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バリアフリートイレに設置する呼出しボタン等の整備不良について(注意喚起)
更新日:2022年3月7日更新
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令和3年6月7日、東京地下鉄株式会社の日比谷線八丁堀駅構内のバリアフリートイレ内で倒れている利用者が発見され、その後死亡が確認された事象が発生しました。本事象発生後、同社が当該トイレの状態を確認したところ、以下の状況が判明しています。
- 呼出しボタン(通報装置)のブレーカーが切状態となっており、ボタンが押されても駅事務所に通報されない状態となっていた(実際に押されたかは不明)
- トイレ内に30分以上在室した場合にこれを駅事務室へ警報するためのケーブルが繋がっていなかった(当該利用者は入室後約7時間後に発見された)。
- 2012年6月の当該トイレ供用開始前の機能確認、及び供用後の定期的な機能確認が行われていなかった
バリアフリートイレに設置される呼出しボタンは、高齢者や障がい者等がトイレを利用する際に、トイレ内で緊急的な事態が生じたことを外部に知らせるための大切な設備です。
つきましては、建築物に設置されるバリアフリートイレにおける同様の事案の発生を防止するため、建物所有者様、管理者様におかれましては、日常的に維持管理、点検を適切に行っていただきますようお願いいたします。
【国土交通省事務連絡】バリアフリートイレに設置する呼出しボタン等の整備不良について(注意喚起) [PDFファイル/378KB]