日更新 印刷

皇太子同妃両殿下行啓に係る宮内庁との共同会見 平成30年9月25日(火曜日)

この会見録は発言をそのままではなく、文章とする際読みやすいように整理したものです。

(県民情報広報課長)ただいまから皇太子同妃両殿下行啓に係る記者会見を始めます。

 まず、行啓主務官であります枝東宮侍従様から、本日の行啓についての殿下からのご感想をお願いいたします。

(行啓主務官)皇太子同妃両殿下からご感想をお預かりしてまいりましたので、ご披露をさせていただきます。その前にご紹介でございますけれども、殿下には、今回、福岡県を5年ぶりにご訪問されました。また、両殿下での福岡県ご訪問は21年ぶりでございます。

  それでは、始めさせていただきます。

 「今回、二人そろって福岡県を訪れることができ、うれしく思います。午後に訪れた福岡県立粕屋新光園では、手足や体に障がいのある子どもたちが理学療法や作業療法の訓練を行っている様子を見ましたが、子どもたちが一生懸命に訓練に励んでいる姿を印象深く思うとともに、職員やご家族がお子さんたちを温かくサポートしている様子をうれしく思いました。

 その後、小川県知事さんから福岡県勢の概要について伺い、平成29年7月九州北部豪雨等の被害状況と復旧・復興状況、並びに福岡県が取り組んでいる施策について理解を深めることができました。

 夕刻には、第4回世界社会科学フォーラムの開会式とレセプションに出席いたしましたが、国内外の社会科学や自然科学のさまざまな分野の方々から、持続可能な未来のための安全と平等をメインテーマとする同フォーラムの意義や今後の展望について伺い、心強く感じました。

 明日は、昨年の豪雨災害に見舞われた朝倉市を訪れ、同市と東峰村の復興状況についてお話を伺うとともに、応急仮設住宅の団地で被災された方々からもお話をお聞きしたいと思います。

 今日は、多くの県民の皆さんに温かく迎えていただき、感謝いたします。」

 以上でございます。 

(県民情報広報課長)ありがとうございました。

 続いて、小川知事から本日のご視察内容及び感想などについてお願いします。

(小川知事)このたびの皇太子同妃両殿下のご来県を大変光栄に存じております。本日は、福岡空港からお入りになり、県立粕屋新光園をご視察いただき、その後、第4回世界社会科学フォーラム開会式とレセプションにご臨席を賜りました。その間、ご視察先、沿道、いずれの場所におきましても、お迎えをしている皆様ににこやかに手を振っていただき、また、お声かけをいただきました。両殿下に接した皆さんの顔が明るい笑顔に変わっていく様子をそばで見ておりまして、私自身、温かい気持ちになりました。

 県立粕屋新光園は、医療型の障がい児入所施設として、脳性麻痺のお子さんの運動機能を向上させるため、前園長が考案した「整形外科的選択制痙性コントロール手術」などの治療を行うとともに、機能訓練、生活訓練を行っています。両殿下におかれましては、施設の概要、療育の内容についての説明を熱心にご聴取いただき、また、機能訓練の様子をつぶさにご覧いただきました。

 一番最初の8歳の女の子、渋谷芽衣(シブヤメイ)さんは、左足の変形手術を受けておられます。平行棒での歩行練習を3カ月ほど積んで、ゆっくり立って歩けるようになっています。両殿下から「頑張って随分歩けるようになったのですね」とお声がけをいただき、また、お母さんには「家庭ではどういうことを気をつけられていますか」というお尋ねがありました。お母さんは「手術を受けて、今こうやって歩けるようになったので、家の中をバリアフリーに改装して、転倒しないように気をつけています」とお答えになっていました。

 次に、12歳の森山大誠(モリヤマヒロマサ)さんは、座ったり四つんばいになること、また何かを持って立つことは可能な方です。今日は椅子に座って作業台で、右手でボールを取り出して、定位置にそのボールを戻す練習をされていました。両殿下が「体を大事にして、もっともっと頑張ってください」という励ましの言葉をおかけになられましたが、それを受けて、森山さんご自身が「ありがとうございます」とはっきりした声で答えていたのが印象的でした。

 最後、8歳の松岡雄太(マツオカユウタ)さんは、左足の変形で歩行が不安定な症状があり、3週間前に手術を受けられ、今はギブスをつけておられます。筋力が落ちないようにということで、今日はマットに寝たまま足を上下左右に動かす練習を繰り返していました。両殿下から「大丈夫?起き上がれる?」との励ましの言葉を受けて、雄太さんは起き上がったわけです。そして、「ギブスがいつとれるの」とのお声がけには、「あと2週間ぐらいでとれる」ということでした。

 両殿下は、終始その姿勢を子どもたちと同じ位置にされて、優しくお声をかけておられました。そのことに私は非常に感動しましたし、印象深くそれを拝見させていただきました。

 次に、ホテルオークラで私から県勢概要についてご説明させていただきました。

 昨年の九州北部豪雨災害の復旧・復興に懸命に取り組んでいた今年7月5日、1年経った同じ7月5日にまた西日本豪雨災害に見舞われ、二つの豪雨災害に福岡県は見舞われました。これら二つの災害からの一日も早い復旧・復興に全力を挙げていることをご説明させていただきました。

 またあわせて、地域の雇用を増やしていくための産業政策、具体的には自動車や水素、観光、農業といった福岡県を元気にする施策、また、県民の皆さんが、女性、高齢者、また障がいのある方も、全ての方が生き生きと活躍できる福岡県を目指している、というお話をさせていただきました。あわせて、健康寿命を延ばすため、それをお一人お一人の取り組みを進めていくということで、健康づくり県民運動を福岡県は始めておりますが、そのご紹介もさせていただきました。

