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特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」に関するお知らせ
更新日:2019年4月4日更新
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特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」とは
特定外来生物に指定されているクビアカツヤカミキリは、サクラやウメ、モモ、カキなどに産卵し、幼虫が樹木の内部を食い荒らしてしまう外来昆虫です。食害が進むと、枝が落ちたり木が倒れたりして、人がけがをする恐れがあります。また、まん延を防ぐために、薬剤を注入したり、伐採する必要があります。
これまで福岡県では確認されていませんが、2012年以降、日本国内で次々と分布を拡大し、街路樹や果樹園で被害が出ています。
クビアカツヤカミキリの基本情報
原産地
中国、朝鮮半島、ベトナムなど
形態的特徴(成虫)
・体長2.5~4センチ(触角を含まない)
・全体的に光沢のある黒色で、胸部(クビの部分)が赤色
生態
・成虫の活動時期は5月末から8月頃で、幹や枝の樹皮の割れ目に産卵します。
・クビアカツヤカミキリの幼虫は、木の内部を食い荒らし、株元に大量のフラス(糞と木くずが混ざったもの)を排出します。
・幼虫は樹木内で2~3年かけて成長し、さなぎになります。
・木の中でさなぎから成虫になると、細長い穴(脱出孔)をあけて、外に出ていきます。
写真提供:環境省(幼虫と脱出孔の写真は埼玉県環境科学国際センター)
クビアカツヤカミキリと疑われる状況を発見した場合
クビアカツヤカミキリの成虫と疑われる個体や、大量のフラスを発見した場合は、可能な範囲で写真等の記録をとり、県自然環境課または九州地方環境事務所(TEL:096-322-2413)にご連絡ください。
また、成虫を見つけた場合は、被害の拡大防止のため、逃がさず補殺するようご協力をお願いします。