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「福岡県水素グリーンイノベーションサポート窓口」を開設します!~水素関連産業の集積を目指して~
世界的にカーボンニュートラルに向けた動きが加速する中、「水素」は脱炭素化のキーテクノロジーとして位置付けられています。
福岡県では、全国に先駆けて水素社会の実現に向けて取り組んできました。世界的な水素への注目の高まりを受け、8月2日に「福岡県水素グリーン成長戦略」を策定するとともに、新たな産学官連携組織「福岡県水素グリーン成長戦略会議」を立ち上げました。
この度、福岡県水素グリーン成長戦略の柱の1つである「水素関連産業の集積」を図るために、「福岡県水素グリーンイノベーションサポート窓口」を開設します。
当窓口では、水素関連分野への参入等に意欲を持つ企業等に対し、県が水素関連企業のOB等であるアドバイザーと連携して助言を行います。
また、世界最先端の水素関連の研究機関・センターが集積する九州大学の研究者と県内企業とのマッチング等を通じて、企業等からの水素関連の幅広い相談にワンストップで対応します。
当窓口の開設により、水素関連産業への参入、水素関連技術・製品の導入を促進し、成長分野である水素関連産業の集積を図っていきます。
1 場所/開設日/受付時間/連絡先
〇場 所:福岡県商工部自動車・水素産業振興課内(福岡市博多区東公園7番7号7階)
〇開 設 日:令和4年9月13日(火)
〇受付時間:平日9時~17時
〇電話番号:092-643-3448
〇E-Mail:info@f-suiso.jp
2 支援対象企業
〇水素・燃料電池分野への参入、水素エネルギーの利用に意欲を持つ企業等
3 実施体制
〇自動車・水素産業振興課:県内企業等の技術シーズ・ニーズや、課題の聞き取り・分析等
〇技術アドバイザー :水素関連技術の開発に関する助言等を実施
パナソニック(株)OB、トヨタ自動車(株)OB
〇産業化アドバイザー :水素関連技術・製品の導入に向けた助言等を実施
川崎重工業(株)主幹研究員
〇産学連携専門スタッフ :県内企業等と、九大研究者とのマッチングを担当
4 支援スキーム/支援内容
〇支援スキーム
〇支援対象/支援例
(1)水素関連分野への参入(県内企業による水素関連技術・製品の開発 等)
・九州大学等と連携した助言
・シーズ技術の事業化可能性の調査、事業化が期待される製品開発への助成
(2)水素関連技術・製品の導入(水素調達、関連技術・製品の導入 等)
・各企業の脱炭素化の方針に沿った助言
・県が有するネットワークを活用した、技術シーズとニーズとのマッチング
(3)実証等のプロジェクトの企画・調整
・国の支援事業等への申請に向けた助言
・工場のCO2削減に貢献する、再エネと連携した水素関連システム開発の支援
【福岡県水素グリーン成長戦略】
世界的にカーボンニュートラルの動きが加速する中、産業分野を含めた社会全体の脱炭素化に向けて、環境施策を経済成長につなげるため、新たな水素戦略を策定。
新たな産学官連携組織「福岡県水素グリーン成長戦略会議」のもと、水素製造のイノベーション、水素利用の拡大、水素関連産業の集積の3つの柱で、本県での水素による「グリーン成長」を図っていく。
(福岡県水素グリーン成長戦略会議)
〇設 立:令和4年8月2日(火)
〇会 長:日本製鉄(株) 佐藤 直樹(さとう なおき)代表取締役副社長
〇顧 問:福岡県知事、九州経済産業局長、九州地方環境事務所長、北九州市長、福岡市長、九州大学総長
〇会員数:875企業・機関(令和4年9月1日現在)