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第60回福岡県新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開催しました
令和4年7月6日付けで、第60回新型コロナウイルス感染症対策本部会議(本部長:服部知事)を書面にて開催しました。
福岡コロナ警報の発動について
本県の新規陽性者数は、6月下旬以降、増加傾向にあり、直近1週間の新規陽性者数は、全ての年代において増加しております。年代別では、30代以下が全体の約7割を占め、重症化リスクの高い60代以上は約1割で推移していますが、今後、感染拡大が続けば、高齢者の割合が増加し、医療への負荷が高まることが懸念されます。
増加の要因については、ワクチンの3回目接種等により獲得した免疫が徐々に弱まったことや、社会経済活動が活発となり、接触の機会が増加及びオミクロン株の新たな系統BA.5への置き換わりが進んでいるといったことが考えられます。国のアドバイザリーボードによると全国的には7月第1週時点で、約24%がBA.5に置き換わったことが推定されており、本県においても、今後BA.5への置き換わりによる陽性者数の更なる増加も懸念される状況です。
このような状況を踏まえ、三連休や夏休みを控え、人と人との接触機会が増えることが見込まれます。感染が拡大すれば医療への負荷が高まる恐れがあることから、県民・事業者の方々へ感染防止対策の確認と徹底をお願いするため、専門家の意見や市町村との協議を踏まえて総合的に判断し、福岡コロナ警報を発動することとします。
(主な要請)
5月31日に福岡コロナ警報を解除した後も、県民・事業者の皆様には、感染拡大の防止に取り組んでいただいているところであるが、今回の福岡コロナ警報発動にあたり、改めて、以下の点について、ご理解・ご協力をお願いする。
〇県民への要請
- 三密の回避、手洗い、マスク、換気など、基本的感染防止対策の徹底をお願いする。また、発熱等の症状がある場合は、外出を避け、医療機関を受診いただきたい。
なお、マスクについては、熱中症のリスクが高まるため、屋外で人と十分な距離をとれる場合には、着用は必要ない。
- 3回目の接種から5か月が経過した高齢者等の方には、早めの4回目接種のご検討をお願いする。また、ワクチン3回目接種がまだお済みでない方々についても、早めの接種をご検討いただきたい。
- 感染不安を感じる方は、現在、県内563か所で実施している無料検査の積極的な活用をお願いする。
- 外食の際には、県の第三者認証を受けた「感染防止認証店」をはじめ、業種別ガイドラインを遵守している飲食店の利用をお願いする。
〇事業者への要請
- 飲食店を含む事業者の皆様には、改めて業種別ガイドラインを確認し、その遵守をお願いする。特にこれからの季節は、エアコンの使用で窓を閉めることが多くなるため、換気の徹底をお願いする。
- 祭り、コンサート等のイベントの主催者は、規模・内容により、「感染防止安全計画」または「感染防止策チェックリスト」を作成し、換気の徹底や来場者の密集回避などの感染防止対策の着実な実行をお願いする。
- 現在の感染状況を第6波当初と比べると、新規陽性者数や病床使用率の上昇ペースは緩やかである。しかしながら、感染が今後さらに拡大すれば、医療への負荷が高まり、県民・事業者の皆様に対する更なる要請も検討せざるを得なくなる。感染拡大防止と社会経済活動の両立を図るためにも、そうした事態を招かないよう、感染防止対策の徹底をお願いする。
※要請の詳細は下記をご参照ください。
資料1 県内における新型コロナウイルス感染症の状況について [PDFファイル/1.89MB]
資料2 福岡コロナ警報の発動について [PDFファイル/139KB]
(参考)5月31日(第59回福岡県新型コロナウイルス感染症対策本部会議資料)の要請内容は下記になります。