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エルニーニョ現象に負けない大豆づくり
更新日:2019年7月10日更新
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JAたがわで大豆の部分浅耕一工程播種実演会
令和元年6月19日(水曜日)に、添田町のJAたがわ添田集荷所と小麦収穫後の圃場において、大豆の部分浅耕一工程播種実演会が開催されました。当日は、大豆生産農家とJA職員、農機具販売店等の約30名が参加されました。
今年はエルニーニョ現象の影響で、梅雨明けが遅れる可能性が高いという情報があるため、普及指導センターでは梅雨明けが遅れる場合を想定して、降雨の合間に播種するための作業体系や種子消毒剤の選定、除草剤散布についての注意点を説明しました。
昨年、「部分浅耕1工程播種」は乾燥害の軽減に大きな効果を発揮しましたが、本来は降雨直後でも播種可能で、安定した出芽苗立ちが得られる技術です。効果を発揮するには、耕深、PTO回転数、播種深度の設定が重要であるため、実際に圃場で播種を行いながらロータリや播種機の設定方法を説明しました。また、株式会社 太陽から部分浅耕播種用の専用爪が発売されたことや、地元の農機具販売店がレンタル用の部分浅耕ロータリを準備していることを紹介し、この技術の更なる普及に取り組んでいます。
昨年「部分浅耕一工程播種」に取り組まれた農家から、「収量が高く、コスト低減効果が大きかった」等の報告もあり、参加者からも多数の質問が出されていました。
今後も、普及指導センターは関係機関と連携して、最新の技術と情報で大豆の収量向上を目指し、農家の所得向上に取り組んでまいります。

