本文
第64回福岡県新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開催しました
令和4年10月5日付けで、第64回新型コロナウイルス感染症対策本部会議(本部長:服部知事)を書面にて開催しました。
福岡コロナ警報の解除について
本県では、9月13日をもって「福岡コロナ特別警報」を解除し、「福岡コロナ警報」に移行した以降も、高齢者など重症化リスクの高い方をはじめ、県民の皆様の命と健康を守るため、医療提供体制・検査体制の充実強化に取り組むとともに、感染防止対策の徹底や医療を守るための協力をお願いしてきました。
こうした取組や県民・事業者の皆様のご協力により、本県の感染状況や病床の使用状況等は、特別警報解除時点と比べ一段と改善しています。
現在の感染状況や医療への負荷の状況について、「福岡コロナ警報」の指標等で見ると、
- 新規陽性者数の7日移動平均は、減少傾向が継続
- 病床使用率は、9月28日以降、解除の目安である20%を下回っている(10月3日:16.3%)
- 重症病床使用率は、低い水準で推移している(10月3日:1.8%)
- 重症者数と中等症者数の合計は、減少している(9月13日:248人→10月3日:80人)
といった状況です。
このため、現在発動中の「福岡コロナ警報」について、専門家の意見や市町村との協議を踏まえたうえで総合的に判断し、本日10月5日をもって解除します。
「福岡コロナ警報」の解除後も、県民の命と健康を守るため、次のような取組を進め、感染再拡大の防止を図ります。
○全数届出の対象外となる方のフォローアップ体制の整備
9月26日から全国一律で始まった全数届出見直し後も、届出の対象外となる方に、これまでどおり安心して療養生活を過ごしていただけるよう、
- 療養中に症状が悪化した時の相談対応
- 宿泊療養施設の入所受付
- 食料品等が入手困難な方への生活支援
- 自己検査で陽性となった方の陽性登録
- 療養証明に関する相談対応
の機能をまとめ、「健康フォローアップセンター」として、届出対象外となる方に案内
○重症化リスクの高い高齢者等の命を守る対策
- 市町村と連携し、ワクチン接種を促進
- 高齢者施設等職員を対象とした頻回検査(週2回)
- 高齢者施設で療養される方のため、施設からの要請に応じ、医師・看護師を派遣し、往診等を実施
- 高齢者施設の感染拡大防止策の指導のため、医師・看護師を派遣
○インフルエンザとの同時流行への備え
- インフルエンザとコロナの検査を同時に受けられる診療・検査医療機関の更なる拡充
- インフルエンザワクチンやコロナワクチンの接種促進
○ワクチン接種
- 市町村と連携し、オミクロン株対応ワクチンをはじめとするワクチンの接種を促進
- ノババックス製ワクチンの接種会場を設置し、接種を実施
○無料検査
- 感染不安を感じる無症状者を対象とした無料検査を県内600か所の検査所で継続(無料検査のページはこちら)
(主な要請)
〇県民への要請
・ ワクチン接種した方も含め、マスクの正しい着用、手指の消毒、三密の回避、換気など、基本的感染防止対策を徹底。エアロゾル感染を防ぐためにも、特に、換気を徹底
・発熱等の症状がある場合は、外出を避け、高齢者等の重症化リスクの高い方は積極的に医療機関等を受診し、検査を受検すること。重症化リスクの低い方は、抗原定性検査キット等を活用して自身で検査を行い、陽性の場合は陽性者登録センターに登録すること。
〇事業者への要請
・業種別ガイドラインを遵守すること。(特措法第24条第9項)
・飲食店や宿泊施設は、感染防止対策に取り組んでいることを客観的に示すことができる「感染防止認証マーク」の取得に努めること。
・自社の従業員に対し、自宅等で療養を行う際の医療機関の診断書や、療養期間終了後の職場復帰のための検査陰性の証明書等の提出を求めないこと。
※療養期間短縮のために従業員が撮影した検査キットの結果の画像の提出等を求めることは差支えない
※要請の詳細は以下をご参照ください。
資料1 県内における新型コロナウイルス感染症の状況について [PDFファイル/1.06MB]
資料2 「福岡コロナ警報」の解除について [PDFファイル/220KB]
資料2(別添1)感染リスクを避ける飲食店の利用について、(別添2)催物の開催制限等について [PDFファイル/2.06MB]