 それに対して両殿下からは、「豪雨災害が2回続けて発生して大変ですね、どういう点に気をつけられていますか」というご質問がございました。私からは、二つの災害、この両被災地の皆さんに一日も早く元の生活と仕事に戻っていただけるよう全力を挙げているところです。その際、被災地の皆さんそれぞれが将来に希望を持っていただけることが大事です。そのために、スピード感を持って、国、市町村、関係機関が連携して取り組んでいます。そういう回答をさせていただきました。

 また、健康づくりの県民運動について、久山町の疫学研究という50年以上の研究があるのですが、その成果を使って、直近の健康診断の数値を入れると、将来の自分の生活習慣病の発生予測ができる、生活習慣病の発症リスクがたちどころに出てくる、といったサイトをオープンしました。そのご紹介をしたところ、5年前に皇太子殿下がお越しになられたときに、その久山町の健康診断の様子をご視察いただき、その中で、50年以上にわたって九州大学と町が行っている、どういう生活習慣の方がいつどんな病気になっているかといった研究の成果のこともご説明しておりましたことを殿下はすぐ思い出されまして、「あれはいい研究ですね。あの研究成果をこういった形で活用されているのですね」と、当時を思い出されるような様子でお話をされておられました。

 続いて、福岡国際会議場で世界社会科学フォーラムの開会式とレセプションにご臨席いただき、開会式でお言葉をいただきました。

 今日1日のご日程を通じた私の印象ですが、皇太子同妃両殿下におかれましては、地域や、また沿道の皆様や、また私たち関係者に非常に親しく接していただきました。そして、何よりも新光園では、障がいを持ったお子さんたちに、膝をついて、しゃがまれて、同じ高さで励ましの言葉をおかけになられたそのお姿に接して、改めて、両殿下の優しいお人柄というものを私自身実感いたしました。

 明日は、昨年7月の九州北部豪雨災害の被災地である朝倉市をご訪問いただき、復興状況についてご聴取いただき、その後、応急仮設住宅で被災者の方々をお見舞いいただく予定となっています。両殿下の被災地の訪問は、被災地の皆さんにとって、本当に大きな励ましになるものと信じています。

 明日の日程もつつがなく進み、多くの県民の皆様と触れ合っていただきますとともに、福岡県へのご理解を一層賜りますよう、この2日間の滞在が両殿下にとりまして思い出深いご出張になりますよう、精いっぱい努めたいと思っています。また皆様方におかれましても、よろしくお願い申し上げます。

 以上です。

質疑応答

(記者)新光園では、外にもたくさんお見送りの施設の方等がいらっしゃったと思います。その際のお声がけ等がありましたら、そのご様子を教えてください。

(行啓主務官)皇太子同妃両殿下には、私から、ご視察終わった後のご休憩の際に、出口の外のところで入所されているお子さんとご家族の方がお見送りをされています、と申し上げましたら、では、少し皆さんに声をおかけしましょうかということになり、お声がけをされました。大体、人数としては、お子さんが恐らく9人だったかと思います。

(記者)知事、お近くでやりとりなどは何かありましたか。

(小川知事)私はそのとき離れたところにおりまして、様子だけしか拝見できませんでした。ただ、しゃがんでお子さんと話をされて、また、ご家族にもお声がけをされて、皆さんを非常に励ましておられるなと。子どもたちも目を輝かせておりまして、非常にほほえましく、元気が出るような光景でした。

(記者)行啓主務官も近くではご覧になっておられませんか。

(行啓主務官)少し間をあけて拝見しておりましたので、会話の内容までは。

 

(記者)行啓主務官にお伺いします。レセプションでは、大変会話が盛り上がり、15分ほど長い時間となりましたが、妃殿下にお疲れ等はありませんでしょうか。

(行啓主務官)私が拝見している限りでは、それほどお疲れの様子はお見受けはいたしませんでした。むしろ、レセプションにお出ましになられて、とてもご満足された様子といいますか、うれしそうな様子でいらっしゃいました。

 

(記者)行啓主務官にお伺いします。妃殿下は、これまで限られた空間で人と会われるということについては、行事をこれまで見送ってこられたと思いますが、今回、レセプションに出席されたというのは、一歩、これまでの行事の事例を踏まえても、前進したと捉えてよろしいのでしょうか。

(行啓主務官)一概に、これをもって前進したと申し上げることが適切かどうかというのは分かりかねますが、今回のレセプションへのご出席に関しましては、例えば人数も、結果的に15名の方がいらっしゃったということで、そういったこともお伝えしながら、お出ましになれるというご判断でお出ましになられたという流れでございます。一概に、じゃあ、これをもってこれまでより前進したのかというと、なかなかそうとも一概には言えないのかなと思っております。

 ご案内のとおり、妃殿下には、ご療養中でいらっしゃいますので、ご体調の波もおありかと思いますので、一つ一つ検討されて、お出ましになれるかどうかというご判断をされていくものだと考えております。

(記者)レセプションへのご出席は、もともとぎりぎりまでわからないということで対応されていたという理解でよろしいですか。

(行啓主務官)そうですね。レセプションの始まる前のご休憩の中でご相談させていただいて最終的に決まったということです。

 

(県民情報広報課長)それでは、これで記者会見を終わらせていただきます。本日はどうもありがとうございました。

 

(終了)