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「風流踊」がユネスコ無形文化遺産に登録されました!
更新日:2022年12月1日更新
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ユネスコ無形文化遺産登録(「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」への記載)に向けて提案されていた「風流踊」(ふりゅうおどり)が、11月30日(水)、無形文化遺産保護条約第17回政府間委員会において、登録決議されましたので、お知らせします。
風流踊には、福岡県からは豊前市の感応楽(かんのうがく)が含まれています。
1 名称
風流踊
2 風流踊とは
盆踊りや小歌踊、念仏踊、太鼓踊など、華やかな人目を惹くという「風流」の精神を体現し、衣装や持ち物に趣向を凝らして、笛、太鼓、鉦などではやし立て、賑やかに踊ることにより、厄災をを祓い、安寧な暮らしを願う民俗芸能です。
3 本遺産の構成
平成21年にユネスコ無形文化遺産に登録された「チャッキラコ」(神奈川県)に、本県の「感応楽」をはじめとする全国の国指定重要無形民俗文化財(41行事)を追加して拡張した遺産から構成されます。
4 感応楽とは
青壮年の楽人による躍動感のある複雑な所作、演目ごとに変化する囃子のリズムや旋律等、迫力のある非常に見ごたえのある踊りです。豊前市の大富(おおとみ)神社にて、春の神幸祭の時に隔年で奉納されており、楽を打って天地と感応するとされるため、「天地感応楽」や豊前国を代表する「国楽」とも呼ばれています。
多くの同様の風流踊の演者が青壮年から子どもへと変化している中、本来の芸態を今に伝える極めて貴重なものと評価され、国の重要無形民俗文化財に指定されました。