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濃厚接触者の可能性がある方へ
濃厚接触者とは
濃厚接触者とは、新型コロナウイルス感染症患者(以下「患者」という)と近距離で接触、あるいは長時間接触し、感染の可能性が相対的に高くなっている方を指します。
判断する上で重要な要素は、「距離の近さ」と「時間の長さ」です。必要な感染予防策をせずに手で触れた場合や、換気等の感染対策を行わず、会話、飲食等した場合(大声や飛沫が飛ぶ会話を行ったなど)は濃厚接触者の疑いに該当する可能性があると考えられます。なお、患者と至近距離にいたとしても、マスクの有無、会話や歌唱など発声を伴う行動や対面での接触の有無など、「3密」の状況などにより、感染の可能性は大きく異なります。
濃厚接触者の特定及び行動制限について
現在主流であるオミクロン株においては、感染 、伝播性が高いことから、濃厚接触者が急増しています。 その全てに一律の対応を行うことは、保健所機能そして社会経済活動への影響が非常に大きいため、濃厚接触者の特定については、患者等の発生場所等に応じて以下のとおりとします。
1.同一世帯内で感染者が発生した場合
・同一世帯内のすべての同居者を濃厚接触者とし、外出自粛等の行動制限を要請します。
・原則として、保健所による行政検査は実施しませんが、保健所の判断によりハイリスク者(免疫抑制状態にある者、抗がん剤投与中である患者)等に対し、必要に応じて実施します。
2.事業所等(以下3及び4に示す施設を除く)で感染者が発生した場合
・濃厚接触者の特定は実施せず、行動制限も求めません。
・ ただし、陽性者とマスクの着用等を行わず、会話や飲食等した者(大声や飛沫が飛ぶ会話を想定)など、濃厚接触者に該当する可能性がある者は、濃厚接触者の待機期間に準じた一定期間の外出自粛や検査の併用など、自主的な感染拡大防止対策を行ってください。
3.ハイリスク施設で感染者が発生した場合
・ 保健所による濃厚接触者の特定を実施します。
4.保育所、幼稚園、学校等※1で感染者が発生した場合
・各事業者(施設管理者等)において、濃厚接触者に該当する可能性がある方を特定する場合は、チェックシート(県ホームページに掲載※2)等を参考に、濃厚接触者に該当する可能性がある方を特定し、自宅待機等の感染対策の徹底をお願いします。(※3)
※1 「保育所、幼稚園、学校等」には、認定こども園、小学校、義務教育学校、特別支援学校、放課後児童クラブ等が含まれる。
※2 学校等における濃厚接触者に該当する可能性がある方のチェックリスト
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/covid19-checklist.html
※3 濃厚接触者に該当する可能性がある方の特定及び行動制限の実施については、所管の部局(都道府県又は保健所設置市の保健衛生部局と市町村の児童福祉部局、都道府県及び市町村の教育委員会又は都道府県の私立学校主管部局)にご確認ください。
5.その他
・原則として濃厚接触者に該当するか否かについては個人で判断してください。ご不明な点がある場合は、管轄の保健所に相談してください。
(参考)濃厚接触者の特定及び行動制限の実施方針
濃厚接触者に該当する方
○症状がある場合
かかりつけ医や診療・検査医療機関に受診の相談をしてください。
受診にあたっては、「陽性者と接触があった」ことを事前に連絡した上で受診してください。
受診にかかる費用は受診する医療機関にご確認ください。
※ かかりつけ医がいない場合は、下記にご相談ください。
福岡県新型コロナウイルス感染症一般相談窓口(092-643-3288 24時間対応)
○症状がない場合
下記の濃厚接触者の待期期間を参考に自宅で待機してください。
そのほか上記対応にご不明な点がある場合には、管轄の保健所にご相談ください。
濃厚接触者の待機期間について
待機期間は、患者の発症日(無症状病原体保有者の場合は検体採取日、以下同じ)又は当該陽性者の発症等により住居内で感染対策を講じた日のいずれか遅い方を0日目として、5日間(6日目解除)とします。また、2日目及び3日目の抗原定性検査キット(薬事承認済み、費用については自費もしくは事業者が負担)を用いた検査で陰性を確認した場合は、社会機能維持者か否かに関わらず、3日目から解除となります。なお、これらの場合の解除の判断については保健所への確認は不要です。
ただし、一定の発症リスクがありますので、7日間が経過するまでは、検温など自らによる健康観察を行うこと、高齢者や基礎疾患を有する方(ハイリスク者)との接触を控えることや医療機関、高齢者施設、障がい者施設への不要不急の訪問を控えること、感染が広がりそうな場所の利用等を避けるなどの感染対策を徹底してください。なお、有症状の場合で、症状軽快から24時間経過後又は無症状の場合には、外出時や人と接触する際は短時間とし、公共交通機関を利用しないこと、外出時や人と接する際に必ずマスクを着用するなど、自主的な感染予防行動を徹底することを前提に、食料品等の買い出しなど必要最小限の外出を行うことは差支えありません。