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新コロナウイルス感染症に係るワクチン接種に関する情報(ワクチンの種類)
厚労省リーフレット「令和5年度新型コロナワクチン接種についてのお知らせ」
ワクチンの種類(詳しくは「各ワクチンの情報」をご覧ください)
<オミクロン株対応ワクチン>
新型コロナの従来株とオミクロン株に対応したワクチンです。
従来型ワクチンによる1・2回目接種を完了した5歳以上の方が1人1回接種できます。
・ファイザー社製 【令和4年秋開始接種】 【令和5年春開始接種】
・モデルナ社製 【令和4年秋開始接種】 【令和5年春開始接種】
<従来型ワクチン>
新型コロナワクチンの従来株に対応したワクチンです。
・モデルナ社製 (令和5年2月11日接種終了)
・武田社(ノババックス)製 ※ 【令和4年秋開始接種】 【令和5年春開始接種】
※令和4年秋開始接種及び令和5年春開始接種では、基本的に「オミクロン株対応ワクチン(ファイザー社又はモデルナ社)」による接種をお勧めしています。
しかし、mRNAワクチンに含まれる成分へのアレルギーがある等、何らかの理由でこれら以外のワクチンでの接種を希望される方については、武田社ワクチン(ノババックス)で、令和4年秋開始接種及び令和5年春開始接種を受けていただくことができます。
・アストラゼネカ社製 (令和4年9月30日接種終了)
各ワクチンの接種対象者と接種間隔
ワクチンの種類 | 初回接種 (~令和6年3月31日) |
令和4年秋開始接種 (~令和5年5月7日) |
令和5年春開始接種 (令和5年5月8日~8月予定) |
---|---|---|---|
ファイザー社製 (BA.1/BA.4-5) |
使用不可 |
12歳以上の方 |
・高齢者(65歳以上) ・基礎疾患を有する方(12~64歳) ・医療従事者等 (最終接種から3か月以上) |
モデルナ社製 (BA.1/BA.4-5) |
|||
ファイザー社製【小児用】 (BA.4-5) |
使用不可 |
5~11歳の方(最終接種から3か月以上) |
ワクチンの種類 | 初回接種 (~令和6年3月31日) |
令和4年秋開始接種 (~令和5年5月7日) |
令和5年春開始接種 (令和5年5月8日~8月予定) |
---|---|---|---|
ファイザー社製 |
12歳以上の方 |
使用不可 |
使用不可 |
モデルナ社製 |
12歳以上の方 |
使用不可 |
使用不可 |
ファイザー社製 |
5歳以上の方 (※1) |
5~11歳の方(最終接種から3か月以上) ※実施時期により追加接種の対象等が異なります。 詳しくは「小児接種」のページをご確認ください。 |
|
ファイザー社製 |
生後6か月以上の方(※2) | 使用不可 | |
武田社 (ノババックス)製 |
12歳以上の方 |
12歳以上の方 |
・高齢者(65歳以上) ・基礎疾患を有する方(12~64歳) ・医療従事者等 (最終接種から6か月以上) |
アストラゼネカ社製 |
18歳以上で ・海外でアストラゼネカ社製ワクチンを1回接種済みの方 ・アレルギー等でmRNAワクチン(ファイザー社、モデルナ社製)を接種できない方 |
使用不可 | 使用不可 |
表中に記載している対象者の年齢は、いずれも接種する日時点の年齢です。
※1 初回接種については、1回目の接種時の年齢に基づいて判断します。1回目の接種時に11歳だったお子様が、2回目の接種時までに12歳の誕生日を迎えた場合、2回目接種にも1回目と同じ小児用ワクチンを使用します。
※2 初回接種については、1回目の接種時の年齢に基づいて判断します。1回目の接種時に4歳だったお子様が、3回目の接種時までに5歳の誕生日を迎えた場合、3回目接種にも1回目と同じ乳幼児(6か月~4歳)用ワクチンを使用します。
各ワクチンの情報
<オミクロン株対応ワクチン>
ファイザー社ワクチン
概要
ファイザー社ワクチンは、メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンです。
SARS-CoV-2のスパイクタンパク質(ウイルスがヒトの細胞へ侵入するために必要なタンパク質)の設計図となるmRNAを脂質の膜に包んだ製剤になります。
本剤を接種し、mRNAがヒトの細胞内に取り込まれると、このmRNAを基に細胞内でウイルスのスパイクタンパク質が産生され、スパイクタンパク質に対する中和抗体産生及び細胞性免疫応答が誘導されることで、SARS-CoV-2による感染症の予防ができると考えられています。
令和4年10月現在、従来株及びオミクロン株BA.1又は従来株及びオミクロン株BA.4-5に対応したワクチン(※)が接種可能です。
※オミクロン株対応ワクチンとは、従来株とオミクロン株系統のそれぞれのスパイクタンパク質の設計図となるmRNAを有効成分とするワクチンです。
接種方法
通常、12歳以上の場合は1回0.3mL、5~11歳の場合は1回0.2mLを、三角筋(上腕の筋肉)に、筋肉注射という方法で接種します。
