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福岡県新型コロナウイルスワクチン専用ダイヤル相談事例集

更新日:2023年4月1日更新 印刷

1.接種全般について

相談内容 回答例
接種費用はかかりますか?
いつまで接種できますか?
新型コロナワクチンの接種は全額公費で行うため、無料で接種していただけます。
接種が受けられる期間は、現在、令和6年3月31日まで予定されています。
接種を希望しませんが、接種しなくてもよいですか?受けなかったら、どうなりますか? 新型コロナワクチンについては、国内外の数万人のデータから、発症予防効果などワクチン接種のメリットが、副反応などのデメリットよりも大きいことを確認して、皆さまに接種をお勧めしています。しかしながら、接種は強制ではなく、あくまでご本人の意思に基づき接種を受けていただくものです。接種を望まない方に接種を強制することはありません。また、受ける方の同意なく、接種が行われることはありません。
新型コロナワクチンとそれ以外のワクチンは、同時に受けることはできますか? 新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンとの同時接種は可能です。ただし、インフルエンザワクチン以外のワクチンは、新型コロナワクチンと同時に接種できません。 互いに、片方のワクチンを受けてから2週間後に接種できます。
ワクチン接種でコロナに感染することはありますか? ワクチンを接種したことが原因で新型コロナウイルスに感染することはありません。また、接種を受けることで、受けた人から感染性のあるウイルスが放出されることもありません。
接種後、生活上で注意することはありますか? 通常の生活は問題ありませんが、激しい運動や過度の飲酒等は控えてください。
接種部位は清潔に保ちましょう。また、接種当日の入浴は問題ありませんが、体調が悪い時は無理をせず、様子をみるようにしましょう。なお、注射した部分は強くこすらないようにしましょう。

2.副反応について

相談内容 回答例
これまでに認められている副反応にはどのようなものがありますか? 現在、日本で接種が進められている新型コロナワクチンでは、接種後に注射した部分の痛み、疲労、頭痛、筋肉や関節の痛み、寒気(さむけ)、下痢、吐き気・嘔吐、発熱等がみられることがあります。こうした症状の大部分は、接種後数日以内に回復しています。
接種後に熱が出たら、どうすればよいですか? ワクチンによる発熱は接種後1~2日以内に起こることが多く、水分を十分に摂取し、必要な場合は市販解熱鎮痛剤を服用するなどして、様子をみていただくことになります。
ワクチンを受けた後、2日間以上熱が続く場合や、症状が重い場合、ワクチンでは起こりにくい咳や咽頭痛、鼻水、味覚・嗅覚の消失、息切れ等の症状がみられる場合には、医療機関等への受診や相談をご検討ください。
接種後に体がだるくなりましたが、これは副反応ですか?病院に行った方がよいですか? ワクチン接種後には、免疫反応が起こるために、比較的起きやすい症状として、発熱、頭痛、疲労、筋肉痛、寒気(さむけ)、関節痛等があります。こうした症状は、数日間で改善していくことが多いですが、症状が重い場合、治らない場合には、医療機関にご相談ください。
接種後の発熱や痛みに対し、市販の解熱鎮痛薬を飲んでもよいですか?
接種後の発熱や痛みに対し、予防的に市販の解熱鎮痛薬を飲んでもよいですか?
接種後の発熱や痛みに対して、市販の解熱鎮痛薬を使用することは可能です。
ただし、ワクチンを受けた後、症状が出る前に、解熱鎮痛薬を予防的に繰り返し内服することについては、現在のところ推奨されていません。
ワクチン接種後から胸の痛みが続いていますが、どうすればよいですか? 頻度としてはごく稀ですが、新型コロナワクチンの接種後に、心筋炎や心膜炎を疑う事例が報告されています。ワクチン接種後4日程度の間に胸の痛み、動悸、息切れ、むくみなどの症状がみられた場合は、速やかに医療機関を受診して、ワクチンを受けたことを伝えてください。
接種後に症状が出て、医療機関を受診したいが、どこを受診すればよいですか? かかりつけ医またはワクチンの接種を受けた医療機関を受診してください。
県内に複数の専門的な医療機関が選定されていますが、受診には医師の紹介状が必要です。

3.接種の可否について

相談内容 回答例
接種を受けられないのはどのような人ですか?

一般に、以下の方は、ワクチンを受けることができません。ご自身が当てはまると思われる方は、ワクチンを受けても良いか、かかりつけ医にご相談ください。
・明らかに発熱している方(※1)
・重い急性疾患にかかっている方
・ワクチンの成分に対し、アナフィラキシーなど重度の過敏症(※2)の既往歴のある方
・上記以外で、予防接種を受けることが不適当な状態にある方

 

(※1)明らかな発熱とは通常37.5℃以上を指します。ただし、37.5℃を下回る場合も平時の体温を鑑みて発熱と判断される場合はこの限りではありません。
(※2)アナフィラキシーや、全身性の皮膚・粘膜症状、喘鳴、呼吸困難、頻脈、血圧低下等、アナフィラキシーを疑わせる複数の症状。

