本文
県、CJPT、JR九州でFCモビリティ導入に向けた共同記者会見を行います
〇世界的に脱炭素化に向けた動きが加速する中、カーボンニュートラルのキーテクノロジーと位置付けられている「水素」に関する注目が高まっています。
福岡県は、これまで、全国に先駆けて「水素」の取り組みを進め、昨年8月には、新たな水素戦略を策定。水素製造や利用の拡大、関連産業の振興を図っています。
〇昨年12月には、コマーシャル・ジャパン・パートナーシップ・テクノロジーズ株式会社(以下、「CJPT」:トヨタ自動車、いすゞ自動車等が出資する合弁会社)との間で、「商用FCモビリティの普及に関する連携協定」を締結し、水素利用の拡大の取り組みを促進していくこととしたところです。
〇この度、県とCJPT、そして九州旅客鉄道株式会社(以下、「JR九州」)の3者で、地域交通へのFCモビリティの導入の実現に向けた取り組みを開始することとしました。この取り組みは、県とCJPTとの連携協定の具体化の第1弾となるものです。
〇ついては、以下のとおり、共同記者会見を行い、実証運転車両等について発表しますので、お知らせします。
県・CJPT・JR九州との共同記者会見
【日 時】 令和5年2月8日(水)11時15分~11時45分
【場 所】 特別会議室(県庁行政棟8階)
【出席者】 ・福岡県知事 服部 誠太郎
・CJPT 代表取締役社長 中嶋 裕樹(なかじま ひろき)
(兼 トヨタ自動車(株) CV Company President)
・JR九州 代表取締役社長 古宮 洋二(ふるみや ようじ)
・九州の自立を考える会 会長 藏内 勇夫(くらうち いさお)
【同席者】 県商工部長 初田 寿
【次 第】 1 出席者紹介
2 服部知事・中嶋社長・古宮社長・藏内会長 挨拶等
3 記念撮影
4 質疑応答
福岡県・JR九州・CJPT 共同プレスリリース資料 [PDFファイル/1.31MB]
■ 新水素戦略「福岡県水素グリーン成長戦略」について
全国に先駆けて水素に取り組んできた福岡県として、今後巨大市場として拡大することが期待される水素分野での産業の集積を目指し、本年(令和4年)8月に策定。
【戦略の2つの視点】
1.「水素」の巨大市場形成と、カーボンニュートラルの流れを受け、産業政策を展開
2.「グレー水素」(化石燃料から製造する水素)から、「グリーン水素」(再エネ電力を活用するなど、製造時にCO2を排出せずに製造する水素)へ
【戦略の3つの柱】
1.水素製造のイノベーション
水素製造の低コスト化・多様化を図るため、先進的な開発・実証を推進。
2.水素利用の拡大
水素関連産業の成長に向け、「つかう」分野での先進的なモデル事業を展開する。
3.水素関連産業の集積
1.2.の柱を進めつつ、水素関連産業への参入促進等で、水素関連産業の集積を図る。
■ 福岡県とCJPTとの連携協定について
令和4年(2022年)12月26日、福岡県とCJPTとの間で、「水素社会実現に向けた商用FCモビリティ普及に関する連携協定」を締結。以下の事項に連携して取り組むことを合意。
1.FCトラック/乗用車を通じた商用・公用車両へのFCモビリティの導入企画と実行
2.地域交通等へのFCモビリティ導入企画と実行
3.FC大型モビリティの幹線道路活用に向けたインフラ整備の促進
<福岡県とCJPT 共同プレスリリース>
/uploaded/attachment/180721.pdf
<締結式>
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/press-release/suiso-cjpt.html(告知・概要)
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/site/chiji-top/suiso-cjpt.html(当日の様子)
※CJPTについて
・正式名称 Commercial Japan Partnership Technologies
(コマーシャル・ジャパン・パートナーシップ・テクノロジーズ)株式会社
・所 在 地 東京都文京区
・資本構成 トヨタ自動車(株)(70%)、いすゞ自動車(株)(10%)、スズキ(株)(10%)、ダイハツ工業(株)(10%)
・事業内容 商用車におけるCASE技術・サービスの企画