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田川地域農業振興協議会園芸畜産部会が現地視察を開催
更新日:2021年10月19日更新
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実証ほでの園芸栽培技術の情報交換
令和3年10月1日、田川地域農業振興協議会園芸畜産部会の現地視察が行われました。
田川地域農業振興協議会 園芸畜産部会は、管内の園芸や畜産の振興を目的とした田川普及指導センターや、JA、市町村等、関係機関による協議会です。
今回の研修会では、アスパラガスの病害軽減対策、イチジクの高温障害対策の実証ほで情報交換を行いました。
アスパラガスの実証ほでは、擬葉の軟弱化を抑えるため、カルシウム資材を葉面散布することで、斑点性病害の発生を抑制する試験を紹介しました。散布区と無散布区では、病気による茎葉の黄変に明らかな差がみられ、試験を実施した農家も満足した様子で説明していただきました。
イチジクの実証ほでは、高温による障害果の低減を図るため、ハウスの妻面を垂直に巻き上げることで通気性を高め、ハウス内温度の上昇抑制を図る試験を紹介しました。効果は判然としませんでしたが、次年度も調査時期を変更し、引き続き高温対策の実証を行います。また、参加者から「低コストで自家施工が可能」「夏季の高温対策として他の園芸品目にも応用ができる」などの意見が出され、有意義な情報交換となりました。
普及指導センターは、田川地域農業振興協議会園芸畜産部会の活動を通じて、管内の園芸品目の生産性向上に向け、関係機関と連携をとりながら支援を行っていきます。

