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令和5年度福岡県漁港漁場整備計画
令和4年3月25日に新たな漁港漁場整備長期計画が閣議決定され、その中で「漁業関係者等にとって、地域の将来の漁港・漁場の姿を見据えた活動が可能となるよう、漁港・漁場整備の将来像の『見える化』の推進」が掲げられました。
その趣旨に沿い、福岡県内で行われている水産基盤整備事業を公表します。
漁場整備計画
・水産資源を増やすためには、海域の環境や生息する水産生物に応じた漁場づくりが必要です。
・令和5年度は、外海性の筑前海ではマダイやマアジなどの魚礁※1の設置、内海性の豊前海ではエビやカニ類のための覆砂※2や、カサゴやメバルの魚礁を整備する予定です。また、内湾性の有明海では、底質改善やアサリを始めとする二枚貝のための覆砂事業を実施する予定です。
・今後も、各海域の特性に基づき、海域の環境などに応じた漁業者のニーズに応えた漁場づくりを進めていきます。
※1 魚礁:構造物を海底に設置し、魚の隠れ場や餌となる生物が集まる場所をつくり、水産生物の増加を図るもの
※2 覆砂:底質が悪化した干潟に砂を撒くことで、底質環境を改善し、干潟に生息する二枚貝等の資源の増加を図るもの

令和5年度福岡県筑前地区漁場整備計画

令和5年度福岡県豊前地区漁場整備計画

令和5年度福岡県有明地区漁場整備計画
漁港整備計画
・福岡県では、流通の拠点となる漁港の整備、漁港施設の耐震・耐津波機能を強化する機能強化工事や長寿命化のための機能保全工事を実施しており、これらの整備を進めることで、漁業生産力の強化を図っていきます。