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福岡バイオコミュニティ ゲノム編集産業化実証ラボの開所式を行いました!
10月6日、「福岡バイオコミュニティ ゲノム編集産業化実証ラボ(以下、「実証ラボ」という)」の開所式を、久留米リサーチパークの福岡バイオイノベーションセンターで行いました。実証ラボは、福岡バイオイノベーションセンター4階に設置されます。
この実証ラボでは、ゲノム編集技術で全国的に注目を集めている九州大学の中村裕崇教授と連携し、福岡バイオコミュニティ推進会議会員を対象に、ゲノム編集に関する一般的な相談から、ゲノム編集を利用したモノづくりの試験研究や実証試験を支援します。
本県では、バイオエコノミー社会の実現に向け、「次世代創薬」「再生医療」「スマートセル」「機能性表示食品」の4つの分野を中心に、研究開発支援に加え、投資環境の整備、人材育成・人材確保等の取組を行い、「バイオコミュニティ」の形成を目指しています。この実証ラボの取組は、「スマートセル」分野における取組の一つです。
この実証ラボを拠点としてバイオ関連企業の集積が加速し、福岡バイオコミュニティの形成・発展が期待されます。
(写真)実証ラボ開所式で挨拶する江口副知事
(写真)実証ラボの説明をする中村教授
(写真)開所式における記念撮影
写真左から、原口県議、江口副知事、中村教授、原口久留米市長、田代久留米リサーチ・パーク代表取締役専務
(写真)実証ラボ看板掲出後の記念撮影
写真左から原口県議、江口副知事、中村教授、原口久留米市長、田代久留米リサーチ・パーク代表取締役専務
(写真)実証ラボ見学の様子
写真左から、原口県議、中村教授、江口副知事
(写真)開所式の様子
※挨拶及び写真撮影時は、マスクを外しています
(参考)
1.スマートセルについて
・ゲノム編集により、植物や微生物の機能を遺伝子レベルで高度に制御することで、目的とする物質の製造機能を合理的に高めた生物細胞。
・医療(遺伝子治療、再生医療等)、エネルギー(バイオエタノール等)、食料(乾燥、水害に強い作物等)など、あらゆる産業分野での活用が期待されている。
2.福岡バイオコミュニティについて
・政府は、令和2年6月に「バイオ戦略2020」を策定し、2030年に世界最先端のバイオエコノミー社会を実現するため、新型コロナウイルス感染症対策に係る研究開発等の推進や、バイオコミュニティの形成に取り組んでいる。
・福岡県バイオ産業拠点推進会議の取り組みが評価され、令和3年6月に、西日本で唯一、内閣府の「地域バイオコミュニティ」第1号に認定。
ホームページ https://www8.cao.go.jp/cstp/stmain/20210625biocom.html