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県内経済の動向 ( 経済指標速報版 )

平成16年12月−

主な経済指標の概要

 

 

1生産

  前月が過去最高水準となった反動もあり、食料品・たばこ工業などが低下したものの、自動車は高水準の操業を続け、鉄鋼業も堅調に推移するなど、生産全体としてはおおむね増加基調が続いている。

 

2貿易

輸出は、アジア向けが前年を大幅に上回って推移する中、北米向けも4か月連続で前年を上回り、全体としても過去最高額を更新するなど、このところ大幅に増加している。

3消費

 全体としては、持ち直しの動きが緩やかになっている。

需要動向をみると、経常収入は増加基調が続いている。一方、消費支出はサービスへの支出を中心に増加が続いているものの、伸びが鈍化している。 消費者マインドはこのところ横ばいとなっている。

販売動向をみると、スーパー販売額は弱い動きが続き、百貨店販売額やコンビニエンス・ストア販売額も3か月連続で前年を下回っている。新車登録台数は、登録のできる稼働日が前年より多かった影響などから前年を上回っている。

4設備投資

平成16年度の投資額は製造業、非製造業ともに前年を上回る投資が計画されており、全体としても4年ぶりの増加が見込まれる。

5住宅投資

分譲住宅や貸家が好調に推移しており、全体としては増加が続いている。

 

6公共投資

公共工事請負額は、総じて低調に推移している。

 

7企業景況

大企業においてはさらに改善しており、中小企業においては、やや足踏みも見られるものの引き続き改善の方向にある。

 

8企業倒産

倒産件数は前年を下回って推移している。

9雇用

有効求人倍率の改善には足踏みが見られ、完全失業率は高水準で推移しているものの、新規求人数は引き続き前年を上回り、雇用者は前年同期と比べ6四半期連続で増加するなど、改善の動きがみられる。

 

 

 

 

 

 

10物価

消費者物価(生鮮食品を除く総合)は、4年10か月連続で前年を下回っている。

 

11金融

金融機関の貸付金残高は、前年を下回って推移している。

 

 

参考

株式相場(日経平均株価)は、円高懸念などから11月中旬以降下落していたが、米国株高を受けこのところ上昇傾向にある。

(日経平均株価 平成16年 12月 22日現在  11,209.44円)

(日経平均株価 直近の最高値 平成16年 7月 1日現在  11,896.01円)

 

対米ドル円相場は、ドル安基調が続くとの見方から11月中旬以降円高傾向となっていたが、このところ104円台で推移している。

(対米ドル円相場 平成16年12月 22日現在  104.20円)

 

長期金利は、このところ低下し、1.3%台で推移している。

(新発10年国債利回り 平成16年12月 22日現在 1.340

原油価格は、需給逼迫感などから4月中旬以降急騰し最高値の更新を続けていたが、このところ落ち着きを見せている。

(原油価格(WTI) 平成16年12月 22日現在 44.24ドル/バレル

(最高値 平成16年 10月 22日終値 55.17ドル/バレル)

(平成16年 4月平均 36.62ドル/バレル)

(原油価格(ドバイ) 平成16年12月 22日現在 35.70ドル/バレル)

(平成16年 4月平均 31.30ドル/バレル)

○ 米国株価  NYダウ  平成16年12月 23日現在 10,827.12ドル

ナスダック 平成16年12月 23日現在  2,160.62

注)景気動向の判断に用いている主要経済指標については、指標毎に調査・集計時点(月)が異なるため、複数の指標を比較して利用される際にはご注意下さい。

※「県内経済の動向」は奇数月に公表します。また、偶数月には、経済指標を最新データに更新し、速報として公表します。