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令和元年度福岡県原子力防災訓練について

発表日:2019年11月22日 13時30分 印刷
担当課:
総務部防災企画課
直通:
092-643-3115
内線:
2487
担当者:
長谷、豊島

令和元年度福岡県原子力防災訓練について

 玄海原子力発電所で万が一原子力災害が発生した場合に備え、福岡県地域防災計画(原子力災害対策編)等に基づき、佐賀・長崎両県と連携して、令和元年度福岡県原子力防災訓練を実施しますので、お知らせします。
 

1 目的

  防災業務関係者の原子力災害対策への習熟及び防災関係機関相互の連携協力体制の強化並びに県民の原子力防災意識の向上を図る

2 日時

  令和元年11月30日(土曜日)8時~14時15分

3 場所

  8 訓練内容を参照

4 主催者

  福岡県及び糸島市(佐賀・長崎両県と連携)

5 参加者

  144機関 約2,470人

    ・ 参加機関:自衛隊、警察、消防、原子力規制事務所、九州電力等

    ・ 関係住民:約1,750人

6 訓練想定

 九州電力株式会社玄海原子力発電所4号機において、定格熱出力一定運転中、佐賀県内において地震が発生した。

 その後、原子炉冷却材漏えいが発生したため、緊急負荷降下後、原子炉を手動停止した。

 原子炉停止後、非常用炉心冷却装置が作動したが、全ての交流動力電源が失われる事象などが発生し、炉心を冷却する全ての機能を喪失し、全面緊急事態となる。さらに、事態が進展し炉心損傷に至り、放射性物質が放出され、その影響が発電所周辺地域に及ぶ。

 事故の進展に応じ、県、関係市町及び関係機関は国と連携して、地域防災計画などに基づく諸対策を実施する。

7 主な訓練項目

   ○ 情報収集・伝達訓練

   ○ 緊急時モニタリング訓練

   ○ 広域避難訓練

   ○ 原子力災害医療訓練

8 訓練内容

  (1) 情報収集・伝達訓練

  原子力災害時の情報収集・伝達を確実に行うため、原子力発電所における事故や避難等に関する

 情報を収集し、関係機関に伝達する訓練を行う。

  実施場所は、福岡県庁、糸島市役所ほか関係機関執務室。

    ○ 九州電力が事故情報を福岡県、糸島市、福岡市に伝達

   「原子力防災に係る福岡県民の安全確保に関する協定」及び原子力災害対策特別

  措置法に基づくもの

    ○ 国が屋内退避指示、一時移転指示などを福岡県及び糸島市に伝達

    ○ 県が九州電力や国から入手した情報を市町村などの関係機関に伝達

    ○ 県が応急対策(緊急時モニタリング、広域避難、原子力災害医療)の実施状況を把握

    ○ 福岡県警ヘリコプターが県に応急対策の実施状況の映像を伝送

    ○ 県が道路障害情報の収集・伝達

    ○ 国、OFC、関係自治体との間でテレビ会議を開催

 

  (2) 緊急時モニタリング訓練

  放射性物質による環境への影響を把握するため、緊急時モニタリング訓練を行う。

    ○ モニタリングポストなどによる空間放射線量率の監視強化

    ○ サーベイメータによる空間放射線量率のモニタリング

    ○ モニタリングカーで環境放射線の測定を実施(UPZ内)

    ○ 環境試料の採取測定

    ○ 福岡県及び糸島市は、県内全域(サーベイメータによる空間放射線量率の

   モニタリング地点23ヶ所)でモニタリングを実施

    ○ 緊急時モニタリングセンター(EMC)との情報伝達 

    ○ 3県モニタリング情報の共有

  (3) 広域避難訓練

 原子力災害時の広域避難を迅速かつ円滑に行うため、屋内退避訓練及び避難訓練を行う。

(1) 屋内退避訓練

 ・ UPZ内住民の屋内退避訓練を実施(その後、避難訓練を実施)

 ・ UPZ外住民の屋内退避訓練を実施

(2) 自家用車による避難

 ・ 避難ルートに基づく避難

 ・ 愛護動物の同行避難

    (3) 離島(姫島)避難

   放射線防護対策設備を整備した施設(はまゆう)で屋内退避を実施

    (4) バスによる避難

     ・ 中継所方式による避難(UPZ外に中継所(糸島リサーチパーク)を設置)

         ・ 在宅の避難行動要支援者の避難

         ・ 主要避難経路の通行止めを想定した交通規制・誘導及び迂回路による避難

         ・ 福岡県バス協会との協定に基づく避難

    (5) 病院における避難

      ・ 病院が策定した避難計画に基づき実施

      ・ 中継病院(糸島医師会病院)を経由した避難

    (6) 介護老人福祉施設などにおける避難

      ・ 介護老人福祉施設などが策定した避難計画に基づき実施

      ・ 中継施設を経由した避難

   (7) 障がい者福祉施設における避難

      ・ 障がい者福祉施設が策定した避難計画に基づき実施

     ・ 中継施設を経由した避難

       (8) 学校、幼稚園、保育園における避難(二丈地区の2中学校、2小学校、2幼稚園、2保育園で別日開催)       

