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手光ビオトープ「令和元年度 水辺の生きもの観察会」を実施しました。
手光ビオトープ「令和元年度 水辺の生きもの観察会」を行いました。
令和元年7月20日(土曜日)に、福津市手光にある手光ビオトープ及び福津市中央公民館で「水辺の生きもの観察会」を行いました。
参加者は、一般大人11人、こども13人、合計24人。
スタッフは、福岡県立光陵高校うみがめクラブ6人、どじょうクラブ4人、行政等7人でした。
まず、福津市中央公民館にて、平成22年度から手光ビオトープでカスミサンショウウオの調査保全活動を行われている、福岡県立光陵高等学校「うみがめクラブ」の皆さんから調査報告を受けました。
平成30年度の生態調査では、カスミサンショウウオの産卵と水温・気温・降水量の関係に着目して調査が行われました。
調査結果としては、水温・気温が下がったときに産卵が多く確認され、降水量と産卵にも一定の関係性が見られたとの考察がなされていました。
今後は、泥の種類と産卵との関係性についても調べていきたいとのことでした。
次に、福岡県保健環境研究所 環境生物課 中島淳研究員による「手光ビオトープのこれまで」という講演がありました。手光ビオトープの貴重な生きものを予習し、危険な生きものへの注意が行われました。
このあと、手光ビオトープに移動し、実際に生きものを採集し、観察を行いました。
皆さん、池の中に網を入れ、いろんな生きものをつかまえていました。
捕まえた生きものは、中島先生による名前や特徴の解説があり、ドジョウについては、その生態について詳しい解説もありました。
子供達も中島先生の話に興味津々で、多くの質問が活発に飛び交っていました。
【確認された生きもの】
タイコウチ、各種ミズムシ、各種ゲンゴロウ、スクミリンゴガイ、ヒメタニシ、オタマジャクシ、ミナミヌマエビ、アメリカザリガニ、モクズガニ、各種ヤゴ(トンボの幼虫)、ドジョウ、メダカなど
来年も開催を予定しております、ぜひ参加してください。お待ちしています。