12歳以上の方はBA.1対応型又はBA.4-5対応型の2価ワクチン、5~11歳の方は小児用のBA.4-5対応型の2価ワクチンを使用します。
厚生労働省「ファイザー社のオミクロン株対応2価ワクチンについて」(新しいウィンドウで開きます)
モデルナ社ワクチン
概要
モデルナ社ワクチンは、mRNAワクチンです。
SARS-CoV-2のスパイクタンパク質(ウイルスがヒトの細胞へ侵入するために必要なタンパク質)の設計図となるmRNAを脂質の膜に包んだ製剤になります。
本剤を接種し、mRNAがヒトの細胞内に取り込まれると、このmRNAを基に細胞内でウイルスのスパイクタンパク質が産生され、スパイクタンパク質に対する中和抗体産生及び細胞性免疫応答が誘導されることで、SARS-CoV-2による感染症の予防ができると考えられています。
令和4年11月現在、従来株及びオミクロン株BA.1又は従来株及びオミクロン株BA.4-5に対応したワクチン(※)が接種可能です。
※オミクロン株対応ワクチンとは、従来株とオミクロン株系統のそれぞれのスパイクタンパク質の設計図となるmRNAを有効成分とするワクチンです。
接種方法
通常は、三角筋(上腕の筋肉)に、1回0.5mLを筋肉注射という方法で接種します。
厚生労働省HP「モデルナ社のオミクロン株対応2価ワクチンについて」(新しいウィンドウで開きます)
<従来型ワクチン>
ファイザー社ワクチン
概要
ファイザー社ワクチンは、メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンです。
SARS-CoV-2のスパイクタンパク質(ウイルスがヒトの細胞へ侵入するために必要なタンパク質)の設計図となるmRNAを脂質の膜に包んだ製剤になります。
本剤を接種し、mRNAがヒトの細胞内に取り込まれると、このmRNAを基に細胞内でウイルスのスパイクタンパク質が産生され、スパイクタンパク質に対する中和抗体産生及び細胞性免疫応答が誘導されることで、SARS-CoV-2による感染症の予防ができると考えられています。
接種方法
通常、12歳以上の場合は1回0.3mL(30μg)、5~11歳の場合は1回0.2mL(10μg)を三角筋(上腕の筋肉)に、生後6か月~4歳の場合は1回0.2mL(3μg)を三角筋中央部又は大腿前外側部(1歳未満は大腿前外側部)に、筋肉注射という方法で接種します。(12歳以上、5~11歳、生後6か月~4歳では、それぞれ接種する製剤が異なります。)
モデルナ社ワクチン 【令和5年2月11日接種終了】
概要
モデルナ社ワクチンは、mRNAワクチンです。
SARS-CoV-2のスパイクタンパク質(ウイルスがヒトの細胞へ侵入するために必要なタンパク質)の設計図となるmRNAを脂質の膜に包んだ製剤になります
本剤を接種し、mRNAがヒトの細胞内に取り込まれると、このmRNAを基に細胞内でウイルスのスパイクタンパク質が産生され、スパイクタンパク質に対する中和抗体産生及び細胞性免疫応答が誘導されることで、SARS-CoV-2による感染症の予防ができると考えられています。
接種方法
通常は、三角筋(上腕の筋肉)に、初回(1回目・2回目)接種では1回0.5mL、追加(3回目・4回目)接種では1回0.25mLを筋肉注射という方法で接種します。
武田社ワクチン(ノババックス)
概要
武田社ワクチン(ノババックス)は、組換えタンパクワクチンであり、SARS-CoV-2のスパイクタンパク質(ウイルスがヒトの細胞へ侵入するために必要なタンパク質)の遺伝子をもとに作られた組換えタンパク質をナノ粒子化した製剤で、免疫の活性化を促進するためのアジュバントが添加されています。
本剤の接種により組換えスパイクタンパク質がヒトの細胞内に取り込まれると、スパイクタンパク質に対する中和抗体産生及び細胞性免疫応答が誘導されることで、SARS-CoV-2による感染症の予防ができると考えられています。
組換えタンパクワクチンは不活化ワクチンの一種であり、B型肝炎ウイルスワクチンなど、他のワクチンでも使用実績があります。
接種方法
通常は、三角筋(上腕の筋肉)に、1回0.5mL(5μg)筋肉注射という方法で接種します。
アストラゼネカ社ワクチン 【令和4年9月30日接種終了】
概要
アストラゼネカ社ワクチンは、ウイルスベクターワクチンであり、SARS-CoV-2のスパイクタンパク質(ウイルスがヒトの細胞へ侵入するために必要なタンパク質)のアミノ酸配列をコードする遺伝子をサルアデノウイルス(風邪のウイルスであるアデノウイルスに、増殖できないよう処理が施されています。)に組み込んだ製剤です。
本剤接種により遺伝子がヒトの細胞内に取り込まれると、この遺伝子を基に細胞内でウイルスのスパイクタンパク質が産生され、スパイクタンパク質に対する中和抗体産生及び細胞性免疫応答が誘導されることで、SARS-CoV-2による感染症の予防ができると考えられています。
接種方法
通常は、三角筋(上腕の筋肉)に、1回0.5mLを筋肉注射という方法で接種します。