    ・ 学校、幼稚園、保育園が策定した学校等防災マニュアル(原子力災害対策編)に基づき情報伝達手順の確認

    ・ 事態進展に備え、各学校・施設において取るべき対応を確認

    (9)  長崎県からの広域避難

         ・ ヘリコプターで壱岐市の(じょう)()(じま)から芦屋基地まで移動後、中間市の避難所へバスで避難

         ・ 船舶で壱岐市の郷ノ浦港から博多港まで移動後、中間市の避難所へバスで避難

     (10) 観光客等一時滞在者へ警戒事態時点での帰宅等呼びかけ【新規】

     ・ 警戒事態の段階での帰宅呼びかけ(防災行政無線や緊急速報メールサービスによる手順確認)

       ・ 集客施設を通じた帰宅呼びかけ(山間のキャンプ場やゴルフ場等3施設で手順確認

    (11)  観光客等一時滞在者の避難等【新規】

        ・ 自家用車等での帰宅が困難な一時滞在者について、催事の主催者が手配するマイクロバスによる最寄公共

          交通機関までの輸送、公共交通機関を使ったUPZ外への帰宅等

 ○ 実施場所

 

 

 

 

項目

避難元

一時集合

場所

中継所等

避難先

(1)-1屋内退避訓練

志摩地区

西貝塚行政区

二丈地区

大入行政区

(1)-2屋内退避訓練

(UPZ外住民)

石崎行政区

(糸島市UPZ外の一部)

(2)-1自家用車避難

(二丈地区)

大入行政区

(志摩地区)

西貝塚行政区

大入公民館

西貝塚公民館

アクシオン福岡

(福岡市)

勤労青少年ホーム

(久山町)

(2)-2自家用車避難

(愛護動物同行避難)

(志摩地区)

西貝塚行政区

西貝塚公民館

勤労青少年ホーム

(久山町)

(3)離島避難

(放射線防護施設での屋内退避)

姫島行政区

姫島福祉センター はまゆう

(4)バス避難

(二丈地区)

大入行政区

(志摩地区)

西貝塚行政区

大入公民館

西貝塚公民館

糸島リサーチパーク

(社会システム実証センター)

アクシオン福岡

(福岡市)

勤労青少年ホーム

(久山町)

 

(5)病院の避難

(病院車両)

小富士病院

糸島医師会

病院

福吉病院

(6)介護老人福祉施設などの避難(施設車両)

志摩園

中継施設

(ウエストヒル創生園)

かすがの郷

(7)障がい者福祉施設の避難

(施設車両)

小富士園

中継施設

(ふれあい)

希望学園

(8)学校,幼稚園,保育園における避難(別日開催)

UPZ内の

学校,幼稚園,保育園

(9)長崎県からの

 避難

(ヘリ・船舶・バス)

長崎県壱岐市

蟐蛾島

(→芦屋基地)

中間市中央公民館

郷ノ浦港

(→博多港)

(10)観光客等一時

 滞在者の避難等

西日本短期大学

乗車駅

(筑前深江駅)

 

 (4) 原子力災害医療訓練

           放射性物質による被ばくに対処するため、避難退域時検査・簡易除染訓練等を行う。

   (1) 避難退域時検査・簡易除染

      ○ 中継所(糸島リサーチパーク)で実施する内容

     ・ 福岡県が避難退域時検査会場を設置

     ・ 関係機関と連携して、糸島市の避難者の避難退域時検査・簡易除染を実施

     ・ 陸上自衛隊がバスの避難退域時検査・簡易除染を実施

      ○ 福岡市、久山町の避難所で実施する内容

          関係機関と連携して、糸島市の避難者、愛護動物の避難退域時検査・簡易除染を実施

         (愛護動物は久山町のみ)

       ○ 病院の避難における中継病院(糸島医師会病院)で実施する内容

     ・ 福岡県が避難退域時検査会場を設置

     ・ 関係機関と連携して、小富士・福吉両病院の避難者に対する避難退域時検査や簡易除染を実施

       ○ 被ばく傷病者等受入訓練

            放射性物質による汚染が疑われる傷病者を原子力災害拠点病院(九州大学病院)へ搬送し、

         除染及び負傷の処置後、ホールボディカウンタによる測定を行う。

       ○ 介護老人福祉施設などの社会福祉施設の避難における中継施設で実施する内容

     ・ 福岡県が避難退域時検査会場を設置

     ・ 関係機関と連携して、避難者に対する避難退域時検査・簡易除染を実施

   (2) 健康相談

            福岡県が関係機関と連携して、福岡市、久山町の避難所で健康相談・健康講話を実施

   (3) 安定ヨウ素剤の緊急配布訓練

            避難住民に安定ヨウ素剤の緊急配布訓練を実施