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くらし110番 2022年11月

更新日:2023年1月16日更新 印刷

2022年11月6日付朝日新聞から。
記事は原則毎月第1日曜の朝日新聞西部本社版に掲載されています。

「誰でも稼げる」もうけ話
甘い誘い 借金を勧める業者も   内容分からないもの買わないで

こんなケース、あんなケース

  1. SNSで知り合った人に、FX(外国為替証拠金取引)必勝法の資料が入ったUSBメモリーを勧められた。代金は42万円と高額だったが、「USBの中の資料を見て『はい』をタップするだけ。1か月で代金分は稼げる」と説明を受け、購入した。1日中、操作しているが全くもうからない。解約・返品できないだろうか。
  2. マッチングアプリで知り合った人に、「仕事の紹介、車や住居の割引、株のレクチャーなど、一人暮らしをサポートしてくれる会社がある」と紹介された。サポートを受ける会員になるための契約金が110万円と聞き、「お金がない」と断ったが、「消費者金融に引っ越し費用と申告すれば借りられる。株のもうけで返済できる」と説得され、消費者金融2社から借金し、支払った。

気をつけよう

 新型コロナウイルスなどの影響で収入が減ったところにもうけ話を持ちかけられ、契約したがもうからないといった相談が、若い世代を中心に多数寄せられています。

 そもそも、簡単にお金を稼ぐことはできません。「誰でも稼げる」「もうかる」といった誘い文句を簡単に信用しないようにしましょう。

 たとえ勧誘してきたのが友人や知人で断りづらいと感じても、「お金がない」という断り方はやめ、「契約はしない」とはっきり伝えましょう。「お金がない」と言うとクレジットカード払いや借金を勧められてしまうかもしれません。

 借金やクレジット契約を強引に勧める業者は要注意です。「みんな借りている」などと言われても、うのみにしてはいけません。使用目的や職業、年収などについてうそを言って借りるよう指示されても、絶対に耳を貸さないでください。

 もうけ話で販売されるUSBは、購入するまでは中身が確認できないので、購入後に広告や説明と違ったというトラブルが多くなっています。内容がよく理解できないものにお金を出すのはやめましょう。

 不安に思ったら、その場で契約せず、家族や消費生活センターに相談しましょう。

 


消費者ホットライン 188(いやや!)
お住まいの地域の消費生活相談窓口につながります。


 

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