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新型コロナウイルス感染症の後遺症について
新型コロナウイルス感染症の後遺症について
新型コロナウイルス感染症の後遺症については、様々な症状が見られる場合がありますが、その原因はいまだ明確になっていません。
厚生労働省では、後遺症について、以下のような説明がなされています。
(出典:厚生労働省「新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)」(新しいウインドウで開きます))
新型コロナウイルス感染症になった後、治療や療養が終わっても一部の症状が長引く人がいることが分かってきております。
長引く症状(いわゆる後遺症)については、令和3年6月16日に以下の様に3つの研究班から報告されており、詳細は参考からご確認頂けます。
今後も引き続き研究を進め、新たに分かってきた情報については順次明らかにして参ります。
・2020年9月~2021年5月にCOVID-19で入院した中等症以上の例において、退院3ヶ月後に肺CT画像上で何らかの画像所見があった者は353例中190例、肺機能検査の結果では肺拡散能(DLCO)が障害されやすい、自覚症状はとして筋力低下と息苦しさは明確に重症度に依存
・2020年1月~2021年5月にCOVID-19 PCR検査もしくは抗原検査陽性で入院した症例のうち、診断後6ヶ月経過した246例において症状が残っている人の割合は、疲労感・倦怠感21%、息苦しさ13%、睡眠障害・思考力や集中力低下11%、脱毛10%、筋力低下・頭痛・嗅覚味覚障害9%
・2021年2月~2021年5月に病院入院中、ホテル療養中の無症状・軽症・中等症のCOVID-19患者(20歳~59歳)の参加希望者において、1か月後までの改善率は嗅覚障害が60%、味覚障害が84%であり多くの味覚障害例は嗅覚障害に伴う風味障害の可能性が高い
(参考)厚生労働科学特別研究事業
「COVID-19後遺障害に関する実態調査(中等症以上対象)」等
第39回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード資料(R3.6.16) [PDFファイル/2.06MB]
第86回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード資料(R4.6.1)[PDFファイル/1.32MB]
県では、新型コロナウイルス感染症の後遺症にお悩みの方に対して、症状に応じ医療機関の紹介などを行う「後遺症診療相談窓口」を設置をしています。「後遺症診療相談窓口」へのリンクはこちら(後遺症診療相談窓口)です。