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「大牟田バスハイク ~こどもエコ体験&自然かんさつ塾~」を開催しました!
「大牟田バスハイク ~こどもエコ体験&自然かんさつ塾~」を開催しました。
北筑後地域環境協議会、福岡県(こどもエコクラブ福岡県事務局)(※)、との共催で、こどもエコクラブタイアップイベント「大牟田バスハイク ~こどもエコ体験&自然かんさつ塾~」を開催しました。
※福岡県では、子どもたちの自主的な環境保全活動を応援するため、イオン九州株式会社からの寄附金を活用し、こどもエコクラブ事業を行っています。
日時:令和元年10月26日(土曜日) 9時30分から16時00分
場所:大牟田市エコサンクセンター、大牟田市延命公園
参加者数:11名
講師:ネイチャーガイド・オオムタ 自然案内人 代表 柿川 和樹 氏
≪行程≫
9時30分~ 出発
10時30分~ エコサンクセンター見学 (バス移動)
12時00分~ 延命公園 昼食
13時00分~ 自然観察会(延命公園内)
14時45分~ 延命公園発
16時00分 久留米着
こどもエコ体験
【大牟田市エコサンクセンター見学】
大牟田市エコサンクセンターは、環境に関する啓発を目的とし、環境及びリサイクルに関する市民の交流や学習を支援する「市民交流・学習センター」と、環境・リサイクル関連の技術開発や企業化支援を目的とした「産業支援センター」を併設した施設です。エコサンクセンターは、施設内での常設展示による環境学習のほか、リサイクルや自然観察会等のイベントを開催しています。
太陽光発電の学習とメガソーラーの見学、シアターでの映像学習(ゴミ問題)、常設展示室での体験型学習を行いました。
3階は、株式会社九州新エネルギー機構の教育施設が併設されており、メガソーラーの発電システムについて説明をしていただいた後、タマホーム有明メガソーラー発電所を見学しました。ここからは有明海が一望でき、海苔を養殖している風景も見ることができました。
2階では、ゴミがどんな製品に生まれ変わるのかをクイズ形式で学習し、1階では身近な環境問題が地球に与える影響をスペースシップゴミダス号に乗って体験しました。
自然かんさつ塾
延命公園は大牟田市の中心部に位置する総合自然公園で、敷地面積が約18.1haあります。園内には、体育館、野球場、プールなどのスポーツ施設や動物園などがあります。山頂にある延命配水池は上部が展望所となっており、市内が一望できます。
主に大牟田市で活躍されているネイチャーガイド・オオムタ 自然案内人の柿川和樹氏を講師に迎え、公園内で自然観察を行いました。石炭の木、木の瘤ができた訳、昆虫、小動物、野鳥やスズメバチの巣など、実物や写真などを使って説明されました。
【観察した生きもの】
(樹木・植物)メタセコイヤ(石炭の木)、クス、ドクダミ、クズ、ミズヒキ
(昆虫など) ジョロウグモ、ヤスデ、ハラビロカマキリ、アリジゴク(ウスバカゲロウ幼虫)、セミの抜け殻、ヤモリ、ショウリョウバッタ、キリギリス
(標本など) 鳥の巣、カヤネズミの巣、スズメバチの巣、球状コンクリーション
参加者の声
(保護者)
・夏休みの自由研究に良いなと思った。
・太陽光発電の先進県であることを知り驚きました。DVD体験室の展示物で、子どもたちによりわかりやすく興味深く理解できたと思います。また、これまで太陽光発電設備は数多く見たことがありましたが、今回は広大さに驚いた。
・何気なくしていることが環境悪化につながっていると、改めて考えることができた。
・親子で体験できたので楽しかったし、ごみ問題のところなど、ハッとするところがあった。
・自然の生きものが暮らす、水や土をきれいに保ちたいと思った。
(子どもたち)
・たくさんの生きものがいて楽しかったです。植物もたくさんあったのでよかった。
・ハリガネムシが、カマキリが死んで出てきていた。
体験を終えて
当日は、秋のさわやかな気候と良い天気に恵まれました。
午前は、大牟田市エコサンクセンターで、ごみ問題とリサイクル、太陽光発電についてお話を聞きながら体験学習しました。普段何気なくしていることが環境に影響を与えることや、「ごみとして生まれてくる品物はない。」というフレーズに考えさせられました。
午後の自然かんさつ塾では、植物、昆虫などの生きものを探しながら楽しく観察を行いました。子どもたちは講師から聞くお話と、実際に見た昆虫が一番印象に残ったようです。
地球温暖化やリサイクル問題など、多くの課題を抱える今日ですが、自然に触れながら私たちの身の回りの環境を見直す機会となるイベントを今後も考えていきたいと思います。
御参加いただいた皆様、御協力いただきました関係者の皆様、本当にありがとうございました!