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令和3年度福岡県消費生活センターにおける消費生活相談の概要
~若者はネットゲームや儲け話、60歳以上は携帯電話サービスに関する相談が多数~
福岡県消費生活センターが、令和3年度に受け付けた消費生活相談の概要を、次のとおり取りまとめましたので公表します。
1 対象期間
令和3年4月1日から令和4年3月31日まで
2 令和3年度福岡県消費生活センターにおける消費生活相談の特徴
資料1 [PDFファイル/492KB] のとおり
(1)相談件数等の状況
相談件数は9,875件で、前年度の10,816件に比べ、941件の減少(対前年度比8.7%の減少)となっています。
※福岡県及び市町村に寄せられた相談件数は46,848件で、前年度の51,970件に比べ5,122件の減少(対前年度比9.9%の減少)となっています。
(2)年代別相談状況
相談件数を年代別でみると、70歳以上からの相談件数が一番多く、次に50歳代、60歳代の順となっています。
(3)相談の傾向
(1)インターネット通販に関する相談割合が大きい
相談状況を販売購入形態別にみると、「通信販売」に関する相談が3,618件と最も多く、全相談件数の36.6%を占めています。「通信販売」のうち70.5%が「インターネット通販」に関する相談で、19歳以下では、全相談件数のうち55%がインターネット通販によるものでした。
(2)若者はインターネットゲームの課金や儲け話に関する相談が多い
20歳未満は「インターネットゲーム」の課金等に関する相談が最も多く、次いで「他の化粧品」や「健康食品」の定期購入に関する相談が寄せられました。20歳代では「不動産貸借」が1位、ほぼ同数で「他の内職・副業」が2位となっており、必ず儲かるというSNSの広告や、SNSを通じて知り合った人からの勧誘がきっかけの事例が多く見られます。
(3)60歳以上は身に覚えのない請求や携帯電話サービスに関する相談が多い
60歳代と70歳以上の年代では、架空請求や身に覚えのない請求など商品が特定できない「商品一般」に関する相談が最も多く、70歳以上で第2位、60歳代でも第4位の「携帯電話サービス」では、携帯電話の契約に不要なオプションが付いていた、契約変更で安くなるはずの料金が高くなったといった相談が寄せられました。70歳以上で第3位、60歳代で第5位の「工事・建築」に関する相談では「火災保険で無料修理できる」といった住宅修理サービスに関する相談が寄せられました。
(4)新型コロナウイルスに関する相談件数
新型コロナウイルスに関連した相談件数は、368件で、前年度の975件に比べ、607件の減少(対前年度比62.3%の減少)となっています。給付金の支給要件や手続きなど「他の行政サービス」の相談が55件、注文していないマスクが届いたといった「保健衛生品その他」に関する相談が39件寄せられました。
3 令和3年度消費生活相談の具体的事例
◆商品やサービスの取引などに関し、不審に感じたり、困ったときは、福岡県消費生活センターに相談してください。 TEL 092-632-0999 【相談時間】 月曜から金曜 9時から16時30分 日曜 10時から16時(電話相談のみ) |
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注)令和3年度に商品別分類の改訂があり、分類の廃止や新設があったため、商品分類別での前年度との比較は行っていない。