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花壇生産者向けの栽培技術向上研修会開催
更新日:2021年8月18日更新
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朝倉普及指導センター管内は花壇用苗物の生産が盛んな地域で、JA筑前あさくら鉢花部会花壇苗研究会や個人生産者が主にホームセンターや園芸専門店向けに出荷しています。管内の花壇用苗物生産では、病害虫による出荷数量の低下が課題としてあるため、普及指導センターでは、8月5日に花壇用苗物生産者を対象に効果的な防除方法や緑色LED防蛾灯を用いたヤガ類被害軽減方法等に関する栽培技術向上研修会を開催しました。
研修会では、花壇用苗物における農薬のローテーション、予防散布を中心とした優良事例や農薬の薬害事例などを紹介しました。さらに、ヤガ類の食害が問題となっているため、ヤガ類の飛来抑制や産卵防止効果のある緑色LED防蛾灯の生育への影響や導入時の費用などを算出してその導入効果について報告しました。
参加した10名の花壇用苗物生産者からは、「農薬ローテーションは次期作に向けて検討したい」「緑色LED防蛾灯の導入を検討するために試験をしたい」などの声が聞かれました。
普及指導センターは引き続き、効果的な防除方法について情報提供を図り、花壇用苗物の安定生産に向けた支援を取組んでいきます。