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県内経済の動向 8月概要(速報)

 

福岡県の景気は、さらに悪化している。

生産については、輸送機械を除き厳しさを増している。特にIC関連を中心に、電気機械は急速に減少している。

貿易については、輸出は減少しており、輸入も減少に転じた。

消費については、携帯電話加入数や新車登録台数が依然として堅調に推移しており、また、猛暑の影響で夏物衣料やエアコン等の販売も好調であったが、全体としては力強さに乏しく、おおむね横ばいで推移している。

雇用情勢は、全国の失業率が過去最悪の水準になり、また有効求人倍率が引き続き低下するなど、一段と厳しさを増している。

 

景気の停滞感が強まっており、とりわけ雇用関係については今後の動向に十分注意する必要がある。

 

 

 

(1)生  産

生産については、輸送機械を除き厳しさを増している。特にIC関連を中

心に、電気機械は急速に減少している。

(2)設備投資

建築着工床面積・工事費予定額ともに低調に推移するなど、設備投資は減少

傾向にある。

(3)住宅投資

着工戸数は持ち家でやや持ち直しているものの、総じて減少している。

(4)公共投資

  公共投資は、総じて低調に推移している。

(5)消  費

消費については、携帯電話加入数や新車登録台数が依然として堅調に推移し

ており、また、猛暑の影響で夏物衣料やエアコン等の販売も好調であったが、

全体としては力強さに乏しく、おおむね横ばいで推移している。

(6)企業倒産

企業倒産は、倒産件数、倒産負債額ともに前年に比べ減少している。

(7)中小企業景況

景況感は、厳しい状況が続いている。

(8)雇  用

有効求人倍率は3月をピークに下降しており、常用雇用指数、所定外労働時

間も減少するなど、一段と厳しさを増している。

(9)貿  易

貿易については、輸出は減少しており、輸入も減少に転じた。

10)物 

消費者物価は低下基調で推移している。

11)金  融

金融機関の貸付金残高は前年割れで推移している。

 

(参 考)

株価は、一時バブル後最安値を更新した。

為替相場はゆるやかな円安傾向にあったものの、このところやや円高方向に

進んでいる。

  アメリカ経済は、成長率は落ち込んでおり、鉱工業生産指数が低下、失業

率も上昇するなど景気回復の兆しがみられない。

 ・アメリカの諸指標

成長率(速報値)(4〜6月期):0.7%

 鉱工業生産指数(6月前月比):−0.7%

 失業率(7月):4.5%