基礎疾患(持病)がありますが接種できますか? 慢性的な病気のある方もワクチンを接種できる場合が多く、むしろ、コロナウイルスに感染した場合、重症化するリスクが他の方よりも高いため、優先接種の対象となっている方も多くいらっしゃいます。一方、ワクチン接種は体調のよいときに受けるのが基本ですので、病状が悪化していたり、全身が衰弱している場合は避けた方がよいと考えられます。
過去にアレルギー反応やアナフィラキシーを起こしたことがありますが、接種して問題ないですか? 接種するワクチンの成分に関係のないものに対するアレルギーを持つ方については、接種可能です。ただし、これまでに、薬や食品など何らかの物質で、アナフィラキシーなどを含む、重いアレルギー反応を起こしたことがある方は、接種直後に調子が悪くなったときに速やかに対応ができるよう、接種後、通常より長く(30分間)、接種会場で待機していただきます。
新型コロナウイルスに感染したことのある人は、接種を受けることはできますか? 新型コロナウイルスに感染した方でも、これまでに接種した新型コロナワクチンの接種回数及び種類にかかわらず、ワクチンを接種することができます。感染後、体調が回復して接種を希望する際には、その治療内容や感染からの期間にかかわらずワクチンを接種可能です。
持病があり、薬を飲んでいる人でも接種を受けることはできますか?
最近手術をしましたが、すぐに接種をしてよいですか?
薬を飲んでいるためにワクチンが受けられないということはありませんが、基礎疾患のある方では、免疫不全のある方や病状が重い方など、接種を慎重に検討した方がよい場合がありますので、かかりつけ医とご相談ください。
また、手術をされた方についても、受けた手術の内容や内服している薬の状況等により異なりますので、主治医にご相談ください。
妊娠中・授乳中・妊娠を計画中ですが、接種を受けることができますか? 妊娠中、授乳中、妊娠を計画中の方も、ワクチンの接種勧奨の対象としており、妊娠中の時期を問わず接種をお勧めしています。

4.小児接種(5~11歳)、乳幼児接種(生後6か月~4歳)について

相談内容 回答例
小児(5~11歳)では、接種する量や回数は成人と同じですか?
乳幼児(生後6か月~4歳)では、接種する量や回数、接種間隔は、成人や小児(5~11歳)と同じですか?

・小児(5~11歳)
小児(5~11歳)では、ファイザー社のワクチンを使用することとされており、従来ワクチン(1価)は初回接種で1回10μg(0.2mL)を、通常、3週間の間隔で2回接種します。12歳以上の接種では、1回30μg(0.3mL)を、通常、3週間の間隔で2回接種することとされていますので、5~11歳で接種する有効成分の量は、12歳以上で接種する量の3分の1になります。なお、1回目と2回目の接種間隔は12歳以上の場合と同じであり、2回目の接種は一番早くて1回目接種の19日後から接種が可能であること、3週間を超えた場合はできる限り速やかに2回目を接種することをお願いしています。追加接種での2回目と3回目の接種間隔は、3か月以上あけることとなっています。

 

・乳幼児(生後6か月~4歳)
乳幼児(生後6か月~4歳)では、ファイザー社のワクチンを使用することとされており、接種回数は他の年代と異なり3回で1セットになっています。1回3μg(0.2mL)を、2回目は通常3週間の間隔で、3回目は2回目の接種から少なくとも8週間経過した後に、接種することとされています。生後6か月~4歳で接種する有効成分の1回あたりの量は、5~11歳で接種する量の30%、12歳以上で接種する量の10%になります。

小児(5~11歳)で1・2回目接種後、3回目の接種前に12歳の誕生日を迎えました。どうしたらよいですか?
乳幼児(生後6か月~4歳)で3回の接種を終える前に5歳の誕生日を迎えました。どうしたらよいですか?

・小児(5~11歳)
11歳以下と12歳以上では、接種するワクチンの種類も量も異なります。1・2回目の接種後、3回目の接種前に12歳の誕生日を迎えた場合は、3回目の接種時の年齢に基づき、12歳以上用のワクチンを接種します。
一方、1回目の接種後、2回目の接種前に12歳の誕生日を迎えた場合は、1回目と2回目の接種は原則として同じワクチンを接種する必要がありますので、5~11歳用のワクチンを接種します。

 

・乳幼児(生後6か月~4歳)
合計3回の接種の途中で5歳の誕生日を迎えた場合も、3回目までの接種は原則として同じワクチンを接種する必要がありますので、生後6か月~4歳用のワクチンを接種します。

5.救済制度について

相談内容 回答例
副反応による健康被害が起きた場合の補償はどうなっていますか? 一般的に、ワクチン接種では、一時的な発熱や接種部位の腫れ・痛みなどの、比較的よく起こる副反応以外にも、副反応による健康被害(病気になったり障害が残ったりすること)が、起こることがあります。極めて稀ではあるもののなくすことができないことから、救済制度が設けられています。
予防接種法に基づく予防接種を受けた方に健康被害が生じた場合、その健康被害が接種を受けたことによるものであると厚生労働大臣が認定したときは、市町村により給付が行われます。申請に必要となる手続き等については、予防接種を受けられた時に住民票を登録していた市町村にご相談ください。