本文
「昭栄化学工業株式会社」の新工場建設が決まりました!~4月22日、県庁で立地協定締結式及び特区法人指定書交付を行います~
「昭栄化学工業株式会社」の新工場建設が決まりました!
~4月22日、県庁で立地協定締結式及び特区法人指定書交付を行います~
福岡県では、新たな雇用の創出や関連企業との取引拡大等による地域経済の活性化を目的に、企業立地を推進しています。
このたび、電子材料の製造、販売及び輸出入を行う「昭栄化学工業株式会社」(本社:東京都新宿区 代表者:代表取締役社長 浅田 修一郎)が、量子ドット(※1)の生産能力を強化するため、本県の「糸島リサーチパーク」へ進出し、新たに生産工場を建設することを決定しましたので、お知らせします。
希土類元素(※2)などの稀少資源に頼らない次世代ディスプレイの需要拡大に対応するため、核心的材料である量子ドットの市場への安定供給を目指す、今回の生産及び研究開発事業は、本県が目指す環境配慮型製品の開発・生産拠点の構築に寄与することが期待されます。
ついては、建設に先立ち、同社との立地協定締結式及びグリーンアジア国際戦略総合特区の特区法人指定書交付を県庁にて実施しますので、併せてお知らせします。
※1 量子ドット:大きさが2nm~10nmの半導体ナノ粒子。エネルギーを与えることで発光する特性を持ち、粒子のサイズによって色が変化する。
※2 希土類元素:レアアースと呼ばれ、産出量が少なく、抽出が難しいレアメタル(希少金属)の一種。
1 概要
立地場所 |
糸島リサーチパーク(糸島市東) |
面積 |
敷地面積 約14,600平方メートル |
投資予定額 |
約60億円(初期投資額) |
新規雇用予定者数 |
50名(操業開始から3年間の予定者数) |
操業開始予定 |
令和5年10月 |
業務内容 |
次世代ディスプレイ向け量子ドットの生産及び研究開発 |
2 立地協定締結式(特区法人指定書交付は式内で実施)
日時
令和4年4月22日(金曜日) 10時30分~11時00分
場所
福岡県庁8階 特別会議室
出席者(署名者)
昭栄化学工業株式会社 代表取締役社長 浅田 修一郎 (あさだ しゅういちろう)
福岡県 知事 服部 誠太郎(はっとり せいたろう)
糸島市 市長 月形 祐二(つきがた ゆうじ)
次第
立地協定締結、特区法人指定書交付、歓迎の挨拶(服部知事、月形市長)、進出企業の挨拶(浅田社長)、記念撮影
取材について
立地協定締結式終了後、同室で、専務取締役の秋本裕二(あきもと ゆうじ)様が取材に応じます。
3 企業概要
社名 |
昭栄化学工業株式会社 |
代表者 |
代表取締役社長 浅田 修一郎(あさだ しゅういちろう) |
本社所在地 |
東京都新宿区西新宿2丁目1番1号 |
設立 |
昭和31年4月 |
資本金 |
4億8,000万円 |
売上高 |
852億円(令和4年3月期実績値) |
従業員数 |
495人(令和4年4月1日現在) |
業務内容 |
電子材料の製造、販売及び輸出入 |
4 糸島リサーチパーク概要
糸島リサーチパークは西九州自動車道の前原インターチェンジに隣接する団地であり、福岡市の中心部からのアクセスに優れています。九州大学の研究成果等を利用した研究・開発等を行う研究機関や工場の集積を図っています。
5 工場完成イメージ
6 グリーンアジア国際戦略総合特区について
- 平成23年12月、北九州市、福岡市とともに、国から指定を受けた「国際戦略総合特区」の一つ。
- これまで地域に蓄積された産業、技術、人材、ネットワークとアジアとの近接性などの強みを生かし、環境配慮型製品の開発・生産拠点の構築に向けた取組等を進めている。
- 本特区では、国の支援制度の積極的な活用や、不動産取得税、固定資産税の課税免除、企業立地促進交付金の上乗せ措置などの地域独自の取組により、企業の生産拠点化や研究開発機能の集積・強化に向けた動きが加速している。
- 国の支援制度を活用した企業の設備投資額は約3,770億円、約1,960人の新規直接雇用者が創出されるなど、大きな成果を上げている。